結論、Webライター初心者にクラウドワークスは激推しです。案件数が豊富で、仕事をした分だけ評価として実績が蓄積されます。
しかし、正しい利用方法や案件獲得までの道のりを理解しておかないと、思うように仕事を受注できません。それどころか、悪質なクライアントに騙される可能性が高まるでしょう。
そこでこの記事では、安心・安全にクラウドワークスを利用できるように、Webライター初心者が知っておくべき情報をすべて詰め込みました。
初心者が稼ぐコツも紹介しているので、Webライターとして成長したい人は必ず最後までご覧ください!
沖ケイタ
- 株式会社沖プロ代表
- 株式会社Webライタープロ取締役
- 1700人以上が受講するWebライター講座「Writing Hacks」メイン講師
- 100名の精鋭Webライター集団「Webライタープロ」運営
- 執筆に携わった記事は数千記事を超える
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Webライター初心者にクラウドワークスを激押しする4つの理由
1. 初心者OKの案件が豊富で選びやすい
2. 実績が蓄積されて評価されやすくなる
3. 報酬が支払われないリスクが少ない
4. WEBライター検定3級に無料で挑戦できる
1. 初心者OKの案件が豊富で選びやすい
クラウドワークスは日本最大級のクラウドソーシングサイトとして知られています。
「ライティング・記事作成」のカテゴリだけでも、仕事の数は2000件以上。
その中からさらに細かく絞り込むことができます。
ちなみに「初心者」で絞り込んだ場合、833件に絞られました。これだけでもかなりの数ですよね。
クラウドワークスなら、自分の書きやすいジャンルや興味のあるジャンルを探しやすいともいえます。
そして、それだけWebライターが足りていないという事実でもあるのです。
2. 実績が蓄積されて評価されやすくなる
クラウドワークスで受注した仕事は「評価」として実績になります。
実績が増えて良い評価がもらえるほど、次の仕事につながりやすくなるのがメリットです。
ちなみにクラウドソーシングを利用しない直接契約の場合は、クライアントの許可がないと実績としてポートフォリオなどに掲載できません。
どんなに仕事を受注しても、実績としてわかるものが示せないもどかしさがあります。
しかし、クラウドワークスで実績を増やせば、自分の強みとしてアピールすることが可能です。クラウドワークスの実績をポートフォリオに掲載している人も多くいます。
特に初心者のうちはなかなか実績を示す方法がないため、クラウドワークスを活用するのがおすすめです。
3. 報酬が支払われないリスクが少ない
クラウドワークスでは、発注者が「仮払い」をしてから案件が進行します。そのため「報酬が支払われない」というリスクが少ないのがメリットです。
残念ながら一部の仕事では「納品したのに検収されない」といったトラブルが生じることがあります。
しかし、クラウドワークスは利用規約で以下のように定めているので安心です。
成果物の納品後、1週間以内に、クライアントが検収結果を合理的な理由なく報告しない場合、当該成果物の検収の結果は、クライアントによって合格とされたものとみなします。
引用元:クラウドワークス利用規約/第14条固定報酬制による取引
万が一、1週間以上経っても検収されない場合は、クラウドワークスの事務局に問い合わせることで対応してもらえます。
4. WEBライター検定3級に無料で挑戦できる
クラウドワークスでは「WEBライター検定」を用意しています。1級~3級まであり、3級は無料で挑戦することが可能です。
しかもWEBライター検定3級は難易度が高く、合格率は5%以下。合格するとプロフィールに合格実績として表示されるので、Webライター初心者のスキルアップに最適です。
初心者が簡単に合格できる試験ではないので、必ず講義動画を視聴してから試験に臨みましょう。
無料なのに全27本の講義動画が用意されており、Webライティングの基礎を解説してくれます。
これを活用しないのはもったいないので、クラウドワークスに登録したらぜひ挑戦してみてください!
Webライター初心者がクラウドワークスで案件を獲得するまでの7ステップ
STEP1. クラウドワークスに登録する
STEP2. 必要書類の確認・提出
STEP3. 振込先口座の登録
STEP4. プロフィールを整える
STEP5. 仕事を探す
STEP6. 仕事に応募する
STEP7. 契約をする
STEP1. クラウドワークスに登録する
クラウドワークスの公式サイトから「新規会員登録(無料)」を進めましょう。
3分ほどあれば簡単に登録が完了します。パソコンとスマホのどちらからでもOKです。
詳しい手順は「クラウドワークスの登録方法5ステップ」の記事で解説しています。不安な人は画像を見ながら進めてみてください。
STEP2. 必要書類の確認・提出
登録が完了したら、以下の項目を確認して必要書類を提出しましょう。
本人確認書類の提出 | 実在する人物であるかを公的な書類で確認 |
NDA(秘密保持契約)の締結 | 発注者の情報を勝手に流出させないことを約束する契約 |
インボイス登録番号の確認 | インボイス発行事業者のみ登録必須 |
登録が済んだものは、自分のプロフィールで緑色のチェックマークが表示されます。
いずれもクライアントからの信用に関わる部分です。本人確認ができている人ほど、安心して仕事を任せられます。
各手続きはプロフィール編集から進めましょう。
なかでも本人確認書類の提出は、完了するまでに最大5日程度かかります。クラウドワークス登録後、すぐに手続きを進めるのがおすすめです。
本人確認が完了すると、NDA(秘密保持契約)の締結とインボイス登録番号の確認ができるようになります。
詳しいやり方は「クラウドワークスの登録方法5ステップ」でまとめて解説しているのでご覧ください。
STEP3. 振込先口座の登録
後回しにして忘れないように、先に振込先を登録しておきましょう。
登録する銀行によって振込手数料が異なるため、可能であれば楽天銀行がおすすめです。
- 楽天銀行:100円
- その他の銀行:500円
STEP4. プロフィールを整える
仕事を探す前にプロフィールを整えることが大切です。クライアントが選考時にチェックする重要な部分になります。
「STEP2.必要書類の確認・提出」と同様に、プロフィール編集から各設定を進めましょう。
可能な範囲で以下の項目を記載しておくことが大切です。
基本情報編集 | 名前・プロフィール写真 |
ワーカー情報編集 | 受注できる仕事に関する詳細・自己PRなど |
ポートフォリオ・経歴登録 | 仕事の経験・実績 |
スキル登録・スキル検定 | 資格・使えるソフトなど |
特に自己PRは、自己紹介としてメインで表示される部分です。クライアントに興味をもってもらえるように、今までの経験や実績などをまとめましょう。
詳しい書き方は「Webライターのプロフィールの書き方」をまとめた記事で解説しています。読みやすく、わかりやすい文章を心がけることがポイントです。
より多くの情報を入力するほどプロフィールで表示される項目が増え、充実したプロフィールが完成します。
STEP5. 仕事を探す
Webライター初心者が仕事を探す際は、カテゴリを「ライティング・記事作成」に絞りましょう。
さらに細かくカテゴリを絞り込むこともできます。
初心者OKの案件に限定して探すときは、キーワード検索で「初心者」や「未経験」と入力して検索しましょう。
その中から文字単価を絞り込むことで、低単価案件を避けることができます。
どんなに初心者でも、文字単価0.5円以下は選ばないようにすることが大切です。
最初に書籍やWEBライター検定3級でWebライティングの基礎を身につけているなら、文字単価1.0円前後を狙っていきましょう。
まずは自分の知識や経験があり、書きやすそうなジャンルで実績を増やすのがおすすめです。
「美容」「転職」といった特定のキーワードで検索すれば、書きやすいジャンルに絞って検索できます。
STEP6. 仕事に応募する
気になる案件を見つけたら、募集内容をよく確認してから応募へ進みます。
募集文にクライアントからの質問が書かれている場合は、必ず回答を含めて応募しなければなりません。見落とさないように注意しましょう。
なお、メッセージ(提案文)はかなり重要です。
以下の項目を含めて自分をアピールしましょう。
- あいさつ・自己紹介
- 質問への回答
- 経歴・保有資格
- 執筆実績・得意ジャンル
- 対応できる業務
- 対応できる本数
- 締めの言葉
提案文の書き方は「Webライターの提案文の書き方とNG行為」の記事で、例文を用いて解説しています。初心者向けの例文も紹介しているので、ぜひチェックしておいてください。
STEP7. 契約をする
双方が同意をすれば、契約に進みます。仕事をするうえで不明な点があれば、必ず事前に確認しておくことが大切です。
契約が完了したら、クライアントの仮払いを待ってから仕事を行いましょう。
Webライター初心者がクラウドワークスを利用する5つの注意点
1. 発注者の評価とコメントを確認する
2. 条件の良すぎる案件に注意する
3. 文字単価0.5円以下の低単価案件を避ける
4. 募集内容をきちんと確認してから応募する
5. 仮払いが終わるまで仕事を始めない
1. 発注者の評価とコメントを確認する
クライアントの総合評価とコメントは、必ず応募前に確認しましょう。
信頼できるクライアントであるか見極めることが重要です。
なかには良さそうな案件に見えても、評価が良くないクライアントもいます。必ずコメントまで確認し、安心して仕事ができる相手であるかチェックしましょう。
会社のHPや掲載予定のWebサイトへのリンクがある場合は、あわせて確認しておくと安心です。
特にPRで表示されている案件の場合、思わずクリックしたくなるかもしれません。
しかしプロフィールを確認すると、本人確認が未完了で実績がないクライアントもいるので要注意です。
2. 条件の良すぎる案件に注意する
- 講座を受講してくれたら月10万円の報酬を保証
- 20記事以降は文字単価2.0円以上 など
クラウドワークスには悪質なクライアントが存在するのも事実です。
例えば初心者OKの案件で「最初のテスト期間は文字単価0.3円、20記事以降は実績に応じて2.0円以上保証」といった募集を見たことがあります。
ぶっちゃけ、テスト期間で20記事も必要ありません。
このケースの場合、20記事が近くなった段階で「継続できなくなった」などの理由で逃げるケースが多いです。
つまり、最初から低単価でしか依頼するつもりがなかったということ。初心者は「20記事頑張れば…!」と考えがちですが、一気に文字単価が跳ね上がるのは悪質な案件である可能性が高いので注意しましょう。
また、一定の報酬を保証する代わりに、講座の受講へ誘導する案件にも注意が必要です。講座を受講するなら、信頼できるものを選びましょう。
3. 文字単価0.5円以下の低単価案件を避ける
どんなに初心者でも、文字単価0.5円以下の案件を選ぶのはやめましょう。
クラウドワークスでは、報酬額に対して5~20%のシステム利用料と振込手数料が引かれます。ただでさえ低単価なのに、さらに引かれてしまうのはつらいですよね。
初心者でも、文字単価1.0円前後の案件を積極的に狙っていきましょう。そこからさらにスキルアップできるように、たくさん記事を書いてコツを学ぶことが大切です。
転職や婚活など、経験を活かした一次情報を求めている案件であれば、実績よりも経験が重視されることもあります。初心者に限定しすぎずに探してみましょう。
4. 募集内容をきちんと確認してから応募する
クラウドワークスでは、募集内容を正しく理解していない状態で応募するWebライターがかなり多いです。必ず隅々まで読んでから応募しましょう。
きちんと読んで理解してから応募しているかを確認するために、クライアント側で質問を用意していることもあります。
残念ながら、半数以上は質問への回答がないというケースがかなり多いんですよね。もちろんその時点で選考から外れます。
また、案件によっては「テストライティングは報酬が出ない」と書かれているケースもあるため、注意が必要です。テストライティングで記事を回収し、そのまま逃げる可能性があります。
特に初心者のうちはなかなか採用されず、多くの案件に応募するでしょう。信頼できるクライアントを見極めて採用率を高めるためにも、募集内容をよく読む習慣をつけることが重要です。
5. 仮払いが終わるまで仕事を始めない
トラブルを回避するためにも、クライアントの仮払いが終わるまでは仕事を開始しないでください。
万が一トラブルになったときに、報酬が支払われない可能性が高まります。
なかなか仮払いをしないクライアントに出会ってしまった場合は、契約終了を検討しましょう。
Webライター初心者がクラウドワークスで稼ぐ5つのコツ
1. フィードバックありの案件を選ぶ
2. 評価5を目指して真剣に取り組む
3. 文字単価を上げていく
4. ブログで記事を書く練習をする
5. スキル検定を受ける
1. フィードバックありの案件を選ぶ
募集内容に「フィードバックあり」と書いてあるクライアントを選ぶと、初心者が大きくスキルアップできるチャンスです。できていない部分を学び、ライティングスキルを向上させましょう。
なお、フィードバックありの案件を選ぶときは、クライアントのプロフィールでコメントを見ておくのがおすすめです。
きちんとフィードバックを行っているクライアントの場合、Webライターから「いつも学ばせてもらっている」「フィードバックがわかりやすい」などのコメントが付いていることがあります。
どんな雰囲気のクライアントなのか、コメントから人物像をイメージできると安心です。
2. 評価5を目指して真剣に取り組む
クラウドワークスは初心者向けの案件がたくさんあるため、確かに実績を増やすには最適の場所です。
しかし、高評価を得られるかは自分次第。Webライターとして学ぶ姿勢がなければ、当然良い評価をもらえないでしょう。
なお、評価されるポイントはライティングスキルだけではありません。納期を守るといった基本的なルールはもちろん、コミュニケーション力も大切です。
Webライターとして仕事を受注する以上、どんなに初心者でもプロ意識を持って取り組みましょう。
3. 文字単価を上げていく
Webライターとしての実績が増えてきたら、文字単価を上げて仕事を探してみましょう。確実にスキルアップできているのであれば、あまり文字単価にこだわりすぎなくてOKです。
「このジャンルなら詳しく書ける」
「無理かもしれないけど挑戦してみよう」
強気な気持ちでどんどんチャレンジしてみてください。
そして、慣れてきたら単価交渉をしてみる勇気も必要です。
常により良い条件の仕事を探しながら、既存のクライアントと良好な関係を築いていきましょう。
なお当メディアでは、Kindle本「Webライター未経験から月収100万円を稼ぐまでのロードマップ」を無料で公開しています。Webライターとして稼ぐ流れがわかる1冊になっているので、ぜひチェックをお願いします!
4. ブログで記事を書く練習をする
Webライターは、初心者が努力もせずに稼げるようになる仕事ではありません。少しでも早く実力をつけるためには、ブログで練習する方法が最適です。
仕事でWordPressへの入稿を求められることも多いため、ブログはWordPressで開設しましょう。WordPressを使いこなせることで、プラスαの報酬につながるケースもあります。
ほかにも以下のスキルが身につくため、ブログをやらないのはかなりもったないです。
- 実践的なSEOライティング
- アフィリエイトの知識
- アイキャッチ画像の作成
- ツールを使った分析
僕は今までたくさんのWebライターを見てきました。その経験からも言えますが、ブログをやっている人のほうが良質な記事を書く傾向があります。
「Webライターがブログを活用する方法」を参考に、自分のブログを開設してみましょう。
5. スキル検定を受ける
無料で受験できるWEBライター検定3級は、ぜひ挑戦してみてください。
なぜならクラウドワークスでは、クライアントがWebライターを探すときにスキルで絞って検索できるから。
WEBライター検定3級に合格していると、そこからスカウトにつながる可能性があるのです。
しかし、3級に絞り込むと合格者は7000名以上に及びます。2級は320名ほどなので、クラウドワークスで稼ぎたいなら2級まで目指したいところです。
不合格だったとしても動画講義がかなり勉強になるので、積極的にチャレンジしていきましょう。