SEO記事をWebライターに依頼するときの費用は、スキルや対応範囲、ジャンルなどによって異なります。自社で直接依頼する場合は、実績の見極めが難しいため注意が必要です。
値段の安さだけでライターを選ぶのは絶対にやめましょう。
この記事では、Webライターの選定をスムーズに行えるように、以下について詳しく解説します。
- 直接依頼する場合の報酬形態と値段
- 値段を決める3つの要素
- Webライターに依頼する方法
- 採用時に確認すべき5つのポイント
- 依頼前にやっておくべき3つのこと
100人以上のWebライターが在籍する弊社の経験に基づいてまとめました。
弊社は2ヶ月間の研修をクリアしたWebライターのみが在籍しています。専門性の高いジャンルに特化した執筆が可能ですので、SEO記事の制作でお悩みの方は「株式会社Webライタープロ」までお気軽にご相談ください。
沖ケイタ
- 株式会社Webライタープロ取締役
- 100名の精鋭Webライター集団「Webライタープロ」運営
- 納品記事数20,000記事、納品文字数10,000,000文字超え
- お取引業者様100社超え(上場企業含む)
SEO記事をWebライターに直接依頼する場合の報酬形態と値段の目安
1. 文字単価
2. 記事単価
3. 時間単価
1. 文字単価
文字単価は「1文字○円」で依頼する方法です。WebライターにSEO記事を依頼する際に、もっとも多い報酬形態になります。
Webライターに合わせて単価を設定しやすい反面、文字数が増えるほど支払う金額が増えるのがデメリットです。
レベルやスキルで分類した場合の目安は、以下を参考にしてみてください。
文字単価 | レベル | 主な特徴 |
---|---|---|
1円未満 | 超初心者 | ・勉強を始めたばかり (全然学ぼうとしない人もいるので注意) |
1円~2円 | 初心者~ 中級者 | ・SEOの基礎を理解している ・WordPress入稿に対応できる人が多い |
3円~5円 | 中級者 | ・特定のジャンルに詳しい ・SEOへの理解が深い ・専門性の高い資格保有者 ・構成の作成がほぼ問題なくできる |
5円以上 | 上級者 | ・特定ジャンルにおいて高度な知識がある ・難易度の高い資格保有者 ・編集やディレクションにも対応できる |
文字単価の違いによって支払う金額が大きく変わってくるため、予算を考慮して決めましょう。
例:5000文字の記事を月に10記事執筆した場合
文字単価 | 1記事の報酬 | 1ヶ月に支払う報酬 |
---|---|---|
0.5円 | 2500円 | 25,000円 |
1.0円 | 5000円 | 50,000円 |
1.5円 | 7500円 | 75,000円 |
2.0円 | 10,000円 | 100,000円 |
3.0円 | 15,000円 | 150,000円 |
ただし、予算が少ないからといって安い金額で募集をすると、超初心者で「なんとなく始めてみた」というレベルのライターが集まる可能性があります。
一概には言えませんが、一定のスキルがあるWebライターに依頼したいなら、最低でも文字単価2円前後を目安にするとよいでしょう。
2. 記事単価
記事単価は「1記事○円」で依頼する方法です。最初から金額が明確になっているため、Webライターに支払う金額が把握しやすくなります。
その反面、最初に文字数の目安を決めておかないと、Webライター側が損をした気持ちになる可能性があるため注意が必要です。1記事10,000円の場合、3000文字と8000文字の記事では労力が違います。
記事単価でSEO記事の値段を設定するときは、文字単価を基準として、おおよその文字数を決めてから目安となる金額を算出するとよいでしょう。
文字数の目安を5000文字とした場合、以下のように計算します。
例:文字単価2円×約5000文字=10,000円
→記事単価:10,000~13,000円
アイキャッチ画像の作成やWordPressへの入稿など、必要となる作業を考慮した金額を設定しましょう。
3. 時間単価
時間単価は「1時間○円」で依頼する方法です。パートやアルバイトと同様の働き方として考えてください。
時間単価のメリットは、記事単価同様、Webライターに支払う金額を把握しやすいことです。作業量に左右されず、安定して稼ぎたいWebライターが記事単価での働き方を好む傾向があります。
求人サイトで調べてみたところ、時給1200円~2000円ほどの募集が多くありました。SEO記事の相場といえるでしょう。
なかには時給3000円ほどの募集もありましたが、専門性の高いジャンルかつ、Webディレクターとしての募集です。
一般的な条件で募集する場合は、パートやアルバイトとそれほど変わりません。
SEO記事の値段を決める3つの要素
1. Webライティングのスキル
2. 専門性の高さ
3. 業務の対応範囲
1. Webライティングのスキル
Webライターに支払う金額は、Webライティングのスキルが大きなベースになります。
Webライターは未経験でも始めやすいことから、副業としても人気のある仕事です。しかし、最低限の知識を身につけずに始める人も多いため、スキルには大きな差があります。
文字単価 | レベル |
---|---|
1円未満 | 超初心者 |
1円~2円 | 初心者~中級者 |
3円~5円 | 中級者 |
5円以上 | 上級者 |
初心者のほうがコストをかけずに依頼できますが、大幅な修正を覚悟しなくてはなりません。
そう考えると、多少のコストをかけてでも、中級者以上のWebライターを採用したほうが成果につながる可能性が高いのです。
ただし、ジャンルとの相性もあるため、文字単価が高いからといってイメージ通りの記事を仕上げてくれるとは限りません。
直接採用する場合は、スキルの見極めが難しいところです。
なお弊社では、指定の研修をクリアしたWebライターのみがSEO記事を執筆します。スキルの見極めや値段の設定に課題を感じている方は、ぜひ「Webライタープロ」までお気軽にご相談ください。
2. 専門性の高さ
専門性の高いジャンルほど、Webライターに支払う金額が高くなります。難易度の高い資格保有者を執筆者や監修者として採用する場合は、文字単価5円~15円、もしくはそれ以上になることもあるでしょう。
なかでも医療や法律、金融、不動産など、人々の健康や生活に関わるジャンル(YMYLジャンル)は、どれだけ信頼性の高い記事を制作できるかが重要です。
誰が発信しているかも重視されるため、値段が高くなるのは仕方のないことだともいえます。
また、専門性の高さは経歴や保有資格だけでなく、趣味や特技、今までの経験も関わる部分です。
近年のSEOでは、一次情報を伝えられる独自性の高い記事ほど、高く評価される傾向があります。
場合によってはライティングスキルよりも、Webライター自身の一次情報を優先して金額を決めることがあるのです。
- アウトドアが大好き
- 毎週ゴルフを楽しんでいる
- サッカーのコーチをしている
- 5年以上介護をしている
- 10年以上製造業に携わっている など
特定のジャンルに特化したWebライターも多いため、該当するジャンルで探してみるとよいでしょう。
3. 業務の対応範囲
SEO記事の制作に関わる業務の対応範囲も、値段を決める要素の1つです。どこまでの業務を依頼するのかを決めたうえで、対応できるWebライターに依頼しましょう。
依頼する業務が増えるほど、支払う金額も増えていきます。
- WordPressへの入稿
- アイキャッチ画像の作成
- 図解の作成
- 写真撮影
- 編集業務への対応
- ディレクション業務への対応
- SEO記事の分析
また、SEO記事以外の取り組みも検討している場合は、他にどんな業務に対応できるのかまで確認しておくと安心です。
取材やLP制作、メルマガなど、必要なときにまとめて仕事を依頼できます。
WebライターにSEO記事を依頼する3つの方法
1. クラウドソーシングで募集する
2. SNSで探す
3. 求人サイトで募集する
1. クラウドソーシングで募集する
クラウドソーシングとは、企業や個人がインターネット上で不特定多数の人に仕事を依頼できるサービスのことです。
以下のようなメリットがあります。
- すぐにライターが集まる
- 過去のレビューが見られる
- 募集をかけるときに費用がかからない
比較的安くWebライターを探せる反面、匿名で利用できるため、急に音信不通になる人もいるのがデメリットです。プロフィールで実績や評価を見られますが、評価が高いから優秀とは限りません。
また、未経験者はクラウドソーシングから仕事をスタートすることが多く、超初心者レベルの人も多数います。
依頼者が仕事を募集するだけでなく、Webライターに直接オファーすることも可能です。まずはどんな人がいるのかを見てみるとよいでしょう。
Webライターの利用者が多い、以下のクラウドソーシングに登録してみることをおすすめします。
クラウドソーシングでライターを募集するコツは、弊社のYouTubeでも解説しているのでご覧ください。
2. SNSで探す
SNSでWebライターを探す場合は、主にX(Twitter)の利用がおすすめです。Webライター専用のアカウントを開設している人が多く、探しやすさがあります。
SNS経由でWebライターとつながる場合は、直接契約として依頼する形式がほとんどです。クラウドソーシングと違い、請求書や支払いの管理などにも対応する必要があります。
その分、責任感のあるWebライターが多い印象です。
3. 求人サイトで募集する
求人サイトの利用は、正社員・業務委託・アルバイトなど、希望する雇用形態で募集したい企業に適しています。時間単価で募集したい場合におすすめです。
なかでも以下の2つはWebライターの募集が活発なので、どんな風に募集しているのか見てみるとよいでしょう。
Webライターの採用前に確認すべき5つのポイント
1. コミュニケーションの取りやすさ
2. 過去の実績とジャンル
3. SEOへの理解の深さ
4. 1ヶ月あたりの納品数
5. SNSアカウント
1. コミュニケーションの取りやすさ
Webライターとのやり取りは、テキストでのコミュニケーションが中心です。ストレスなく、スムーズにコミュニケーションが取れるかを重視しましょう。
基準として、24時間以内に返信が必ず来る人を選ぶことをおすすめします。たとえ副業だとしても、責任感を持って取り組んでくれるかが重要です。
不安な場合は、採用前にオンラインミーティングで事前確認を行うのもよいでしょう。顔合わせをしておくことで、信頼関係を構築しやすくなります。
Webライターとのコミュニケーションを取る際に意識することは、弊社のYouTubeでも解説しているのでご覧ください。
2. 過去の実績とジャンル
Webライターのほとんどが、自分の経歴や実績などをまとめたポートフォリオを用意しています。採用前に必ずチェックしましょう。
その際、過去の実績とジャンルを見ることが重要です。依頼したいジャンルと同様のジャンルで実績があると、安心して依頼できます。
ただし、実績として掲載されている記事を確認するときは注意が必要です。編集者やディレクターの手が加わっている可能性が高いため、本来のスキルを判断できません。
Webライター自身のブログ記事やサンプル記事を見せてもらうか、事前にテストライティングを実施して実力を確認することをおすすめします。
3. SEOへの理解の深さ
正直、SEOの基礎知識はあるものの、理解が深いWebライターはなかなかいません。上位表示を目指すなら、SEOへの理解の深さも重視して選びましょう。
具体的には、以下の項目をチェックするのがおすすめです。
- ブログ運営をした経験があるか
- アフィリエイトで収入を得た経験があるか
- どんなツールを使って分析していたか
ただブログ経験があるだけだと、ブログで全然稼げないからWebライターになったという人もいます。
自分の力で順位を上げて、収益化に成功した経験がある人のほうがSEOへの理解が深いといえるでしょう。現在進行形でブログを継続している人ほど、最新のSEOへの理解があるはずです。
それにプラスしてWebライティングのスキルがあれば、自社のメディアに貢献してくれるでしょう。
4. 1ヶ月あたりの納品数
1ヶ月あたりの納品数も事前に確認しておくべき部分です。
1ヶ月で10記事ほしいのに、採用して「5記事しか書けない」と言われたら、もう1人追加で探さなければいけません。
突然やめてしまうリスクまで考慮して、最初から5記事執筆できる人を2人採用したほうがよいでしょう。
5. SNSアカウント
SNSで募集する場合は、普段どんな発信をしているのか見てみるのがおすすめです。
「やめたい」「しんどい」といったネガティブな発言が多かったり、クライアントに対する愚痴を言っていたりする人は採用しないのが賢明です。仕事を依頼するうえで信頼できません。
普段の発信やプロフィールを見て、信頼できる相手であるか見極めましょう。
SEO記事を依頼する前にやっておくべき3つのこと
1. 業務の範囲を明確にしておく
2. マニュアルを作っておく
3. 業務委託契約書を用意しておく
1. 業務の範囲を明確にしておく
Webライターに依頼する業務を決めておきましょう。
- 構成作成
- 執筆
- 入稿
- 画像の選定
- 画像の作成
WordPressの操作ができない人もいるため、より多くの業務を依頼したい場合は注意が必要です。対応可否を確認したうえで依頼をしましょう。
2. マニュアルを作っておく
SEO記事の質を担保するうえで、マニュアル作りがかなり重要です。品質にバラつきが出ないようにメディアのトンマナを定め、以下のルールを決めておきましょう。
- 表記ルール
- 引用ルール
- 訴求方法
- 文字装飾のルール
- 画像のルール
また、納品方法や文字数のカウント方法、支払い日など、案件に関する概要をわかりやすくまとめておくと安心です。
双方で誤解が生じないようにするためにも、事前に用意しておくことをおすすめします。
3. 業務委託契約書を用意しておく
Webライターと直接契約する場合は、業務委託契約書を交わしましょう。法律で義務付けられているわけではありませんが、トラブルの回避に役立つ重要な書類です。
業務内容や記事の著作権、損害賠償についてなどを明確にしておくことで、万が一トラブルが生じた場合でも法的に保護されます。
インターネット上で検索すればライター向けのテンプレートが見つけられるため、事前に作成しておきましょう。
SEOでの課題があるなら記事制作会社への依頼がおすすめ
SEO記事をWebライターに依頼する前に、自社の課題を明確にすることが重要です。
弊社に記事制作のご相談をいただくなかで、話を聞いてみたら実は基本的なSEO対策から見直す必要があったというケースもよくあります。
そういった場合は、編集プロダクションやSEO会社に依頼したほうが効果を感じられるでしょう。
勘違いしている人も多いのですが、SEO記事を増やせば検索上位を獲得できるわけではありません。キーワード選定が適切にできていない状態でWebライターに依頼すれば、結果的に損をしてしまう可能性があります。
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