オウンドメディアを作るだけなら誰でもすぐにできます。しかし、事前準備をせずに立ち上げた結果、期待する効果を実感できずに撤退する企業をたくさん見てきました。
オウンドメディアでの集客が当たり前になった時代だからこそ、他社との差別化を図り、戦略的に企業をアピールすることが欠かせません。
この記事では、多数のオウンドメディアに携わってきた株式会社Webライタープロが、戦略的に成果を出すオウンドメディアの作り方を解説します。
以下のフェーズに分類し、やるべきことが明確になるようにまとめました。
- 事前準備
- サイト構築
- SEO記事制作
費用の目安や成功させるポイントも紹介しているので、失敗しないオウンドメディア作りにお役立てください。
沖ケイタ
- 株式会社Webライタープロ取締役
- 100名の精鋭Webライター集団「Webライタープロ」運営
- 納品記事数20,000記事、納品文字数10,000,000文字超え
- お取引業者様100社超え(上場企業含む)
オウンドメディアとは?基礎知識をおさらい
「他社が始めたから…」という理由でオウンドメディアを立ち上げる企業は少なくありません。弊社にご相談をいただくなかでも、担当者が基本的な知識を持ち合わせていないケースが多々あります。
そのような状態からいきなりオウンドメディアを立ち上げるのは危険です。まずは基礎知識を確認しましょう。
1. オウンドメディアの定義
2. オウンドメディアの目的
3. 効果が出るまでに時間がかかる
1. オウンドメディアの定義
オウンドメディア(Owned Media)とは、企業が自社で所有するメディアのことです。
広い意味ではSNSやメルマガなど、自社で管理するさまざまなメディアを指しますが、一般的には企業が公式で情報発信をするWebサイトのことを意味して呼ばれています。
2. オウンドメディアの目的
企業がオウンドメディアを制作する目的は、大きく分けて以下の4つです。
- ブランディングの強化
- 見込み客(リード)の獲得
- 自社商品やサービスの認知拡大
- 採用力の強化
ユーザーとのコミュニケーションを図り、長期的な関係を築くことができます。役立つ情報を発信してコアなファンを増やせれば、オウンドメディアは企業にとって大きな資産になるでしょう。
具体的にどのような役割があるのかは、以下の記事で解説しているのでご覧ください。
3. 効果が出るまでの時間
オウンドメディアの運営によって、さまざまな効果が得られるのは事実です。
- 商品やサービスの売上アップ
- 新規顧客の獲得
- 自社コンテンツの資産化
- 権威性や信頼性の向上
- 発信力の強化
しかし、すぐに成果が出る広告とは違い、効果を実感できるまでに時間がかかります。必ず効果を得られるとも言い切れません。
半年以内に効果を感じられることもあれば、1年経っても目的を達成できないケースもあります。長期戦になることを覚悟して取り組むことが重要です。
オウンドメディアの作り方【事前準備】
オウンドメディアで少しでも早く効果を得るためには、事前準備が欠かせません。しかし、多くの企業がいきなりWebサイトを立ち上げて失敗しているのが事実です。
そうならないためにも、事前準備から進めていきましょう。
1. 目的と達成したいゴールを明確にする
2. ターゲット(ペルソナ)を決める
3. コンセプト・メディア名を決める
4. 必要なコンテンツを検討する
5. KPIを設定する
6. 運営体制を整える
1. 目的と達成したいゴールを明確にする
どんな目的があってオウンドメディアを運営するのか、達成したいゴールは何なのかを明確にしましょう。
- 目的:商品(サービス)の売り上げ増加
- ゴール:商品(サービス)の購入につなげる
- ゴール:資料ダウンロードにつなげる
- 目的:ブランディングの強化
- ゴール:公式LINEへの登録者数を増やす
- 目的:採用力の強化
- ゴール:ミスマッチを最小限に抑えた人材の獲得
目的やゴールがはっきりしないと、何を発信するオウンドメディアなのかがユーザーに伝わりません。時間をかけてでも明確に決めておくことが重要です。
その際、他の部署や役員を含めて話し合い、企業全体での取り組みとして認識してもらう必要があります。今まで見えなかった課題が浮き彫りになり、オウンドメディアで解決できるかもしれません。
例えば、本来は見込み客の獲得を目的として運営する予定であり、資料請求の件数を増やすことをゴールにしていたとします。しかし、他部署で離職率の高さが課題に挙がれば、採用力を強化する目的で取り組むこともできるのです。
方向性がブレなければ、目的とゴールは複数あっても構いません。
どんな状態になれば「成功」と言えるのか、具体的な数字を決めておくことが大切です。
2. ターゲット(ペルソナ)を決める
オウンドメディアで忘れてはいけないのが、ユーザーの役に立つ情報を発信すること。それを知る方法として、悩みや行動を明確にできるペルソナの設定が役立ちます。
ペルソナとは、ターゲットとなるユーザーを細かく設定した人物像のことです。「40代女性」「50代男性」といったターゲットを決めて、職業や年収、家族構成、抱えている課題などを細かく設定します。
自社で取り扱っている商品やサービスが、どのようなユーザーをターゲットとしているのかを考えてみましょう。そのうえで何を伝えれば満足度が高まるのか、どう訴求すれば相手に響くのかを考えていくことが大切です。
また、ペルソナの設定は、複数の担当者が携わったときに共通のイメージを持てるというメリットがあります。細かく設定できるほど、戦略がまとまりやすくなるでしょう。
3. コンセプト・メディア名を決める
誰に情報を届けるのかが明確になったら、オウンドメディアのコンセプトを決めましょう。ユーザーに「何のメディアなのか」がわかるように考えてみてください。
その際、自社の競合となるサイトとの差別化を図ることが大切です。特に相手がすでに結果を出している状態であれば、まったく同じコンセプトで攻めるのは難しいでしょう。
特にブランディングを強化して企業のポジションを確立したい場合は、コンセプト決めが重要です。「○○の情報ならあの企業を参考にしよう」と、ユーザーにイメージしてもらいやすくなります。
他社がどのようなコンセプトでオウンドメディアを運営しているかは、成功事例を参考にするのもおすすめです。
- となりのカインズさん:ホームセンターを遊び倒すメディア
- メルラボ:メールマーケティングを支援するメディア
コンセプトが決まったら、メディア名を考えます。
同じ名前のメディアがないか確認し、ユーザーが覚えやすく、検索しやすい名前を考えてみてください。メディア名での指名検索(直接検索)を狙いましょう。
4. 必要なコンテンツを検討する
多くの場合、検索エンジンからの流入を狙ったSEO(エスイーオー)記事を制作します。
検索エンジンから評価される書き方で、ユーザーの悩みや疑問を解決するために作られた記事です。今読んでいる記事もSEO記事に該当します。
しかし、オウンドメディアで公開できるコンテンツはそれだけではありません。
例えば、売り上げの向上を目的としているのであれば、商品(サービス)の活用事例や導入事例をインタビューした記事があるとよいでしょう。使用した様子をイメージしやすくなり、ユーザーが安心して購入できます。
また、オウンドメディアは既存顧客をファン化する目的としても有効です。SNSアカウントを運用している場合は、その内容を深掘りしたコンテンツを制作し、SNSから流入を増やすこともできます。
企業の想いをダイレクトに伝えられるからこそ、ユーザー目線で必要なコンテンツを考えることが大切です。
なお、運営する目的が複数ある場合は、すべてが中途半端にならないように優先順位を決めて取り組みましょう。
定期的にコンテンツを提供できるように、投稿ペースを決めておくことをおすすめします。
カスタマージャーニーマップを設計し、結果を出すための戦略を練るのも効果的です。
5. KPIを設定する
KPIは「Key Performance Indicator」の略称で、日本語で「重要業績評価指標」と呼ばれています。最終目標を達成するために、各プロセスの達成度合いを計測し、評価するための指標です。
現状の課題を明確にし、軌道修正をしたり、戦略を立て直したりする際に役立ちます。
ゴールから逆算し、達成するための目標を設定してみてください。
- 公開した記事数
- 検索順位
- 自然検索の流入数
- コンバージョン(CV)数
- ページビュー(PV)数
- ユニークユーザー(UU)数
- 滞在時間
- リピート訪問率
- 問い合わせ数
記事数が少ない初期の段階では、具体的な数値を目標とするよりも、継続的にコンテンツを入れられるように行動目標を設定するとよいでしょう。
記事数が増えてきたら積極的にデータを分析し、検索順位やCV数などの具体的な数値をKPIに設定することをおすすめします。
やるべきことを明確にするためにも、定期的な見直しを行うことがポイントです。
ちなみにKPIに対し、最終目標とするゴールをKGI(Key Goal Indicator)といいます。
6. 運営体制を整える
オウンドメディアを成功させるためには、運営体制の構築が不可欠です。他の業務と掛け持つケースも多いですが、時間をロックしないと中途半端な状態になって失敗します。
また、オウンドメディア全体の責任者やコンテンツ制作の責任者など、さまざまな人材の確保が必要です。
社内で対応するのが難しい場合は、外部への依頼を検討しましょう。
特に社内にオウンドメディアのノウハウがなければ、運営体制が整うまでプロにサポートしてもらうのも1つの方法です。以下のようなメリットがあります。
- プロにサイト制作を任せられる
- 社内のリソースを気にする必要がない
- 品質の高い記事を制作してもらえる
- コンスタントにコンテンツを増やせる
- SEOコンサルまで任せられる
将来的に内製化できるようにサポートしている会社もあるため、目的に合わせて必要な業務を依頼することが可能です。
オウンドメディアの作り方【サイト構築】
サイト構築のフェーズは、自社で対応するか、外部に依頼するかによって対応が異なります。
この記事では、自社での立ち上げを想定した流れを紹介するので、ぜひ実践してみてください。
1. サーバーを用意する
2. ドメインを決める
3. サイトを制作する
4. デザインを整える
5. 効果測定用のツールと連携させる
1. サーバーを用意する
オウンドメディアを運営するためには、データを保管するサーバーの準備が欠かせません。
主に以下のような種類があるので、自社に適したサーバーを選びましょう。
- 共用サーバー(レンタルサーバー)
- 専用サーバー
- クラウドサーバー
ちなみに弊社のオウンドメディアは共用サーバーを使って運営しています。メディアの規模によっても適したサーバーが異なるため、容量や機能などを比較して選んでください。
すでにある企業のWebサイトをオウンドメディア化する場合は不要です。
2. ドメインを決める
オウンドメディアのドメインを取得します。企業のWebサイトがある場合は新規で取得せずに、サブドメインかサブディレクトリでの運営がおすすめです。
サブドメイン | https:/sub.webwriter-pro.co.jp/ |
---|---|
サブディレクトリ | https://webwriter-pro.co.jp/sub/ |
ちなみに弊社のオウンドメディアはサブディレクトリ(https://webwriter-pro.co.jp/media/)で運営しています。
企業がメインで運営するWebサイトとテーマが近い場合は、サブディレクトリを選ぶのがよいでしょう。
メインサイトの一部としてみなされ、評価を受けやすくなるとされています。弊社でも実感している部分です。
3. サイトを制作する
オウンドメディアでは、CMS(Contents Management System)と呼ばれるツールを使って制作するケースがほとんどです。Webサイトの専門知識がなくても、誰でも簡単に投稿が行えます。
なかでも多く利用されているのがWordPress(ワードプレス)です。弊社のオウンドメディアもWordPressで運営し、複数人での管理体制を整えています。
お客様のオウンドメディアに記事を入稿する場合も、WordPressを使用するケースがほとんどです。操作できるライターが多いため、外部に依頼する場合も問題なく対応してもらえるでしょう。
ただし、他にも制作する方法はあり、WordPress以外のCMSに入稿するケースもあります。どのツールを利用するか、社内でよく話し合ってから決めることが大切です。
4. デザインを整える
オウンドメディアのイメージに合ったデザインを整えます。
特にフォントや色使いは、オウンドメディアの印象を左右する部分です。自社のメインサービスのカラーで統一したり、シンプルで見やすい設計にこだわったり、各社でさまざまな工夫が見られます。
- ロゴ
- ファビコン
- フォント
- 基本的な配色
- 記事内で使う装飾
- サイト内のキャラ
ただし、最初からデザインに時間をかける必要はありません。後から見直すことができるため、リソースがないなら最低限の部分を決めておけばOKです。
5. 効果測定用のツールと連携させる
オウンドメディアの運営では、定期的に効果測定を行うことが必須です。データを分析し、改善を繰り返すほどメディアの質が高まります。
特に以下は最初に入れておくべきおすすめのツールです。
Googleアナリティクス
Googleが無料で提供するアクセス解析ツール。Webサイトを訪問したユーザー数や訪問経路、行動などを分析できる。
Googleサーチコンソール
Googleが無料で提供する分析ツール。キーワードの検索順位やクリック数などを確認できる。
GRC
Google・Yahoo!・Bingの検索順位がチェックできるツール。有料だが、多くの企業が導入している。
他にも、競合分析やヒートマップなど、さまざまなツールがあります。運営しながら試し、使いやすいツールを見つけましょう。
オウンドメディアの作り方【SEO記事制作】
オウンドメディアでよく制作されるコンテンツは、SEO記事とインタビュー記事(取材記事)です。他にも、SNSでの拡散を狙った企画記事や、比較的短い文章で自社の想いを伝えるコラム記事などがあります。
ここでは、弊社が得意とするSEO記事の作り方を解説します。
1. キーワードを選定する
2. マニュアルやレギュレーションを作成する
3. 記事の構成を作る
4. 記事を執筆する
5. 編集・校正・校閲をする
6. 記事を公開する
1. キーワードを選定する
SEO記事で欠かせないのがキーワード選定です。自社が提供する商品(サービス)と関連性のあるユーザーが、どのような悩みを抱え、どのようなキーワードで検索するのかを考えましょう。
まずは、主軸となるキーワードを決めてみてください。
例えば、この記事の主軸となっているキーワードは「オウンドメディア」です。自社と関連性の高い「オウンドメディア 作り方」といったキーワードで記事を制作しています。
さらに、コンバージョン(CV)への近さや、月間検索ボリューム(1ヶ月で検索される回数)が多いキーワードであるかもチェックしましょう。
- ビッグキーワード:1万回以上
- ミドルキーワード:1000~1万回程度
- スモールキーワード(ロングテールキーワード):1000回未満
いきなりビッグキーワードから狙うのではなく、確実に上位を狙えるキーワードから選んでいくことをおすすめします。
コンバージョンに近いキーワードは、ユーザーが次の行動を起こそうとしている段階で調べるキーワードです。購入を検討している場合は「口コミ」「おすすめ」などがあります。
キーワード選定を行う際は「ラッコキーワード」や「Google広告キーワードプランナー」などのツールを使いましょう。有料ですが、競合サイトの調査やキーワード選定に便利な「Ahrefs(エイチレフス)」もおすすめです。
なお弊社では、記事制作前のキーワード選定にも対応しています。自社で選ぶのが難しい場合はお気軽にご相談ください。
2. マニュアルやレギュレーションを作成する
記事の制作を始める前に、作業手順をまとめたマニュアルや、執筆時の守るべきルールをまとめたレギュレーションを作成しましょう。
記事の書き方を統一し、品質を担保するうえで重要です。オウンドメディアのトンマナを決めて、バラつきやすい部分をルール化します。
- 表記ルール
- 引用ルール
- 訴求方法
- 文字装飾のルール
- 画像のルール
外部のライターに記事制作を依頼する場合は、オウンドメディアのコンセプトや請求方法など、あらゆるやり取りがスムーズに進むようにマニュアル化することが大切です。
そして、社内で記事制作の責任者を配置し、情報のチェックを行ってから公開する体制を整えましょう。
3. 記事の構成を作る
構成は、良質な記事を制作できるかを左右する重要な部分です。骨組みがしっかりしていないと、何を伝えたい記事なのかがわからなくなってしまいます。
ユーザーが特定のキーワードで検索した目的(検索意図)をイメージし、どのような情報があれば満足してもらえるのかを考えましょう。
SEO効果の高い構成を作るためには、以下の手順を意識してみてください。
- ユーザーの検索意図を理解する
- 記事の目的(ゴール)を明確にする
- 必要な情報をリサーチする
- 独自性の高い情報を含める
- 情報を整理して見出しを並べる
- ユーザーの感情の変化をイメージしてみる
- 記事のタイトルを決定する
具体的なやり方は「SEOに強い記事構成の作り方とコツ」で解説しています。
なお、構成は記事の目次になる部分です。情報を検索したユーザーは、目次から必要な情報だけをクリックして読むこともあります。
そのため、構成を見ただけで記事の内容をイメージできるように作ってみてください。必ずキーワードをタイトルや見出しに含めましょう。
SEOに効果的なタイトルの付け方は、弊社のYouTubeで解説しているのでご覧ください。
4. 記事を執筆する
記事を書くときは、ユーザーに正しい情報をわかりやすく伝えることが重要です。
特に以下の点を意識して執筆してください。
- 結論ファーストで伝える
- 正しい日本語で書く
- 誤字脱字に注意する
- 箇条書きや表を使って読みやすくする
- キーワードを自然に入れる
- 検索意図からズレないようにする
- スマホ表示を意識する
結論ファーストで伝える方法として、Webライティングでよく用いられるのが「PREP法」です。ユーザーが情報を整理しやすくなり、説得力のある文章になります。
- Point(結論)
- Reason(理由)
- Example(具体例)
- Point(結論)
他社の記事と差別化するために、図解や動画などでオリジナリティを出すケースも増えています。弊社もそのパターンです。
また、自社で設定した目的を達成するためには、次の行動に移してもらう導線を作る必要があります。強引にならないように注意し、自然な流れでコンバージョンにつなげましょう。
詳しい記事の書き方は「SEOに強い記事の書き方とコツ」をご覧ください。
5. 編集・校正・校閲をする
記事を公開する前に、第三者が編集・校正・校閲を行います。外部のライターに記事制作を依頼する場合でも、社内で最終チェックを行える人材を確保することが大切です。
作業 | 主に確認する部分 |
---|---|
編集 | ・文章の読みやすさ ・わかりやすい言葉での解説 ・目的に沿った内容であるか |
校正 | ・誤字・脱字 ・表記ゆれ ・固有名詞 ・同音異義語 ・文法の誤り |
校閲 | ・ファクトチェック ・因果関係 ・差別表現 |
なかでも校閲作業は、社内で厳しく行いましょう。万が一、事実と異なる情報を発信した場合は、信頼性の低下や炎上につながる恐れがあります。
以前、オウンドメディアで認知拡大につながったものの、記事に間違いが多くて評判を落としてしまった事例がありました。
そのような状態にならないように、社内でのチェック体制を整えることが非常に重要です。
6. 記事を公開する
記事の最終チェックが終わったら、CMSに記事を入稿してから公開します。外部のライターに入稿までの作業を任せることもできるため、やりやすい流れで進めましょう。
公開した記事は、スマホでの見え方をチェックすることが重要です。箇条書きや表が崩れているケースが多いため、公開後の見え方をスマホで確認してみてください。
なお、弊社は累計20,000記事以上のコンテンツ制作に携わり、多数のオウンドメディアの現状を見てきた実績があります。
検索上位を狙った記事や、想いを伝えるインタビュー記事など、オウンドメディアの成長に貢献できるのが強みです。自社のみでの管理が難しい場合は、お気軽にご相談ください。
オウンドメディアの構築と運用にかかる費用の目安
1. 立ち上げ時にかかる費用
2. 立ち上げ後にかかる費用
3. コンテンツ制作にかかる費用
1. 立ち上げ時にかかる費用
内訳 | 費用の目安 |
---|---|
ドメイン代 | 数百円~6万円/年間 |
サーバー代 | 数千円~5万円/年間 |
テーマ (必要であれば) | 無料~2万円 |
構築費 (外注する場合) | 数十万円~300万円 |
ドメインは種類によって金額が異なります。なかには10万円以上するドメインもありますが、多くの企業が取得する人気のドメインは1万円以内がほとんどです。
サイト構築費はどこまでこだわるかによって大きく変わってきます。設計やデザインにこだわるほど高くなるため、事前準備で予算や方針を明確にしておきましょう。
2. 立ち上げ後にかかる費用
オウンドメディアの立ち上げ後は、ドメインやサーバーの料金が継続してかかります。
他にも、データを分析するためのツールが必要です。無料で使えるものから、年間で数万円かかるツールまであります。
分析ツールにはさまざまな種類があるため、複数のツールを導入するケースも少なくありません。記事をチェックする際に役立つ文章チェックツールなどもあります。
なお、オウンドメディアの運用で最もかかるのは人件費です。全体を統括する責任者やコンテンツ制作の責任者、エンジニア、デザイナーなど、携わる人数と作業量が増えるほど多くなります。
3. コンテンツ制作にかかる費用
コンテンツ制作にかかる費用は、ライターに直接依頼するか、制作代行会社に依頼するかによって相場が異なります。
種類 | 直接依頼 | 代行会社 |
---|---|---|
SEO記事 | <文字単価> 0.5~5円 <記事単価> 5000~30,000円 | <文字単価> 2~15円 <記事単価> 30,000~100,000円 |
インタビュー記事 (取材記事) | 10,000~50,000円 | 30,000~100,000円 |
社内の管理体制が整っているのであれば、ライターに直接依頼したほうがコストを抑えられるでしょう。
リソースがなく、社内でSEO記事の制作に詳しい人材がいない場合は、制作代行会社への依頼がおすすめです。
なお弊社の場合、SEO記事は35,000円(税込38,500円)、オフラインのインタビュー記事は60,000円(税込66,000円)からお受けしています。
記事制作でお悩みの際は、お気軽にお問い合わせください。
オウンドメディアを成功させるために大切な5つのポイント
1. SEO対策に力を入れる
2. こまめに効果測定を行う
3. 高品質なコンテンツを提供する
4. 情報の探しやすさを意識する
5. 負担のかかる業務を外注する
1. SEO対策に力を入れる
オウンドメディアで結果を出すためには、SEO対策が欠かせません。オウンドメディア全体の評価を高めていく取り組みが必要です。
具体的に以下のような対策があります。
- ユーザーファーストのコンテンツを制作する
- 上位記事との差別化を図る
- 内部リンクを最適化する
- ページの表示速度を改善する
- スマホで読みやすくする
- E-E-A-Tを強化する
- 継続的に被リンクを増やしていく
特にオウンドメディアはE-E-A-Tの強化が欠かせません。
- Experience(経験)
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
どのような企業が運営しているのかを明確に示せるほど、オウンドメディアの信頼性や専門性が高まります。その結果、ドメインの評価を高められるのがメリットです。
弊社のYouTubeでSEOで重要な指標であるE-E-A-Tについて解説しているので、知識を深めるためにぜひご覧ください。
2. こまめに効果測定を行う
記事を公開したあとの効果測定は定期的に行いましょう。
ツールを使ってデータを分析し、改善に努めることが大切です。
Googleのアップデートによって、昨日まで上位だった記事がガクッと下がることもあります。なぜ下がったのかを分析し、場合によっては記事のリライトが必要です。
同時に、KPIや戦略も定期的に見直しましょう。
3. 高品質なコンテンツを提供する
コンテンツの品質は、企業のイメージを左右する要素です。記事を増やすことよりも、高品質な記事の制作に力を入れましょう。
具体的に以下のようなポイントを意識してみてください。
- 読者の知識レベルをイメージする
- 自社の一次情報を含めて信頼性を高める
- 書き方を工夫して読みやすくする
- 検索意図からズレないように注意する
- ユーザーの感情の変化をイメージする
特に自社で記事を制作するときに多いミスが、ユーザーの知識レベルを理解せずに書くこと。
社内で使っている言葉が、相手も当たり前のように知っている言葉であるとは限りません。専門用語が多いと、記事の内容を理解できずに読むのをやめてしまうでしょう。
場合によっては、専門家や監修者を入れてコンテンツを強化する方法も有効です。
ちなみに弊社に在籍するライターは、厳しい研修を受けています。品質の高い記事を制作できるだけでなく、専門性の高い記事にも対応できるのが強みです。
「○○に詳しいライターはいませんか?」といったご相談でも大丈夫ですので、お気軽にお問い合わせください。
4. 情報の探しやすさを意識する
成功しているオウンドメディアには、必要な情報を探しやすい工夫があります。ユーザーが情報を探しやすいように導線を作りましょう。
例えば見込み客がそのまま購入しやすいように、SEO記事の中に導入事例のインタビュー記事を入れるのも1つの方法です。資料ダウンロードのボタンをこまめに設置し、アクションを促すのもよいでしょう。
採用サイトであれば、社員へのインタビュー記事の中に、関連する採用情報へのリンクを載せる方法もあります。
どのような導線になっていれば次の行動に移しやすいか、ユーザーの動きをイメージしてみることが大切です。
5. 負担のかかる業務を外注する
オウンドメディアの運営をすべて社内で行うのは、かなり負担がかかります。必要に応じて外部に依頼することを検討しましょう。
特定の業務のみを依頼することもできます。
- オウンドメディアの管理をすべて依頼
- コンテンツ制作と品質担保を依頼
- ライターにコンテンツ制作のみ依頼
外注先を検討する際は、過去の実績やコンテンツの品質を確認したうえで選びましょう。コミュニケーションの取りやすさも重視すべき部分です。
目的達成のために貢献してくれる会社であるか、複数の会社を比較してみてください。
SEO記事の制作を得意とする弊社には、SEOコンサルも在籍しています。オウンドメディアの運営で課題を抱えている企業様は、お気軽にご相談ください。
弊社はSEOが大好物です。
株式会社Webライタープロは、とにかく記事の質にこだわり抜いたコンテンツSEOのど真ん中を走り続けています。
弊社のWebライターは、全員が2ヶ月の研修を戦い抜いた精鋭ばかりです。過酷な研修ですので、半分以上のライターは途中で離脱します(そもそも研修の採用率も10〜20%)
また、弊社は本質的ではない業務には、一切の時間をかけず、お金もいただきません。
・不要な定例ミーティング
・謎に作り込まれた資料
・お客様に対して、不要なツールの契約の推奨
こういった無駄は全て排除。
最高の記事をお客様に届けることに集中し、最大限のパフォーマンスを提供し、そして他社よりも安価です。
ぜひ、一度ご相談ください。資料請求も下記ボタンより行えます。
最後までお読みいただきありがとうございました。