Google検索に新しく導入された「AIモード」は、従来の検索体験を大きく変えようとしています。複雑な質問にも対話形式で答えをまとめてくれるため、知りたい情報を短時間で把握できるのが特徴です。
現在では検索結果の表示構造やクリック行動に変化が見られ始めており、Webサイト運営者やSEO担当者にとって無視できない存在になりつつあります。
この記事では、Google検索のAIモードの基本的な仕組みや使い方を解説しながら、従来の検索との違いやSEOへの影響についても整理します。
AIモード時代において、どのようなコンテンツや戦略が求められるのか。どう備えるべきかを一緒に考えていきましょう。

宍戸 僚
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更新履歴
2026年1月8日
よくある質問の内容を更新しました。
Google検索のAIモードとは?

Google検索のAIモードとは、検索結果ページ内で生成AIが対話形式で回答してくれる機能のことです。2025年5月20日より米国で先行提供が始まりました。
日本では2025年8月21日より英語での提供がスタートし、2025年9月9日から日本語でも使えるようになっています。(参考:Google Japan Blog|Google 検索における「AI モード」を日本語で提供開始)
従来の検索のように検索クエリ(キーワード)を入力する必要はなく、自然な質問で調べられるのが特徴です。
例えば、AIモードについて調べる場合は、次のように入力すればAIがまとめて答えてくれます。

質問例
AIモードって何?どんなことができるの?使い方も教えて!
AIモードの仕組み
AIモードでは、複数の要素を含む複雑な質問に対し、Googleの生成AI「Gemini」が包括的で整理された回答を生成します。
回答には参照元へのリンクが明示され、情報源を簡単に確認できる点が特徴です。画像やYouTube動画なども情報源として提示されることがあります。
この仕組みを支えているのが「クエリファンアウト」と呼ばれる技術です。
ユーザーの質問を複数のサブトピックに分解し、それぞれを同時に検索します。得られた情報を統合することで、多角的な回答を生成する仕組みです。
例えば、次のような複雑な質問にも対応できます。

複雑な質問例
子供が3人いる5人家族で、東京駅から大阪まで2泊3日で旅行したい!USJを絶対含めると、どんなプランがある?いくらくらいかかるかも知りたい。
この質問に対して、AIモードは以下の要素を網羅した回答を生成します。
- USJを含めた旅行プランの提案
- 各観光スポットの詳細情報
- 家族5人分の料金の目安と合計金額
- マップによる行程の可視化
各観光スポットの詳細が、1日目・2日目といったプランに沿ってまとめられています。

回答の最後には、各観光スポットの場所が一目でわかるようにマップでわかりやすく示されていました。

AIモードは参照元へのリンクを明確に提示しているため、情報源を確認しやすい点が特徴です。
しかし、ほかの生成AIと同じように、誤った情報が含まれる可能性もゼロではありません。情報の正確性は必ず確認しましょう。
利用できる主な機能
Google Japan Blogの公式発表をもとに、AIモードで期待されている主な機能を整理します。
ただし、日本国内で利用可能な機能と、今後導入予定・試験運用中の機能がある点に留意してください。
| Deep Search | 複雑なトピックやニッチなテーマの質問に対し、より深い調査を行い、包括的な回答を生成する機能 |
|---|---|
| ライブ検索機能 | カメラや音声を使い、その場で見えているものや聞こえているものについてリアルタイムで対話形式で質問できる機能 |
| エージェント機能 | チケット購入やレストランの予約のような時間のかかるタスクを代行してくれる機能 |
| AIショッピング機能 | 商品の探索から比較検討、絞り込みまで、買い物におけるあらゆる段階を効率化し、サポートしてくれる機能 |
| パーソナライズ機能 | 過去の検索履歴に基づいて、ユーザーの興味や好みに合った情報や提案をしてくれる機能 |
| カスタムチャート・グラフの作成 | 複雑なデータを分析し、図表やグラフで結果を提示する機能 |
日本で使える機能が増えれば、AIモードの価値や利便性がさらに高まり、より多くのユーザーに受け入れられるでしょう。
AIモードとAI Overviews(AIによる概要)の違い

AIモードは、検索結果内で生成AIと対話しながら複雑な質問に答えてもらえる機能です。旅行プランを組み立てたり、特定の目標を達成するためのステップを整理したりと、実践的で深い検索ができます。
一方でAI Overviewsは、従来の検索結果ページに追加される形でAIが要約を自動生成する機能です。「AIによる概要」として表示され、会話のやりとりはできません。
現在は、AI Overviewsの下部に「AIモードでさらに詳しく」というリンクが表示され、必要に応じて対話型の検索に切り替えられるようになっています。

さらに、AI Overviewsが表示されない検索クエリでも、AIモードならあらゆる質問への対応が可能です。

Google検索におけるAIモードの使い方

AIモードは、シンプルで誰でも使いやすい機能です。基本的な使い方を紹介します。
- AIモードにアクセスする方法
- AIモードに質問する方法
- 質問履歴を確認する方法
- 従来の検索に戻る方法
1. AIモードの開き方
AIモードにアクセスする方法は、以下の3パターンです。
(1)ダイレクトで使う
https://google.com/aiにアクセスすれば、すぐにAIモードを使えます。
「ここから始まるAIモード」と大きく書かれた画面が目印です。

(2)通常の検索から切り替える
https://www.google.com/で通常の検索を行い、必要に応じてAIモードに切り替える方法です。
上のタブから簡単に切り替えられます。

(3)アプリからアクセスする
Googleアプリからアクセスする場合は、AIモードのボタンを押せば簡単に切り替えられます。
2. AIモードに質問する方法
「ここから始まるAIモード」という画面から直接質問するときは、「質問する」というバーの部分に入力します。
テキスト、音声で質問できるのが特徴です。画像やファイルのアップロードも行えます。

複雑な質問をしたい場合はダイレクトでAIモードにアクセスするなど、目的に合わせて通常の検索と使い分けるとよいでしょう。
3. 質問履歴を確認する方法
AIモードの履歴は、左側の時計のマークから確認できます。共有や削除を行うことも可能です。

ただし、履歴はGoogleにログインしていないと確認できません。シークレットモードでは使えない点に注意しましょう。
4. 従来の検索に戻る方法
AIモードから従来の検索結果に戻る場合は、画面上部の「すべて」のタブを押すと切り替えられます。

画像や動画などに絞って検索したい場合も同様です。
AIモードが従来のGoogle検索(SEO)に与える影響

AIモードの登場により、ユーザーの検索体験は大きく変わりつつあります。これまでSEOによって安定した流入を確保していたメディアも、その影響を避けることはできません。
具体的にAIモードが従来のGoogle検索にどのような変化をもたらしているのか、詳しく見ていきましょう。
- AIモードをデフォルトで使用する人の増加
- ゼロクリック検索の増加
- トラフィックと収益の減少
1. AIモードをデフォルトで使用する人の増加
AIモードを利用するユーザーは増えつつあります。今後、デフォルトで使用する人がより増えていくでしょう。
これは、対話形式で質問できるAIモードの使いやすさが、従来の検索体験を大きく上回ることが理由です。
従来のように検索窓からキーワードを入力して情報収集する人は、今後減少していく可能性があります。
しかし、検索画面の1番上のタブにAIモードが追加されたことで、「使いにくくなった」「押し間違えて困る」といった声も散見されるのが現状です。AIモードやAI Overviewsを避け、従来の検索画面を利用したいというユーザーも一定数存在します。
AIモードが普及しても、従来のSEOの需要が完全になくなるわけではありません。
ユーザーが自ら深く情報を探索したい場合や、信頼性の高い情報源を求める場面では、従来の検索結果が依然として重要な役割を果たすでしょう。
2. ゼロクリック検索の増加
AIモードで回答が提供されることで、ユーザーが結果をクリックせずに、提供された回答だけで検索を完了する「ゼロクリック検索」がさらに増加すると考えられています。
これは、AI Overviewsが登場したときからSEOへの大きな影響として指摘されてきた課題です。AIモードで情報源となる参照リンクが表示されても、回答でユーザーの検索意図が満たされればクリックされません。
実際にSemrushが行った調査によると、米国でAIモードが導入されてから2か月間の分析では「AIモードのゼロクリック検索率は約93%にも達する」と報告されています。(参考:Semrushブログ|Google AIモードの早期導入とSEOへの影響)
つまり、AIモードからクリックされるケースはごくわずかということです。
ちなみに、AIが表示されない従来の検索でのゼロクリック率は約34%、AI Overviewsが表示される場合は約43%でした。日本での利用データはまだ少ないものの、AIモードから大きな流入を見込むのは難しいでしょう。
ただし、調査結果からは、検索クエリが長く複雑になるほどAIモードが選ばれる傾向があることも示されています。
比較的シンプルな検索では従来の検索が依然として重要であるため、SEOへの配慮は引き続き欠かせません。
3. トラフィックと収益の減少
AIモードの使用率上昇やゼロクリック検索の増加を考慮すると、トラフィック(アクセス数)と収益の減少は多くのメディアで避けられない課題となっています。
AIモードの普及後も、引き続きSEOへの配慮は必要です。しかし、コンテンツ制作やキーワード選定の難易度はさらに上がります。
こうした状況に対応するには、ユーザーの検索意図をより深く理解し、AIモードの回答では得られない独自性や専門性の高い情報を提供することが重要です。
これまでSEOを中心に集客してきた企業にとっては、AIモードの登場がマーケティング戦略を見直す大きな転機になるでしょう。
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自社サイトのAI流入状況と今後の対策を知りたい場合は、お気軽にご相談ください。
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AIモードに参照されやすくなる4つのポイント

AIモードが登場したからといって、すぐに特別な対策が必要になるわけではありません。
しかし、AIモードを含むさまざまなAIツールの影響で、従来のSEOだけで成果を上げる難易度は確実に高まっています。
新たな流入元としてAIモードからの参照が期待できるため、今からできる対策を押さえておきましょう。
ここでは、AIモードに参照されやすくなるためのポイントを紹介します。
- AIが参照しやすい形式でコンテンツを制作する
- 関連性の高いコンテンツを強化する
- サイテーションの獲得を強化する
- 動画コンテンツを強化する
1. AIが参照しやすい形式でコンテンツを制作する
検索エンジンを意識したSEOライティングに加え、AIが参照しやすい形式で文章を整理することがポイントです。
AIは情報の構造や見出しを重視して回答を生成するため、整理された記事ほど参照されやすくなります。
具体的には、以下のポイントを押さえて記事を制作してみてください。
- 結論ファーストでまとめる
記事の冒頭や見出し直下で、問いに対する答えを最初に示す - セクションごとに情報を整理する
情報をわかりやすく整理し、見出しを設定して段階的に伝える - 箇条書きや表を活用する
HTMLタグを適切に使い、要点を明確に示す - コンテンツの整合性を図る
サイト全体で用語や表現を統一し、読みやすさを保つ - Q&A形式でまとめる
「FAQPage」の構造化データをセットで実装し、AIや検索エンジンが情報を理解しやすくする
こうした対応は、AIモードだけでなく、生成AI全般への配慮やLLMO対策としても有効です。


2. 関連性の高いコンテンツを強化する
AIモードに参照されるには、特定のトピックについて関連性の高いコンテンツを網羅的に提供することを心がけましょう。関連性の高いコンテンツを充実させることで、特定の検索クエリに対してAIに参照されやすくなります。
例えば「Webライター 始め方」というクエリで調べると、私たち株式会社Webライタープロが運営するメディア「Webライターのすゝめ」がAI Overviewsに表示されます。
参照リンクを見ると、特に「Webライターの始め方」に関連する記事が集中して採用されている様子が確認できました。
AI Overviewsでは、検索順位が高いページや代表的な記事が参照リンクに選ばれる傾向があります。

一方、AIモードは質問に含まれる複数の要素を分解し、それぞれに関連性の高い情報を選び出す仕組みです。
AIモードとAI Overviewsでは回答生成のロジックが異なるため、参照のされ方も違ってきます。
タブをAIモードに切り替えると、「Webライターの始め方」以外の記事も参照リンクとして表示されていました。

このことから、関連するトピックごとに専門性の高い記事を複数用意しておくことで、AIモードに参照される可能性が高まることがわかります。1つの記事に頼るのではなく、テーマ全体をカバーすることがポイントです。
なお、コンテンツ制作に課題を抱えている場合は、ぜひ「AI流入最適化プロ」にお任せください。豊富な実績をもとに、SEOとAIに配慮した記事制作を行います。
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3. サイテーションの獲得を強化する
AIモードに参照されやすくなるためには、サイテーションを積極的に獲得することが効果的です。
サイテーションは、商品やサービス、ブランド、メディアなどが、ユーザーや他のメディアから自然に言及されることを指します。検索エンジンやAIは、サイテーションを評価の重要な要素として見ています。
例えば、弊社の沖ケイタが提供するWebライター講座「Writing Hacks(ライティングハックス)」は、SNSやメディアで多く取り上げられています。受講生が講座に関する情報を投稿してくれる仕組みにより、自然にサイテーションが蓄積されることもその一因です。
実際に「Webライター初心者におすすめの講座は?」とAIに質問すると、AIモードを含む多くのAIツールで「Writing Hacks」が紹介されます。

サイテーションを増やすことは、AIに参照されやすくなるだけでなく、ユーザーからの指名検索の増加や、ブランドそのものの信頼性向上にもつながります。
4. 動画コンテンツを強化する
AIモードは、ユーザーの質問に対し、YouTube動画を回答の一部として表示することがあります。特に、手順の解説や視覚的な情報が重要な質問で多く見られる傾向です。
動画は参照リンクとして表示されるだけでなく、回答の中で直接再生できる形で埋め込まれることもあります。
この露出度の高さは、テキストコンテンツとは比較にならないほどの大きなインパクトとトラフィック獲得の機会を生み出すでしょう。

動画との相性が良いジャンルなら、YouTubeなどの動画プラットフォームを強化することも、AIモードからの露出を増やすための効果的な施策の一つとなります。
Google検索のAIモードに関するよくある質問と回答

Google検索のAIモードに関するよくある質問と回答を紹介します。
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