【例文あり】PREP法とは?悪い例と伝わる文章の書き方を紹介

PREP法(プレップ法)は、人に物事を伝える際に役立つ文章の書き方として有名です。文章の説得力が増し、相手が理解しやすくなるなどのメリットがあります。

ただし、正しい構成と使い方を理解しないと、使いこなすのは難しいでしょう。

この記事ではPREP法の書き方をマスターできるように、悪い例文と良い例文に分けて解説します。他にも、以下の項目について詳しくまとめました。

  • PREP法が向いているシチュエーション
  • PREP法を使うメリット・デメリット
  • PREP法の練習方法
  • SDS法・DESC法との違い

記事を最後まで読んで実践すれば、PREP法で伝わる文章を書けるようになります。ぜひ参考にして、仕事や日常生活で活かしましょう!

この記事を書いた人

沖ケイタ

  • 株式会社沖プロ代表
  • 株式会社Webライタープロ取締役
  • 1700人以上が受講するWebライター講座「Writing Hacks」メイン講師
  • 100名の精鋭Webライター集団「Webライタープロ」運営
  • 執筆に携わった記事は数千記事を超える

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目次

PREP法とは「わかりやすく情報を伝える文章構成」のこと

PREP法とは

PREP法とは、先に結論を述べてから理由と具体例を交えることで、物事をわかりやすく伝える文章構成の方法です。

「プレップ法」と読み、それぞれのアルファベットは各英単語の頭文字を取っています。

PREP法の構成要素
  • Point(結論)
  • Reason(理由)
  • Example(具体例)
  • Point(結論)

PREP法の構成を守ることで、説得力のある文章を作れるのが特徴です。言葉を伝える相手への印象もかなり変わってきます。

この記事のようなWebライティングをはじめ、就職・転職活動やビジネスシーンなど、さまざまな場面で活用できる方法です。

正しく使えるようになれば文章力がかなりアップするので、ぜひテクニックを極めましょう!

PREP法の詳細をアルファベットごとに解説

1. Point(結論)
2. Reason(理由)
3. Example(具体例)
4. Point(結論)

1. Point(結論)

PREP法では、最初に伝えたい「結論」を示します。これを「結論ファースト」といいます。

効果的に物事を伝えるうえで最も重要なのは、最初に結論を述べること。特にWebライティングやビジネスシーンにおいては、短時間で相手に物事を理解してもらう方法として効果的です。

簡潔かつ率直に結論を述べることで、話の入口を作りましょう。

2. Reason(理由)

次に、結論に至った「理由」の説明を行います。

なぜその結論にたどり着いたのかという根拠や背景を明示することで、相手は物事をより深く理解できます。

理由が明確になれば文章の論理性がグッと高まり、信頼性の向上も期待できるのがメリットです。

3. Example(具体例)

理由の信頼性を補強するために「具体例」を挙げます。

この際、実際に起こった事例を入れたり、信頼性の高い機関のデータを引用したりする方法が効果的です。結論と理由がより強く結びつき、文章の説得力が高まります。

具体例はPREP法を用いるうえで最も構成が難しい要素ですが、相手に納得してもらうための情報を伝えられるよう努めましょう。的確な具体例を挙げられれば、話の信ぴょう性がかなり高まります。

4. Point(結論)

最後に、再び「結論」を述べて文章を締めくくります。

結論の繰り返しは、伝えるべき内容を読み手の記憶に強く残せる方法です。相手に話の重要性を再認識してもらう効果もあります。

話の内容を印象付けるためにも、結論を繰り返すことが重要とされているのです。

PREP法が向いているシチュエーション6選

PREP法が向いているシチュエーション

1. 就職・転職活動
2. プレゼンテーション
3. レポート
4. メール
5. SEOライティング
6. ブログ・SNS

1. 就職・転職活動

就職・転職活動における志望動機や自己PR欄は、PREP法を活かせる絶好のポイントです。

PREP法を用いて志望動機や自己PRををまとめることで、面接官や人事担当者にシンプルかつ明確に自分のことを伝えられます。自分の印象を企業側に強く残せるのもメリットです。

就職・転職活動をうまく乗り切りたい人は、PREP法を覚えて実践しましょう。

2. プレゼンテーション

プレゼンテーションの場では、社内や営業先の人に、いかに提案をわかりやすく明確に伝えられるかが成功へのカギとなります。

論点を明確にできるPREP法は、プレゼンテーションの場で非常に有効です。優秀なプレゼンテーションでは、十中八九PREP法が用いられています。

また、検討内容や調査結果を伝える場でも、PREP法を用いることで情報を明確に伝えられます。複数人に同じ内容を伝えるような場面では、非常に有効な方法といえるでしょう。

3. レポート

大学などで提出するレポートの文章構成は、以下のような三部構成が一般的です。

レポートの三部構成
レポートの三部構成
  • 序論:導入部分
  • 本論:中心となる論述
  • 結論:内容のまとめ

このようなレポートにおいても、PREP法が役立ちます。

特に本論において、主張を明確に伝え、根拠や事例を示すことで、論理的で説得力のある論述の作成が可能です。

要点を簡潔に伝えられるPREP法を用いて、効果的に論文をまとめ上げましょう。

4. メール

メールを送るときにPREP法を使うと、重要なメッセージが相手に明確に伝わり、認識の齟齬をなくせます

特にメールは間違った認識で伝わることが多いため、ほんの少し意識するだけでも日常のやり取りがスムーズになるでしょう。

特にビジネスの場面では、時間効率が重視される傾向にあります。依頼文や提案文を作成する際に、PREP法を用いて要点を伝えてみてください。

5. SEOライティング

SEOは「Search Engine Optimization」の略で、検索エンジン最適化という意味があります。

SEOライティングとは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで上位を獲得できるように記事を執筆することです。記事を読む読者のことを考えて、伝わる文章で書くスキルが求められます。

SEO(検索エンジン最適化)

特にWebライターの多くはSEOライティングで報酬を得ているため、SEOを理解することが非常に重要です。

同時に、伝わる文章を書くためにPREP法は必ず覚えるべきテクニックといってもよいでしょう。

PREP法を覚えて確実に実践できれば、Webライターとしてのレベルが格段に上昇します。しっかりと身につけられるように意識してください。

6. ブログ・SNS

アメブロのような個人が自由に発信するブログやSNSにおいても、PREP法を用いるのがおすすめです。自分の主張を効果的に伝えられます

特に短い投稿を行うSNSでは、情報をわかりやすく整理できるのがメリットです。多くのユーザーに対して、説得力あるメッセージを届けられるでしょう。

自分の投稿に説得力を持たせたい場合は、ぜひPREP法を活用してください。

【例文】PREP法の書き方を悪い例、良い例で紹介

例文1. 志望動機
例文2. 自己PR
例文3. プレゼンテーション
例文4. メール
例文5. Webライティング

例文1. 志望動機

志望動機は、採用担当者が重視している項目の1つです。数多くある企業の中で、なぜこの会社を選んだのかをはっきりと伝える必要があります。

企業にマッチした人材だと思ってもらえるように、「この会社だから応募した」という想いがわかるように伝えましょう。

悪い例

私はこれまでの営業経験を通じて、顧客とのコミュニケーションを大切にし、ニーズを正確に把握する力を培ってきました。

その結果、顧客に最適な提案を行うことで信頼関係を築くことができ、担当エリアにおいても成果を上げることができました。

今後も顧客との関係を重視し、ビジネスの拡大に貢献したいと考えています。

そのため、御社の営業チームに加わり、売上向上に貢献したいと考え、応募いたしました。

良い例

P(結論):お客様に魅力的な提案をし、顧客との信頼関係を築くことで、売上拡大に貢献したく御社を志望しました。

R(理由):私がこれまでの営業経験で培ったコミュニケーション能力と顧客ニーズの分析力を活かすことで、顧客に対して最適な提案を行えると考えたためです。

E(具体例):前職では顧客との信頼関係を強固にし、担当エリアでの売上を20%ほど増加させた実績があります。

P(結論):御社でも顧客の信頼を勝ち取り、利益に貢献できると考えております。

悪い例では、具体例に数字などの具体性が欠けているため、信ぴょう性が低い文章になっています。結論ファーストでなく、動機が後回しになっているのも気になる部分です。

具体例を用いてしっかりと伝えることで、相手の印象に残る可能性が高まります。

例文2. 自己PR

自己PRは、自分の能力や経験が相手の印象に残るように示すことが大切です。話すことが苦手な人でも、PREP法を使えば簡潔に自分の強みをアピールできます。

今まで行ってきた経験を示して、どのように貢献していきたいのかを伝えましょう。

悪い例

私は頑張れるタイプで、どんな仕事でも全力で取り組める自信があります。

理由として、転職する前の職場でも同僚から信頼されており、さまざまな仕事に取り組んできたからです。

一生懸命仕事するのは大切なことだと思っています。

この一生懸命さは、御社での仕事や活動でも役立つと考えています。

良い例

P(結論):私はどんな仕事にも全力で取り組む姿勢を大切にし、それが自分の強みであると確信しています。

R(理由):転職前の職場では、同僚や上司からも信頼され、結果として多くの業務を任されてきた経験があるためです。

E(具体例):仕事をこなしていった結果、多くの顧客を勝ち取り、営業成績トップを獲得した経験もあります。

P(結論):このような姿勢と意気込みは、御社でも大いに役立つと考えています。

悪い例では、ただ「一生懸命頑張る」という面でのアピールでしかありません。幼稚な印象で、この人を選ぶ明確な理由を感じられないでしょう。

PREP法に則って自己PRに具体性をもたせることで、いかに自分が活躍できる人材であるかを明確にアピールできます。

例文3. プレゼンテーション

プレゼンテーションの場面では、相手の行動を促せる文章を作れるように意識しましょう。「なぜそれが必要なのか」を、説得力のある言葉で伝えるのがポイントです。

根拠のあるデータを示せると、より相手の心が動くきっかけになります。わかりやすい言葉を選ぶことも大切です。

悪い例

リモートワークの導入を提案いたします。

リモートワークを導入すれば、通勤時間がなくなるうえ、家で仕事ができるので効率的です。

他の会社でもリモートワークをやっていて、社員の働き方が変わったという話を聞いたことがあります。

リモートワークを導入することで、この会社にも良い影響が出るはずです。

良い例

P(結論):リモートワークは非常に効率的な働き方のため、導入を提案します。

R(理由):なぜなら通勤時間がなくなり、すぐに業務に取り組めるからです。自分に合った環境で仕事を進めることもできます。

E(具体例):例えば、リモートワークを導入した他社では、社員の生産性が15%ほど向上したというデータがあります。同様の例は多数報告されており、根拠として信頼できるものです。

P(結論):リモートワークの導入は、社員のパフォーマンス向上においても非常に有効な取り組みといえます。

悪い例では、全体的に「リモートワークは良いらしい」という内容のみになっています。これでは「当人がただ出勤したくないだけなのでは」と思われてしまうでしょう。

良い例では、リモートワークがいかに業務に有効的に働くかを具体的に述べています。具体的な数値を入れているのもポイントです。

例文4. メール

特にビジネスメールでは、相手の時間を奪わないための工夫が必要です。

何往復も無駄なやり取りをしないように、伝えるべきことをPREP法でわかりやすく伝えましょう。

悪い例

今回の件は、弊社の手違いにより起こったミスです。

送った資料に問題があり、対応が遅れてしまいました。一度ではなく、二度三度と確認をすれば、このような事態にはならずに済んだと思います。

弊社のミスにより、貴社の業務に影響があったことは承知しております。

このたびは、本当に申し訳ございませんでした。

良い例

P(結論):このたびは、弊社の手違いによりご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます。

R(理由):今回の件は、弊社内の確認が不十分であったために、誤った情報を貴社に提供してしまったのが主な原因です。すべての責任は、弊社にございます。

E(具体例):先日送付させていただいた資料に対して多重チェックを徹底し、提出までに発覚すれば、このようなことにはなりませんでした。この遅延により、貴社の業務に重大な影響が出たことは重々承知しております。

P(結論):二度とこのようなことが起こらないよう、社内の確認フローを見直し、再発防止に努める所存です。繰り返しにはなりますが、改めて深くお詫び申し上げます。このたびは、本当に申し訳ございませんでした。

悪い例では結論ファーストにはなっているものの、詳細が不明瞭になっています。同じミスが起こらないための具体的な対策もなく、誠意が感じられません

良い例では、ミスが起こった理由と具体的にどうすれば良かったかが明記されています。結果として、全体的に反省と謝罪の意を感じられる文章になっています。

例文5. Webライティング

Webライティングでは、情報を検索した読者の悩みや疑問を解決できるように、簡潔にわかやすく伝えるテクニックが求められます。

PREP法は必須のスキルになるので、伝わる文章の書き方を練習しましょう。

悪い例

本業収入が少ないと不満を持っている人は多いです。Webライティングであれば、自分で仕事量を調節でき、頑張り次第では月3万円以上の副収入が狙えます。

WebライティングにはSEOライティングやブログ、SNSなどがあります。どれも努力によっては大きく収入を稼ぐチャンスが広がっています。

Webライティングは、副収入を稼ぎたい人におすすめの仕事です。

良い例

P(結論):副業として始める仕事は、Webライティングがおすすめです。

R(理由):SEOライティングやブログ、SNSをはじめとしたWebライティングは、自分で仕事量を調整でき、本業とのバランスを考えて無理なくできる仕事です。努力すれば、月3万円以上の副収入も目指せます。

E(具体例):私は副業WebライターとしてSEOライティングを行っていますが、始めて3ヶ月で5万円の収入を達成しました。現在では独立を考えています。

P(結論):本業の給料を上げるのはかなり難しいですが、Webライティングは本人の頑張り次第で大きく収益を伸ばせるのが魅力です。収入面で悩みがある人はぜひチャレンジしてみてください。

悪い例では、文章が全体的に散らかっている印象です。具体例がないため「本当にそうなの?」と読み手が疑問を持ってしまうでしょう。

対して良い例では、実際に自分が副業でWebライティングで稼いだケースを具体例として示しています。

しっかりとした具体例を挙げられれば、相手に「私にもできそう!」という印象を与えられます。

PREP法を使う5つのメリット

1. シンプルな文章で効果的に伝えられる
2. 文章の説得力が高まる
3. 話が脱線しにくくなる
4. 結論が印象に残りやすい
5. さまざまなシチュエーションで簡単に使える

1. シンプルな文章で効果的に伝えられる

PREP法は結論から伝える方法なので、話の全体像を早い段階で伝えられます

物事を相手に伝える際に、聞き手の集中力が最も高いのは最初の30秒程度といわれています。明確に伝えるべきことを伝えたい場合、できる限り迅速に内容をまとめる必要があるのです。

PREP法では結論ファーストで、その後に理由や具体例で根拠を強く主張します。話の流れが明確でわかりやすくなるため、シンプルな文章構成でも効果的に物事を伝えられるのがメリットです。

2. 文章の説得力が高まる

PREP法では理由や具体例を結論の前後に加えるため、文章全体の整合性を図ることが可能です。整合性のある文章は読み手に納得感を与え、説得力が高まります。

例えばWebライターの仕事では、読み手にとってわかりやすく、納得できる文章を書くのが基本です。文章全体に整合性がないと、読者はすぐに記事を読むのをやめてしまいます。

結論を根拠に基づいた情報として受け取ってもらうためには、PREP法の活用が必須です。

3. 話が脱線しにくくなる

PREP法は「結論→理由→具体例→結論」という構造を守って文章を構成する手法です。そのため、話が途中で脱線するリスクを最小限に抑えられます。

文章を書く際に話の流れを決めておかないと、内容が冗長になったり、伝えるべきことが伝わらなかったりします。PREP法では話の流れがあらかじめ決められているので、誰でも簡単に脱線しにくい文章を構成することが可能です。

特に、伝える内容が1つに絞られている場合は、PREP法を使っておけば話が脱線することはまずないでしょう。

4. 結論が印象に残りやすい

PREP法は最初に結論を述べ、最後にもう一度結論を述べて締めくくる方法です。1つの文章で2回結論を伝えるので、聞き手の印象に残りやすくなります。

特に、相手に自分を印象付けたい就職・転職活動においては、抜群の効力を発揮します。PREP法を用いて志望動機や自己PR文を書くことで、面接官や人事担当者の印象に残る文面が作成できるでしょう。

結論を述べる文章において、PREP法以上に最適な文章構成は他にありません。

5. さまざまなシチュエーションで簡単に使える

PREP法は伝わりやすい文章の基本的な型なので、さまざまなシチュエーションで有効に使えます。

基本の型を覚えれば誰でも簡単に使うことができ、他人との差別化を図れるのがメリットです。

PREP法が有効な場面の例
  • 就職・転職活動
  • プレゼンテーション
  • レポート
  • メール
  • SEOライティング
  • ブログやSNS

覚えるだけで文章力が確実に向上するため、身につけておいて損はありません。ぜひ型を覚え、実践しながら自分のものにしていきましょう。

PREP法を使う3つのデメリット

1. 複雑な長文には向いていない
2. センスを求められる文章には合わない
3. 使いこなすためは練習が必要である

1. 複雑な長文には向いていない

伝えるべき結論が2つ以上ある文章や「理由」「具体例」に多くの文字数が必要となる文章では、PREP法のメリットは薄れてしまいます。

PREP法は、シンプルかつ効果的に結論を伝える文章構成の方法です。複雑な長文にならざるを得なくなってしまうと、PREP法の良さが発揮できません。

「結論→理由→具体例→結論」の流れを短くまとめられる内容にのみ使いましょう。

2. センスを求められる文章には合わない

PREP法は、スピーチや小説、脚本のような、感情に訴えかけるストーリー性が高い文章にはまったく向いていません。

PREP法は、あくまで「わかりやすい文章構成」を求めて使われる手法であり、文章的なセンスはまったく発揮されないのです。

PREP法の「わかりやすく明確に伝える」という目的にそぐわない内容には、使わないのが無難です。

3. 使いこなすためには練習が必要である

PREP法はもっとも基本的な文章構成の型の1つですが、使いこなすには練習が必要です。

特に、PREP法に不慣れな人が作成した文章では「理由」と「具体例」の順序が逆になってしまうことがよくあります。途端に流れが不自然になり、読み手にとって理解しにくい文章になってしまうため注意が必要です。

PREP法の「結論→理由→具体例→結論」の流れを理解するために、実際に書いて練習することを大切にしてください。

PREP法で伝わる文章を作成する4つの練習方法

1. 好きなものをテーマにして文章を作る
2. 良質な記事を読んで実際に書いてみる
3. 普段の説明でもPREP法を意識する
4. XにPREP法をポストする

1. 好きなものをテーマにして文章を書いてみる

好きなものをテーマにしてPREP法の文章構成を考えることで、楽しく効率的にPREP法について学べます

例えば「いちご」を好きなものとして構成したPREP法の文章は、以下のようになります。

P(結論):私はいちごが好きです。

R(理由):いちごは甘さと酸味のバランスが絶妙で美味しいうえに、季節感も味わえるからです。

E(具体例):私は毎日初春になると、いちご狩りに出かけます。摘みたてのいちごはとても美味しく、同時に春の訪れを実感できます。

P(結論):だからこそ、私はフルーツの中で1番いちごが好きです。

誰でも自分の持つ題材で簡単に練習ができるので、ぜひ試してみてください。

2. 良質な記事を読んで実際に書いてみる

良質な記事には、大抵PREP法を用いた文章が使われています。良質な記事をよく読み、真似して文章を考えることで、PREP法を自然に習得することが可能です。

「良質な記事」を探すには、Google検索を使いましょう。検索上位の記事には、プロのライターや編集の手が入った上質な記事が多くあります。

上位記事を読んだら、noteやWordPressようなツールで実際に記事を書いてみてください。総合的な文章力の向上も狙えるのでおすすめです。

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3. 普段の説明でもPREP法を意識する

日常的な友人への説明や、仕事を部下に教えるときなどは、PREP法を練習する最適なタイミングです。

新しい手法を覚えるには、実践の中で練習するのが1番。普段から「結論→理由→具体例→結論」の流れを意識して説明することで、内容をスッキリと整理できます。

慣れてくれば、意識せずともPREP法を用いて説明できるようになるでしょう。口頭でもPREP法を使えるようになれば、さらに多くの場面で活用できます。

4. XにPREP法でポストする

Xの無料アカウントでは、140文字で物事を伝える必要がありますこの環境は、PREP法を練習するのにうってつけです。

毎日1ポスト、PREP法で文章を組み立てて投稿しましょう。

Xではインプレッションやいいねなどで直に反応が見れるので、どれだけの人に説明が刺さったのかを確認できます。即興でフィードバックを受けているような状態です。

もし、アカウントがバズってフォロワーが増えれば、商品や情報の訴求にも使えます。誰でもできる簡単な方法なので、万人におすすめです。

PREP法と比較される「SDS法」「DESC法」との違い

1. SDS法との違い
2. DESC法との違い

1. SDS法との違い

SDS法は、少ない要素で情報をまとめたいニュース記事や、スピーチなどで有効な文章構成方法です。

PREP法は「結論→理由→具体例→結論」で文章を構成する方法ですが、SDS法は以下の構成で文章を組み立てます。

SDS法
SDS法の文章構成
  • Summary(要点)
  • Details(詳細)
  • Summary(要点)

SDS法で「いちごが好き」という文章を構成すると、以下のようになります。

S(要点):いちごは私が1番好きな果物で、甘さと酸味のバランスが絶妙で美味しく、季節感も味わえます。

D(詳細):私はいちごを直接食べるのも好きですし、スムージーやデザートに加工して食べるのも大好きです。毎年初春になると必ずいちご狩りに出かけ、摘みたての新鮮ないちごの味を楽しんでいます。

S(要点):いちごは美味しいだけでなく、私の人生に欠かせない存在です。

SDS法は最初に話した要点を、詳細で具体的に補強することが可能です。

最後に改めて要点を相手に再認識させることで、内容を相手の記憶に定着させやすくなります。

2. DESC法との違い

DESC法とは、相手を非難せずに自分の言いたいことを伝えるための文章構成方法です。DESC法は、特にビジネスの場の交渉などで有効に働きます。

DESC法の構成要素は、以下のとおりです。

DESC法
DESC法の文章構成
  • Describe(描写)
  • Express(説明)
  • Suggest(提案)
  • Choose(選択)

DESC法で「一緒にいちごを食べたい」という提案文を構成すると、以下のようになります。

D(描写):最近は果物の価格高騰も相まって、いちごを食べる機会が少なくなっています。

E(説明):私はいちごが好きで、甘さと酸味の絶妙なバランスを好んでいたため、今のこの物価高は非常に残念です。

S(提案):そこで、明日一緒に買い物に行って、みんなでお金を出し合っていちごを買って食べませんか?

C(選択):そうすれば、いちごを食べながら、久しぶりに友人同士で会話ができます。楽しい時間を過ごせると思いますよ!

DESC法を活用することで、相手を不快にさせずに提案ができ、納得感を与えられます。難しい構成方法ではありますが、身につければ多くのビジネスシーンで役立つでしょう。

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