Webライターが騙されやすい詐欺案件の特徴9選!巻き込まれたときの対処法も紹介

Webライターは、特別なスキルがなくても未経験から始めやすい仕事です。そのため、初心者を狙った詐欺が後を絶ちません。

悪意のあるクライアントから案件を受けてしまうと、トラブルに巻き込まれ、報酬を得られない恐れがあります。

そこでこの記事では、1人でも多くの被害者を減らせるように、Webライターが遭遇しやすい詐欺案件の特徴を詳しくまとめました。

巻き込まれたときの対処法についても解説するので、ぜひ最後まで読み、自己防衛に役立ててください。

この記事を書いた人

沖ケイタ

  • 株式会社沖プロ代表
  • 株式会社Webライタープロ取締役
  • 1700人以上が受講するWebライター講座「Writing Hacks」メイン講師
  • 100名の精鋭Webライター集団「Webライタープロ」運営
  • 執筆に携わった記事は数千記事を超える

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目次

Webライターが騙されやすい詐欺案件の特徴9選

Webライターを狙った詐欺では、なかなか案件を獲得できない初心者がターゲットにされがちです。どのような特徴があるのかを確認し、該当する案件を回避しましょう。

1. SNS上で相談やスカウトが来る
2. 募集内容に報酬が書かれていない
3. 極端に報酬単価が低い
4. 高額報酬を匂わせてくる
5. クラウドソーシング外でのやり取りに誘導してくる
6. 無報酬・低報酬のテストライティングをやらされる
7. 仕事の発注条件としてスクール入会を強制してくる
8. 募集要項より多い文字数を要求される
9. 募集時点で個人情報を聞かれる

1. SNS上で相談やスカウトが来る

XなどのSNS上でまったく面識がないアカウントから案件の相談やスカウトが来た場合、詐欺の可能性があります。実績がほとんどない初心者は狙われやすいので注意してください。

最初は自然な会話からスタートし、親切な人を装って、最終的に高額な教材やセミナーへと誘導するのが特徴です。

もちろん、すべてのスカウトが詐欺とは限りません。魅力的な言葉をかけられるとつい受けたくなりますが、一般的な問い合わせか詐欺かは注意深く確認しましょう。

2. 募集内容に報酬が書かれていない

SNSやメディア上で募集している案件には、報酬について書かれていないものがあります。

X上での具体例を出すと、以下のような募集です。

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上記のような募集は、案件を熱望するWebライターを釣るために、あえて単価が書かれていない可能性があります。そして、何も考えず応募してきた人に、低単価をふっかけます。

1度応募したあとでは断りづらく、なし崩し的に業務を受けてしまいがちです。報酬が未記入の案件があったら、質問して単価を聞いてから応募するか考えましょう。

3. 極端に報酬単価が低い

極端に報酬単価が低い案件のクライアントは、詐欺までいかずとも、誠意がない仕事内容を提示してくる可能性があります。

具体的には、文字単価0.5円未満の案件には注意が必要です。

クラウドソーシングサイトでは「初心者歓迎」などと謳って、1万文字1000円といった超低単価の案件がゴロゴロ転がっています。このような極端に報酬単価が低い案件は、学べることが少なく、実績にすらならない場合が多いです。

ハッキリ言って、応募はおすすめしません。

4. 高額報酬を匂わせてくる

クラウドソーシングサイトで「未経験OK」「文字単価5円以上」のような条件で調べると、そこそこの数の案件が出てきます。しかし、あまりに条件が良すぎるものは避けたほうが無難です。

高額報酬を匂わせる案件の中には、応募後に業務内容が変わり、最終的にライター側が不利になるものもあります。

一見条件が良さそうな案件を見かけても、詳細をしっかりと確認して騙されないようにしてください。

5. クラウドソーシング外でのやり取りに誘導してくる

ほぼすべてのクラウドソーシングサイトにおいて、案件受注後に手続きなしでクライアントと直接連絡を取るのは規約違反です。

例えば大手クラウドソーシングサイトのクラウドワークスでは、以下のようなガイドラインが定められています。

本サービスを通じて得た情報をもとに、本サービス外での直接契約や支払いをおこなうことを想起させる仕事の依頼を禁止しています。ただし、弊社が事前に承諾した場合はこれに限らないものとします。

引用:クラウドワークス仕事依頼ガイドライン

クライアントであれば、上記規約は周知の事実のはず。にもかかわらず、Webライターに直接連絡を勧めるクライアントは誠実さに欠けます。

不誠実なクライアントは、万が一不都合が生じた場合に遠慮なくWebライターを切り捨てます。不義理な直接連絡を持ちかけるクライアントとは距離を置くのがおすすめです。

6. 無報酬・低報酬のテストライティングをやらされる

テストが無報酬にもかかわらず、文字単価が高めの案件はかなり危険です。そのような案件は、以下の流れで搾取を行う詐欺の常とう手段です。

  1. 高い文字単価でWebライターを誘う
  2. テストと称して無報酬で記事を書かせる
  3. 記事を書かせたらそのまま全員不採用にする

Webライターに長く働いて欲しいと考えているクライアントであれば、テストの段階でも報酬を惜しみません。できる限り、テストでもしっかり報酬を払ってくれる良質なクライアントの案件に応募しましょう。

7. 仕事の発注条件としてスクール入会を強制してくる

仕事の発注条件にスクール入会を強制するのは、クラウドソーシングサイトでよくある手口です。高単価・高待遇で案件を募集し、複数回の面接を行うパターンが多くあります。

一次テストを通過した対象者に面接を受けさせ、その際に「これ以上の案件を受けたければ、スクールを終了させること」と条件をつけるのが、よくある詐欺案件の流れです。

通常のクライアントであればそんなことはせず、マニュアルやレギュレーション、フィードバックでWebライターを教育します。

スクールを強制する案件は、最初からそれが目的であると覚えておきましょう。

8. 募集要項より多い文字数を要求される

「募集要項では5000文字だったのに、実際に書いてみたら5000文字じゃ絶対収まらない案件だった…」といった、多い文字数を要求される案件はよくある地雷案件です。

実際に渡された構成を確認すると、どう見ても募集要項に合った構成量ではない状態。執筆に慣れていない人は、実際に文章を書いてみないと気づかない傾向があります。

このような案件は、初心者を問わず、高確率でWebライターが遭遇するので注意してください。すでに受注している段階だとWebライター側から文句が言いづらく、泣き寝入りするパターンが多々あります。

受注前に見抜くのは難しいですが、単価が上がるほどこのような案件には遭遇しづらくなるので、頑張って単価を上げていく努力が重要です。

9. 募集時点で個人情報を聞かれる

募集の時点で個人情報を聞かれる案件は確定で詐欺なので、早々に縁を切りましょう。募集はあくまでもWebライターを選別する段階なので、個人情報を渡す必要は絶対にありません。

本名だけならまだしも、住所や電話番号などの情報を要求するクライアントは、情報収集が目的でWebライターを募集している可能性が高いです。

実際に個人情報が必要なのは、契約書を交わす段階になってから。契約が締結するまでは、安易に個人情報を送ってはいけません。

なお、詐欺案件は、Webライティングのスキルや知識がないWebライターほど狙われやすい傾向にあります。引っかかりたくない人は、早めにWebライターとして必要なスキルを身につけることが大切です。

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Webライターが詐欺に引っかからないための10個の対策

1. 得体の知れない人物からの勧誘は断る
2. 魅力的な募集内容に気をつける
3. クラウドソーシングサイトで仕事を探す
4. クライアントの評価や実績を必ず確認する
5. クラウドソーシングサイト外での連絡に応じない
6. 直接契約では契約書を交わす
7. 募集内容が曖昧な案件に応募しない
8. 報酬設定をよく確認する
9. 無報酬・低報酬のテストライティングは避ける
10. お金を払わされそうになったら断る

1. 得体の知れない人物からの勧誘は断る

Xやクラウドソーシングサイトで勧誘を受けた際に、プロフィールを見ても実態が分からない人物であれば、誘いは断ったほうが無難です。

案件を受ける前にチェックしたいクライアントのポイント
  • 所属している会社名
  • 発注実績
  • 他ライターからの評価
  • 普段の発言

得体の知れない人物から案件を受けてしまうと、超低単価で買い叩かれたり、スクールへ勧誘されたりするなど、不都合が生じる可能性があります。

相手がどんな人物か確認したうえで、不安要素がある場合は案件を受けないでください。

2. 魅力的な募集内容に気をつける

以下のような、いかにも魅力的な募集は、注意深く内容を確認する必要があります。

  • 初心者でも簡単:内容は簡単だが作業量が極端に多い地雷案件
  • スマホで簡単:スマホでは難しいので、別の仕事をやらされる可能性大
  • 初心者でも高単価:初心者を高単価で釣り、有料スクールなどに誘導する手口

初心者を狙った詐欺案件で、上記のような魅力的な文言は使われやすいです。案件を受注する際は、募集内容をよく見て入念に精査しましょう。

3. クラウドソーシングサイトで仕事を探す

クラウドソーシングサイトは、一定割合の手数料が発生する代わりに、何らかのトラブルがあった際にWebライターを保護してくれます。

一方でクライアントとダイレクトでやり取りを行う直接契約では、トラブルがあった際は自分ですべて対応しなければなりません

初心者のうちはWebライターの勝手や相場感が分からないので、詐欺案件を自力で見抜くのは困難です。

Webライターの仕事に慣れるまでは、安全を重視してクラウドソーシングサイトで実績を積むことをおすすめします。

4. クライアントの評価や実績を必ず確認する

クラウドソーシングサイトでは、クライアントの評価や発注履歴の確認が可能です。過去に契約したWebライターのコメントから、クライアントの良し悪しを判断できます。

SNSであれば、他ユーザーとのやり取りやフォロー・フォロワー数などから、クライアントの人間性を判断しましょう。

基本的に、アカウント評価が悪い場合や、アカウントを作成して間もないクライアントは、いずれも避けたほうが良いでしょう。

5. クラウドソーシングサイト外での連絡に応じない

「クラウドソーシングサイト外で契約をしよう」と誘ってくるクライアントには、絶対に応じないでください。

業務上、必要なやり取りの場合は許可を得ることでクラウドソーシング外でのやり取りが可能です。しかし、その目的がWebライターとダイレクトでつながることであれば規約違反に該当します。

もし規約違反が運営に発覚すると、最悪の場合、以下のように違約金を請求される危険性があります

5. 弊社は、利用者が第9条第9項又は第17条第6項に違反した場合、当該利用者の登録解除等弊社が必要と判断する措置を講ずることができるものとします。また、弊社は、利用者に対し、違約金として、当該取引の報酬額に対するシステム利用料相当額か金100万円のいずれか大きい方の金額(当該取引の報酬額に対するシステム利用料相当額の算定が不可能な場合は、金100万円)の支払いを求めること及び一切の法的措置(金銭賠償請求を含むがこれに限りません。)を講ずることができるものとします。

引用:クラウドワークス利用規約

Webライター側にもリスクを負わせようとするクライアントと取引をするのはやめましょう。

そのようなクライアントと取引しても、今後のためになりません。早々に手を切ったほうが安全です。

6. 直接契約では契約書を交わす

SNSやメディア上の案件で契約を結ぶ際は、できる限り契約書を交わしましょう。

特に個人との取引の場合、契約書を交わさずに口約束で行われるパターンがかなり多い印象です。

契約書を交わさなかった場合、万が一クライアントが報酬不払いを起こした際に対応できず、泣き寝入りする可能性があります

安心して直接契約を結ぶためにも、契約書を交わしてくれるクライアントと関係を築きましょう。

7. 募集内容が曖昧な案件に応募しない

以下に挙げる内容が明確に定まったクライアントとのみ、契約を結びましょう。

項目内容
報酬文字単価
記事単価
ジャンル美容
金融
不動産 など
仕事内容SEO記事
取材記事
リライト案件
作業範囲構成
執筆
文字装飾
画像選定
WordPress入稿
納品方法Googleドキュメント
Word

あまりにも内容が曖昧な案件では、割に合わない作業を要求されたり、有料スクールへ勧誘されたりする可能性があります。

最悪の場合、自分が詐欺に加担させられる可能性も否定できません募集が曖昧な案件には応募しないでください。

8. 報酬設定をよく確認する

クラウドソーシングサイトで多いのが「概要欄の報酬」と「募集内容の報酬」に食い違いが発生しているパターンです。

具体例で言うと、次の画像のような場合ですね。

仕事の概要では文字単価5円の2000文字としていますが、実際の報酬は1記事5000円から。つまり、概要欄の単価は最大値である10,000円に設定されています

詐欺とまでは言えませんが、変動幅が大きく、優良誤認であることは確かです。実際に報酬は払われますが、文字単価5円という表記は正しくありません。

これはまだ良いほうで、なかには文字単価1000円で1文字の案件という酷いものもザラにあります。あからさまに酷い案件には絶対に応募しないでください。

9. 無報酬・低報酬のテストライティングは避ける

無報酬・低報酬のテストライティング案件は、地雷案件の可能性がかなり高くなります。基本的に応募してはいけません。

クライアント視点で考えると、テストライティングは高品質な記事を書ける人を選別するためにします。つまり、大事な選別段階でまともな報酬を支払う気がない時点で、ロクな人材を集める気がありません

なかにはすべてのWebライターを不採用にして、記事だけ搾取する悪質なクライアントもいます。搾取されないためにも、テストライティングに力を入れているクライアントを選びましょう。

10. お金を払わされそうになったら断る

クライアントは、あくまで報酬を与えて仕事をしてもらう立場です。Webライターに支払いを迫ることは絶対にないので断りましょう。

特に講座やスクールを運営していて、良質な講座を自信を持って提供しているのであれば、勧誘しなくても人が集まるはずです。誰かわからないような相手を信じて、数十万円もする高額な講座は絶対に受講しないでください

僕自身も「Writing Hacks(ライティングハックス)」というWebライター講座を提供していますが、こちらからわざわざ連絡をして勧誘することはありません。

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Webライターが詐欺案件に巻き込まれたときの3つの対処法

1. 直ちに取引を中止する
2. クラウドソーシングサイト運営に連絡する
3. 法的措置を検討する

1. 直ちに取引を中止する

あからさまな詐欺案件に遭った際は、勇気を出して取引を中止してください

契約前であれば、素直に仕事を断りましょう。契約中であっても、低評価覚悟で案件を降りることが大切です。

本当に酷いクライアントであれば、仕事を断ったところでキャリアに傷はつきません。

不測の事態で自身の正当性を証明するためにも、連絡は記録に残る形で行いましょう一定期間で消える匿名のチャットアプリや、証拠として弱いLINEなどで連絡するのは控えてください。

また、直接契約の案件で契約書を交わしている場合は、簡単に解除できない可能性があります。契約書を交わす際には、必ず内容を隅々まで確認しましょう。

自身で確認するのと同時に、契約書を生成AIに読み込ませて、不利な条件が記載されていないかダブルチェックするのがおすすめです。

2. クラウドソーシングサイト運営に連絡する

クラウドソーシングの場合、本当に悪質なクライアントであれば運営に通報することで対処してくれます

運営に通報する際のポイント
  • 具体的な状況を説明する
  • 案件の内容とやり取りの履歴を提供する
  • 証拠となる画面のスクショを添付する

悪質なクライアントを放置しておくと、別の人が同様の被害に遭うかもしれません。ライター業界は狭い界隈なので、より良い環境のためにも運営への連絡をお願いします

3. 法的措置を検討する

金銭的な被害など、規模が大きい詐欺に引っかかった際は、警察や弁護士へ相談する必要が出てくるかもしれません。

詐欺に対応するホットラインは多く用意されています。詐欺に遭った際は、以下に記載するものを有効活用してください。

名称電話番号利用すべきタイミング
警察110緊急性が高い事案の場合
警察相談専門電話#9110緊急性が低い事案の場合
消費者ホットライン(消費者庁)188いつでも

上記のほかにも、フリーランスが受けた契約上のトラブルを弁護士がサポートしてくれる「フリーランス・トラブル110番」というサービスがあります。

トラブルに巻き込まれた際は1人で悩まず、然るべき機関に助けを求めましょう。

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