- ~することができます
- ~ということです
これらはよくある冗長表現です。文章に無駄があり、僕自身がWebライターに指導するなかでも「冗長表現を削ってください」と指摘することが多々あります。
読者にストレスを与えたり、メディアの信頼を失ったりする可能性があるため、すぐに改善しましょう。
なお、他にも冗長表現に該当する文章はたくさんあります。この記事では以下の項目に分けて詳しく解説するので、ぜひ知識を身につけてください。
- 冗長表現の意味と読み方
- 冗長表現を避けるべき理由
- よくある冗長表現の一覧と例文
- 文章力を高める2つのコツ
- 冗長表現のチェック方法3選
文章力を高めるうえでも大切なことなので、この記事を読んでレベルアップしましょう!
沖ケイタ
- 株式会社沖プロ代表
- 株式会社Webライタープロ取締役
- 1700人以上が受講するWebライター講座「Writing Hacks」メイン講師
- 100名の精鋭Webライター集団「Webライタープロ」運営
- 執筆に携わった記事は数千記事を超える
【無料配布】
Webライター「未経験→月収100万」最短ロードマップ
冗長表現とは?意味と読み方を解説
冗長表現とは、文章に無駄があり、読みにくくなっている表現のことを指します。読み方は「じょうちょうひょうげん」です。
過剰に言葉を重ねたり、同じ内容の言葉を繰り返したり、さまざまな原因で文章が読みにくくなります。日常生活で何気なく使っている言葉でも冗長表現に該当するケースがあるため、文章を書くときには注意が必要です。
例えば、日常生活で使いがちな冗長表現の例として、以下のような言葉が挙げられます。
- 約100人くらい
- 後で後悔する
- 一番最初に
この例文を見て何がダメなのかわからない人は、ぜひ最後まで記事を読んで学びましょう。意識して文章の無駄を削れるようになれば、文章力がかなりアップします。
冗長表現を避けるべき4つの理由
1. テンポが悪くなる
2. 要点がわかりにくくなる
3. 趣旨がぼやける
4. 稚拙な印象になる
1. テンポが悪くなる
冗長表現のある文章は、テンポが悪くなり、スムーズに読めません。無駄な情報が増えることで、文章の流れが乱れます。
NG例:とても天気が良くて、青い空が広がっていて、まさにピクニックに最適な一日でした。
OK例:青空が広がり、絶好のピクニック日和でした。
NG例は、伝えたい内容はわかるものの、何となく読みにくさを感じませんか?これが文章に無駄が多い状態です。
テンポよく読めない文章は読者にストレスを与えます。
2. 要点がわかりにくくなる
冗長表現が多い文章は、読者が必要な情報にたどり着くまでに時間がかかります。
無駄な情報が多すぎて内容が頭に入ってこないため、要点がわかりにくくなる点に注意が必要です。
NG例:彼のプレゼンテーションは、とても詳細にわたって情報を説明しているため、内容はわかりやすいものでしたが、時間がかかりすぎてしまいました。
OK例:彼のプレゼンテーションは明確でしたが、長すぎました。
NG例は結局何を伝えたいのかがわかりにくく、ダラダラとした印象を与えます。会話でよく起こりがちな例ともいえるでしょう。
特にWebライティングでは、要点をわかりやすく伝えることが重要です。
3. 趣旨がぼやける
冗長表現があると遠回しな表現になりがちです。趣旨がぼやけて、相手に情報が伝わりにくくなります。
その結果、説得力がなくなるばかりか、読者を混乱させる恐れもあるため少々危険です。
NG例:私たちが新しいプロジェクトを始めるにあたって、最も注意を払わなければならない重要なポイントに関して、いろいろな側面から検討を重ねる必要があります。
OK例:新プロジェクトでは、最も重要なポイントを多角的に検討する必要があります。
NG例とOK例を比較すると、OK例のほうが理解しやすいのではないでしょうか?
情報を的確に伝えるうえでも、冗長表現を削ることが大切です。
4. 稚拙な印象になる
冗長表現の多い文章は、稚拙な印象を与える原因です。具体的には、以下のような印象を与えます。
- 簡潔に表現する能力がない
- 語彙力・文章力がない
- 専門性・理論性に欠ける
NG例:冗長表現にあたる部分があると文章がとても読みにくくなり、稚拙な印象を与えてしまいます。
OK例:冗長表現があると文章が読みにくくなり、稚拙な印象を与えます。
同じ内容の文章でも、無駄を削るだけで読者に与える印象が大きく変わります。
「~してしまいます」や「~することができます」は、Webライティングに関わる多くの人が無意識に使いがちです。
すべてNGというわけではありませんが、適切な場所で削れるように意識して文章を書きましょう。
【文章編】よくある冗長表現の一覧と例文
1. 重複表現
2. 一文内で同じ単語の重複
3. 不要な接続詞・副詞・助詞
4. 二重否定
5. 二重敬語
6. 「の」の多用
7. 冗長な文末
8. 一文一義ではない
9. 結論まで遠い
1. 重複表現
重複表現は、同じ意味(同義語)や似た意味(類義語)の言葉を重複して使うことを指します。Webライティングで代表的な冗長表現です。
日常生活で使いがちな言葉が多いため、ライティングに慣れている人でも意識しないと見落とす可能性があります。稚拙な印象を抱かれやすいので気をつけましょう。
NG例 | OK例 |
---|---|
約100人ほど | 約100人 |
一番最初 | 最初 |
馬から落馬する | 落馬する |
新しい新商品 | 新商品 |
後で後悔する | 後悔する |
全てを一任する | 一任する |
必ず必要 | 必要 |
違和感を感じる | 違和感がある |
病院に入院する | 入院する |
各市町村ごとに | 市町村ごとに |
まずはじめに | はじめに |
例えば「約100人ほど」という言葉では、「約」「ほど」が同じ意味で重複しています。
「一番最初」の「最初」には一番という意味がすでに含まれているため、「最初」だけで伝わります。
言葉の意味を考えながら文章を書く習慣を身につけましょう。
冗長表現で使いがちな単語をリストにして、確認する習慣をつけるのもおすすめです。
2. 一文内で同じ単語の重複
一文の中で同じ単語が繰り返されるのも、Webライティングでやりがちな冗長表現です。
重複すると違和感があり、くどい印象になります。
NG例:私の好きな本は「道を拓く」という本です。
OK例:私の好きな本は「道を拓く」です。
NG例:新しいシステムを導入することで、業務効率が向上し、仕事の効率が上がります。
OK例:新しいシステムを導入すると、業務効率が向上します。
同じ単語を使いそうになったら、他の表現ができないか再考しましょう。
3. 不要な接続詞・副詞・助詞
文章をつなぐ接続詞や副詞、助詞も、使い方によって冗長表現になります。なくても意味が通じる接続詞は削りましょう。
接続詞が多いと、文章のテンポや流れを悪くする可能性があります。
逆説の言葉や文章で使う接続詞(しかし、ところが)は、削ると意味が通じなくなるので削らなくて大丈夫です。
接続詞(また)
NG例:A商品は、操作が簡単で初心者でも使いやすいのが魅力です。また、デザインをカスタマイズできるため、幅広い世代から人気があります。
OK例:A商品は、操作が簡単で初心者でも使いやすいのが魅力です。デザインをカスタマイズできるため、幅広い世代から人気があります。
接続詞(なぜなら)
NG例:Webライティングでは、不要な接続詞を削りましょう。なぜなら、なくても意味が伝わる接続詞は冗長表現にあたり、文章のリズムが悪くなるからです。
OK例:Webライティングでは、不要な接続詞を削りましょう。なくても意味が伝わる接続詞は冗長表現にあたり、文章のリズムが悪くなるからです。
接続詞(さらに)
NG例:営業部門の生産性向上に注力する必要があります。さらに、管理部門の業務効率化にも取り組みましょう。
OK例:営業部門の生産性向上と、管理部門の業務効率化に取り組む必要があります。
副詞は、文章をより詳しく説明する役割があります。適度に文章に含めて、削りすぎに注意しましょう。
冗長表現になりやすい副詞として、以下のような言葉が挙げられます。
- とても
- かなり
- おそらく
- 必ず
- きちんと
助詞は、言葉と言葉をつないで意味を付け加える役割があります。
助詞は適切に使えば文章を豊かにしますが、多用すると冗長表現になりやすいので注意しましょう。
助詞(と)
NG例:私はリンゴとバナナと柿と桃が好きです。
OK例:私はリンゴ、バナナ、柿、桃が好きです。
助詞(に)
NG例:駅に行くには、バスに乗って、10分後に着きます。
OK例:駅まではバスで10分かかります。
助詞(について)
NG例:冗長表現について学びましょう。
OK例:冗長表現を学びましょう。
冗長表現になりやすい助詞の代表格でもある「の」については「6.「の」の多用」で解説します。
4. 二重否定
一文の中に「ない」が2回登場し、二重に否定するのも冗長表現です。
二重に否定するとかえってわかりづらく、回りくどい印象になります。
NG例:彼の意見に全く反対しないわけではありません。
OK例:彼の意見に少し反対です。
NG例:その書き方が正しくないとは限りません。
OK例:その書き方が正しい可能性があります。
二重否定を避けて積極的な表現に書き換えると、簡潔な文章に改善できます。
5. 二重敬語
二重敬語は敬語が重複し、過剰になっている状態を指す冗長表現です。
誤って使うと相手に不快な思いをさせる可能性があるので注意しましょう。
NG例:お召し上がりになる
OK例:召し上がる
NG例:お伺いさせていただく
OK例:伺う
NG例:ご覧になられる
OK例:ご覧になる
敬語の誤用はかえって失礼にあたります。特にビジネスシーンでは、適切に使えるようになりましょう。
6. 「の」の多用
文中に連続して副詞の「の」を多用するのもよくある冗長表現です。
リズムが悪くなり、何が主語や目的語なのかがわかりづらくなります。
NG例:全世界の女性の総数
OK例:全世界における女性の総数
NG例:この問題の解決の方法
OK例:この問題を解決する方法
NG例:新製品の開発の成功のための戦略
OK例:新製品開発を成功させる戦略
特に、文章を書くことに慣れていないWebライティング初心者によく見られます。
「の」の使用を減らすには「における」「について」などに置き換えたり、文章全体の構造を見直したりする方法が有効です。
7. 冗長な文末
文末に不要な文言を足す冗長表現は、柔らかい印象にしたいときに使いがちです。
話し言葉では自然でも、文字にすると読みにくさがあり、文章全体の意味がわかりづらくなります。
NG例:このアプリを使えば、簡単に予約をすることができます。
OK例:このアプリを使えば、簡単に予約できます。
NG例:冗長表現が多いということは、文章が読みにくくなっている証拠です。
OK例:冗長表現が多いのは、文章が読みにくくなっている証拠です。
NG例:ぜひ今日から学んだことを活かして実践するようにしましょう。
OK例:ぜひ今日から学んだことを活かして実践しましょう。
NG例:このマニュアルはすべてのライターに適用されるものになります。
OK例:このマニュアルはすべてのライターに適用されます。
上記の例文は、Webライティングで特に多い冗長表現です。削ると文章がすっきりし、わかりやすくなります。
8. 一文一義ではない
一文一義とは、一文の中に一つの情報を書くことを意味します。
一文の中に情報が複数あると、情報を整理しにくくなるので注意しましょう。一文一義になっていない場合は、文章を分けるのが望ましいです。
NG例:地元のお祭りに行ったら、友人に会えて楽しい時間を過ごしたので、また来年も行きたいと思いました。
OK例:地元のお祭りに行ったら、友人に会えて楽しい時間を過ごしました。また来年も行きたいと思います。
NG例:その商品は多くの消費者に支持されていて、最近の調査でも高い満足度を誇っており、今後も市場で成長を続けると予想されています。
OK例:その商品は多くの消費者に支持されています。最近の調査では高い満足度を誇っており、今後も市場で成長を続けると予想されています。
内容を盛り込みすぎると、どうしても一文が長くなります。長文は読者にストレスを与えるので、長くても60文字以内にするのがおすすめです。
9. 結論まで遠い
結論まで遠い文章も冗長表現にあたります。
結論がわからないまま長い文章が続くと、読者は読みづらく、内容が頭に入りません。
NG例:私たちは長い間、さまざまな課題に取り組んできましたが、その中でも多くの失敗と成功があり、試行錯誤を重ねた結果、最終的には新しい方針が必要であるという結論に至りました。
OK例:私たちは試行錯誤を重ねた結果、新しい方針が必要との結論に至りました。長い間さまざまな課題に取り組み、多くの失敗と成功があったからこそ気づけたことです。
NG例:この問題に対して、私たちはまず多くのデータを収集し、その次に解決策を考えなければならないと気付き、分析を行ったうえで、最終的に「Aの施策を行う必要がある」と結論付けました。
OK例:この問題についてデータを分析したうえで、「Aの施策を行う必要がある」と結論付けました。私たちが多くのデータを収集し、解決策を導き出した結果です。
余分な前置きを削って結論を明確に示すことで、文章が簡潔になり、読者に正しい情報が伝わりやすくなります。
【段落編】よくある冗長表現の一覧と例文
1. 同じ内容を繰り返す
2. 前置きが長い
3. 無駄な文章が多い
1. 同じ文章を繰り返す
同じ段落の中で同じ内容の文章を繰り返すのも、よくある冗長表現の例です。
くどい印象になり、読者にストレスを与えます。結局何を伝えたいのかわかりづらくなるのもデメリットです。
NG例:この商品は品質が良く、耐久性に優れています。つまり、この製品は高品質で長持ちするということです。言い換えれば、この商品は優れた品質と長期間使用できる特徴を持っているのです。
OK例:この商品は高品質で耐久性に優れているため、長期間使用できます。
文章を書き終えたら必ず段落全体を読み直し、同じ内容を繰り返していないか確認しましょう。
2. 前置きが長い
読者が知りたい情報を伝えるまでの前置きが長いのも冗長表現です。
情報を検索するユーザーは、疑問や悩みを早く解決したくて検索エンジンを使用しています。前置きが長くて知りたい情報になかなかたどり着けないと、読むのをやめてしまうでしょう。
例えば取材(インタビュー)では、話しが長く、冗長的になりやすいのが特徴です。そのまま記事にすると非常に読みづらくなります。
冗長表現を削って、内容が変わらないように伝わりやすい言葉でまとめ直す作業が欠かせません。
NG例:私が今から申し上げることは、長年の経験と研究に基づいた見解であり、多くの専門家たちとの議論を経て導き出された結論であることをまず最初に強調しておきたいと思います。そのうえで、本題に入らせていただきますが、現代社会における環境問題の核心は、個人の意識改革にあると考えています。
OK例:長年の研究と専門家との議論に基づき、現代社会における環境問題の核心は個人の意識改革にあると考えています。
なお、Web上の記事は小説や印刷物と違い、結論ファーストを意識して書くことが重要です。
最初と最後に結論を伝える「PREP法」がよく用いられます。
- Point(結論)
- Reason(理由)
- Example(例)
- Point(結論)
無駄な情報をそぎ落とし、結論ファーストで説得力の高い文章を心がけましょう。
また、当メディアでは僕のKindle本「Webライター未経験から月収100万円を稼ぐまでのロードマップ」を無料で公開しています。Webライティングで安定収入を得たい人は、冗長表現やPREP法以外に必要なスキルも知っておきましょう。
3. 無駄な文章が多い
段落で見たときの無駄な文章とは、特定のことを説明する際に、しつこく説明してしまう状態です。
特に自分の一次情報を伝える際に、必要以上の情報を詰め込んでしまう傾向が見られます。情報を伝えたい気持ちが先行し、読者が置いてけぼりになっているパターンです。
NG例:このケーキは甘くて美味しいです。砂糖がたっぷり入っているので、甘さが際立っています。甘いものが好きな人にはたまらない味わいでしょう。甘いもの好きにおすすめの一品です。
OK例:このケーキは砂糖をたっぷり使用した、甘いもの好きにおすすめの一品です。
無駄な文章は読者にとってストレスです。読むのをやめてしまう原因になりかねません。
各文が新しい情報や価値を加えているかを意識すると、無駄な文章を減らせます。
冗長表現を意識して文章力を高める2つのコツ
1. 日頃から文章の無駄を意識する
2. 冗長表現の削りすぎに注意する
1. 日頃から文章の無駄を意識する
文章はシンプルにすると読みやすくなるので、無駄な部分は極力そぎ落としましょう。
この記事で紹介した冗長表現のパターンを、日頃から意識することがポイントです。
とはいえ、文章を書くことに慣れている人でも、冗長表現を見落とすことはよくあります。日常的に使っている言葉の場合は、冗長表現であることに気づいていない人が多いのも現実です。
冗長表現に該当する言葉への理解を深めるためには、日頃から「本当に正しく使えているか」と自分を疑いながら言葉を選ぶことをおすすめします。
絶対に正しいと断言できない場合は、実際に言葉の意味や使い方を調べてみましょう。
また、日常会話やビジネスメールなどでも冗長表現を意識してみてください。自然に冗長表現に気づけるようになるでしょう。
2. 冗長表現の削りすぎに注意する
文章を簡潔にすることは大切ですが、削りすぎには注意が必要です。
必要以上に簡略化すると、読者が内容を理解できなくなったり、誤解を招いたりする可能性があります。
また、文章がぶっきらぼうになり、冷たい印象や失礼な印象を与えかねません。
特にビジネスや公式な場面での文章では、適度な丁寧さを保つ必要があります。過不足なく情報を伝えることが重要です。
なお、Webライティングではあえて「~してしまいます」や「~することができます」といった冗長表現を用いることもよくあります。文章のリズムを整えたり、読者への印象を変えたりする役割があるからです。
上手に使い分けられるように、読者がどう感じるかという視点を大切にしてください。
冗長表現のチェック方法3選
1. 音読をする
2. チェックツールを使う
3. 時間を空けて推敲する
1. 音読をする
音読をすると、句読点の位置や違和感に気づきやすいのでおすすめです。自分の文章を客観視できます。
自分で音読をするのが面倒な人は、Googleの拡張機能を利用しましょう。
「Read Aloud:テキスト読み上げ音声リーダー」を使えば、AIが音読してくれます。以下の手順で試してみてください。
画面右上にある拡張機能を開いて「Read Aloud」を選びましょう。
右上のマークをクリックすると読み上げが始まります。好きなタイミングで止めたり戻したりできるため、試してみましょう。
2. チェックツールを使う
無料のチェックツールを使えば、冗長表現だけでなく誤字脱字もチェックできます。以下の2つが無料で使えておすすめです。
- すいこう君
- Enno.jp
(1)すいこう君
すいこう君は、さまざまな冗長表現を無料で確認できるチェックツールです。
黒い枠内に文章を貼り付けて「チェック」をクリックすると、冗長表現になっている箇所を指摘してくれます。
9800文字以上入れても使えたので、文字制限はないのかもしれません。
すいこう君では、以下のような項目をチェックしてくれます。
- 60文字以上の文
- 形式名詞(~という・~こと)の使用
- 同じ文末表現の連続(~ます。~ます。~ます。)
- 1つの文で同じ言葉を使用
- 1つの文で「の」を3回以上使用
- 1つの文で「が、」を複数回使用
- 接続詞の使用
(2)Enno.jp
Enno.jpは変換ミス・誤字・脱字・エラーなどを確認できる無料のチェックツールです。
白い枠内に文章を貼り付けて「日本語エラーをチェックする」をクリックすると、日本語エラーを指摘してくれます。
文字数は4000文字まで可能で、無駄な半角スペースも見つけてくれるのが特徴です。
3. 時間を空けて推敲する
文章が完成したら、時間をあけて推敲(すいこう)しましょう。推敲とは、文章の構成や表現を、より良いものへと作り直していく作業です。
文章を書いた直後は、なかなか客観的にチェックできません。あえて時間を空けて推敲を行うと、頭がすっきりとした状態で確認できます。
できれば一晩、時間がなければコーヒーを一杯飲んだあとでも良いので、少しでも間を空けてチェックしましょう。