結論から言うと、レベルの低いライターを卒業するのは難しくありません。
僕の知るWebライターのなかには、月160時間働いても、最初の半年間は月3〜5万円しか稼げない人がいました。今ではそんな状態から抜け出し、編集者としてバリバリ稼いでいます。
低レベルから抜け出せない原因を把握し、改善に努めれば、すぐに稼げるWebライターになることが可能です。
この記事では、遠回りをしないために以下の内容を解説します。
- レベルが低いと思われる11個の原因
- レベルの低い状態から抜け出す3つの方法
必ず最後まで読んで、あなたのスキルを1段階、2段階と上げてください。
沖ケイタ
- 株式会社沖プロ代表
- 株式会社Webライタープロ取締役
- 1700人以上が受講するWebライター講座「Writing Hacks」メイン講師
- 100名の精鋭Webライター集団「Webライタープロ」運営
- 執筆に携わった記事は数千記事を超える
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レベルが低いWebライターと思われてしまう11個の原因
1. 楽に稼げると勘違いしている
2. 納期を守らない
3. クライアントから仕事を教えてもらえると考えている
4. 24時間以上返信がない
5. SEOの基礎知識を知らない
6. Webライティングの本質をわかっていない
7. リサーチをないがしろにしている
8. 上位記事をコピーしてしまう
9. 誤字脱字がたくさんある
10. WordPressの操作がわからない
11. マニュアル通りにやればいいと思っている
1. 楽に稼げると勘違いしている
「Webライターは簡単に稼げる」という言葉を都合よく受け取ってしまい、何も勉強しないまま始めてしまう人が続出しています。
しかし、基礎が身についていないWebライターは、文字単価0.3円のような低単価案件しか受注できません。
たとえ文字単価1.0円以上の案件を獲得できたとしても、継続してもらえないでしょう。クライアントから求められる価値を提供できないからです。
Webライターはれっきとした仕事です。市場に求められるスキルを理解し、最低限のことを身につけてからスタートしましょう。
2. 納期を守らない
納期を守れなければ、クライアントに損害を与えてしまう可能性があります。やり取りしている相手のさらに先にも、お客さんがいるかもしれないからです。
納期を守るコツは、とにかく早く着手すること。不測の事態で遅れてしまうことも考慮して、2日前に完了する計画で進めてください。
とはいえ、すべての仕事を相手の希望通りにこなせないときもあります。そういうときは、仕事を受けた時点ですぐに交渉するのがおすすめです。
自分の執筆ペースや仕事量を管理しながら進めていることが伝わるので、大きなマイナスポイントにはならないでしょう。
3. クライアントから仕事を教えてもらえると考えている
クライアントやディレクターは仕事を教えてくれる先輩や上司ではなく、ビジネスパートナーです。Webライターとして仕事をするなら、提供する価値の対価としてお金を受け取ることを認識しましょう。
最低限のスキルは無料の情報で学べます。まずは自分で調べるクセをつけてください。
4. 24時間以上返信がない
迅速に返信してくれるWebライターは、高い信頼を寄せてもらえます。すぐに連絡を取れることが安心感につながるからです。
Webライターの仕事は、オンラインですべて完結します。オフィスのように、常に姿が見えているわけではありません。
24時間以上連絡がとれなければ、仕事を放棄したのではないかと相手を心配させてしまいます。
クライアントからメッセージが届いたときは、上司から電話がかかってきたときと同じ状況だと考えて行動しましょう。着信があってから1日以上も放置すれば、信頼を失ってしまうのと同じです。
すぐに回答できない状況であれば「○○時までに連絡します」と一言入れるだけでも安心してもらえます。チャットツールなら、スタンプで連絡を受け取ったことを伝えましょう。
5. SEOの基礎知識を知らない
SEOとは、検索エンジンで記事を上位表示させるために必要なルールのようなものです。Webライター初心者でも、基礎的なことは理解しておく必要があります。
そもそもSEO記事は、以下の流れで制作します。
- キーワード選定
- リサーチ
- 構成作成
- 執筆
一般的に、キーワード選定はSEO担当やディレクターの仕事です。リサーチから執筆までをWebライターが請け負います。
質の高い記事にするために、最低でも以下のテクニックは知っておきましょう。
- キーワードから読者に必要な情報を考える
- 記事のゴールを考える
- 読者のニーズに答える構成を作る
- タイトルや見出しにキーワードを含める
- カテゴリを設定する
- パーマリンクを設定する
詳しくは「Webライターに必要なSEOライティング」を解説した記事で紹介しています。初心者でもわかりやすいようにまとめているので、ぜひ参考にしてください。
6. Webライティングの本質をわかっていない
Web上の文章は基本的に読まれないと考えましょう。役に立つ内容だとしても、読みにくいと思われた瞬間に読者は離脱します。
つまり、スラスラ読めて頭に入ってくる文章が求められます。とはいえ、難しい文章術やセンスは必要ありません。
以下のことを意識して書きましょう。
- 中学生にもわかる言葉を使う
- 一文は長くても70〜80文字まで
- 話の筋道を通す
- 知りたい情報だけを厳選する
- 連続した文末表現を避ける
- 漢字とひらがなの割合は3:7程度にする
見出しの中に書く文章の構造は、PREP法を意識してください。
PREP法は、物事を相手にわかりやすく伝えるために使う文章の型のことです。結論(P)・理由(R)・具体例(E)・再結論(P)の順番で文章を展開します。
(結論)Webライターは場所に縛られずに働けます。
(理由)パソコンとネット環境があれば仕事ができるからです。
(具体例)Webライターのなかには、世界を旅しながら記事を書いている人もいます。
(再結論)Webライターになれば、働く場所を自分で選択できます。
7. リサーチをないがしろにしている
Webライターは、自分が経験していない分野の記事に対応することがあります。読者の検索ニーズを的確に把握し、情報をわかりやすい表現に変えて伝えることが仕事です。
つまり、リサーチさえしっかり行えば、読者が求める記事を執筆できます。手を抜くと内容の薄い記事になってしまうため、すぐに見抜かれてるでしょう。
記事の品質は、リサーチで決まると言っても過言ではありません。
YouTubeやKindle、書籍など、他のメディアでもリサーチをして、情報密度の高いコンテンツを制作しましょう。
8. 上位記事をコピーしてしまう
SEOは、上位に表示されている記事が正解のひとつだと考えられています。しかし、コピーするのは絶対にやめてください。
Googleはコピーコンテンツを厳しく取り締まっています。たった1記事の違反で、メディア全体の評価が下がる恐れがあるのです。
以下のような基本的なルールは必ず守りましょう。
- 他メディアの画像を無断で使用しない
- 引用部分は明示する
- フリー素材は利用規約を守って使用する
情報やデータの引用をするのであれば、内閣府や厚生労働省などの行政機関を活用することをおすすめします。
9. 誤字脱字がたくさんある
誤字脱字は意識するだけで防げるミスです。特に、助詞の抜けや重複は注意深くチェックしてください。
ツールを使用したり、音読をして最終チェックを行うのがおすすめです。
誤字脱字が多いと、情報の確かさを疑われる原因になります。簡単にできる対策なので、今日から取り入れましょう。
10. WordPressの操作がわからない
Webライターをやるなら、WordPressの操作は必ずマスターしておきましょう。文字の装飾や画像を挿入して、ブログ記事を公開できるところまでは最低でも経験しておいてください。
操作方法を身につける近道は、自分のブログを作ることです。自分のブログで練習をしながら学んでいきましょう。
WordPressへの入稿まで対応できれば、プラスαで収入が増えることもあります。
11. マニュアル通りにやればいいと思っている
マニュアルは遵守すべき項目ですが、最低限守ってほしいことしか書かれていません。基本的なスキルを身につけてから案件を受けることが当たり前だと思われているからです。
初心者でも、必ず最低限の知識とスキルを身につけてから案件に応募しましょう。
そのうえでマニュアルが守れていれば、初心者Webライターに言うことはありません。
レベルの低いWebライターから抜け出す3つの方法
1. 価値提供を意識する
2. 0から成功するための正しい道筋を知る
3. 実績を出し続けている人から学ぶ
1. 価値提供を意識する
収入を考えることは重要ですが、稼ぐことばかりに注力するのはNGです。クライアントに貢献することを意識して記事を書きましょう。
多くのクライアントが期待しているのは、売上や集客力の向上です。Googleで検索上位に表示されなければ、目的は達成できません。
つまり、クライアントの目的を達成するために、Webライターとしてのスキルを磨く必要があります。
- 読者の検索意図を徹底的にリサーチする
- 悩みに120%答えられる記事構成を作る
- 筋道の通った話で説明する
- わかりやすい文章を心がける
- 自然に商品を訴求する
上記のことを意識して記事を書けるようになれば、レベルの低い記事にはならないはずです。
2. 0から成功するための正しい道筋を知る
成功までの道筋が見えていれば、最短ルートで成長できます。「正しい方向に向かっている」と、確信をもって取り組めるからです。
壁に直面したときでも、挫折せずに乗り越えられるでしょう。
Webライター未経験から稼げるようになる流れは、WebサイトやYouTubeなどでも公開されています。当メディアで紹介している「Webライターの始め方」も参考にしてみてください。
また、僕のKindle本「Webライター未経験から月収100万円を稼ぐまでのロードマップ」では、月収100万円までの流れを無料で公開しています。ぜひ、こちらもお役立てください!
3. 実績を出し続けている人から学ぶ
結果を出している人が身につけてきたスキルや考え方を知り、自分のものにしていけば、自然と結果もついてきます。
その手段として、添削付きの有料講座を活用するのも1つの方法です。
添削は、ライティングスキルの向上を目的としています。Webライター自身の良さを引き出しつつ、記事全体の質を高めるために指導を行うのが特徴です。
独学と異なり、体系的に無駄なく学べる仕組みが整っています。
案件に取り組みながらフィードバックで学ぶのも良いですが、あくまでもフィードバックは納品基準を満たすことを目的とした改善点です。添削ではありません。
体系的に効率よくスキルアップする手段として、当メディアで紹介している「Webライターにおすすめの講座やスクール」も参考にしてみてください。