Webライターは納期がつらい?守る秘訣や間に合わないときの対処法

Webライターは納期がつらい?守る秘訣や間に合わないときの対処法

Webライターとして働いていて1番つらいのは、納期に追われることです。

納期に追われていると、精神的にかなり追い詰められます。僕にも経験があるため、つらい気持ちはよくわかります。

しかし、信頼してくれているクライアントのためにも、納期は厳守すべきです。

そこでこの記事では、Webライターの納期事情について詳しくまとめました。

納期を守る具体的な方法や間に合わないときの対処法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

この記事を書いた人

沖ケイタ

  • 株式会社沖プロ代表
  • 株式会社Webライタープロ取締役
  • 2000人以上が受講するWebライター講座「Writing Hacks」メイン講師
  • 100名の精鋭Webライター集団「Webライタープロ」運営
  • 執筆に携わった記事は数千記事を超える

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目次

Webライターの納期の平均は?文字数ごとの目安

Webライターの納期は文字数やクライアントによって異なりますが、3日~2週間程度が目安です。

僕の経験上、文字数にフォーカスした場合の傾向はざっと以下のようになります。

文字数ごとの納期の目安
  • 3000文字:3日~1週間
  • 5000文字:5日~1週間
  • 10,000文字:5日~2週間

各案件で納期を確認する際は、構成作成と本文執筆で納期が分かれているかをチェックしてください。

最終納期のみが伝えられている場合は、自分で作業全体の進行具合を逆算して進める必要があるためです。

案件の中には納期が2~3日と短いものがありますが、初心者のうちは避けましょう

クライアントへの確認が必要になった際に、納期が短すぎて業務が終わらなくなる恐れがあります。また、Webライターを始めたての頃は、すべての作業に時間がかかることも理由です。

初心者のうちは、納期が1週間以上ある案件を選んで応募することをおすすめします。

納期に追われてつらい思いをするWebライターの特徴

1. 自分の執筆スピードや工数の見積もりが甘い
2. クライアントとのやり取りや修正時間を計算に入れていない
3. 仕事を何でも引き受けすぎている

1. 自分の執筆スピードや工数の見積もりが甘い

特に初心者は、自分の執筆スピードを過大評価しがちです。

Webライターの工数は意外に多く、ざっくりまとめるだけでも以下の手順を踏む必要があります。

納品までの流れの例
  1. 案件受注
  2. リサーチ
  3. 構成作成
  4. クライアントチェック(構成)
  5. 本文執筆
  6. 推敲(校正・校閲)
  7. 画像選定
  8. 文字装飾
  9. 提出
  10. クライアントチェック(執筆)
  11. 修正

※入稿に対応しない場合

通常、Webライターは「1時間◯文字」という指標で自分の実力を測ります。しかし、この1時間あたりの文字数には、本文執筆以外の工数が含まれていません

そのため、案件を受注する前に、すべての工数を通してどれぐらい時間がかかるかを把握しておく必要があります。

2. クライアントとのやり取りや修正時間を計算に入れていない

案件には、必ずクライアントとやり取りするタイミングが入ります。コミュニケーションにかかる時間を計算に入れていない人は、納期がつらいと嘆きがちです。

クライアントとの主なやり取り
  • 共有事項や不明点の連絡
  • キーワードをもらうとき
  • 構成・原稿の提出時
  • フィードバック後の修正対応

上記の状況は、取引先が1つのみであれば大した問題は起こりません。しかし、複数の取引先や案件を抱えている場合、他の仕事と干渉する可能性があります

複数案件の締切が集中してパンクしないように、クライアント対応に必要な時間を計算に入れておきましょう。

3. 仕事を何でも引き受けすぎている

「仕事を断りたくない」という思いから、自分のキャパシティを考えずに仕事を受けてしまう人は注意してください。

特に初心者のうちは、案件を1つこなすにも時間がかかります。加えて、スケジュールやタスクの管理にも慣れていません。

結果、すべての案件が想定通りに進まず、常に納期に追われるつらい状態に陥ります

もし稼ぎたくて仕事を詰め込んでいるのであれば、働き方から見直してみましょう。

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納期を守れないWebライターに起こる3つの弊害

1. クライアントとの取引がなくなる
2. 業界全体で案件を受注しにくくなる
3. 損害賠償を請求される可能性がある

1. クライアントとの取引がなくなる

Webライターにとって、納期を守ることはクライアントとの信用を構築するうえでかなり重要です。納期を守れないとクライアントからの信用を失います。

クライアントからの信用を失うと起こること
  • 継続案件がもらえなくなる
  • 記事単価・文字単価が上がりにくくなる

クライアントは、厳密なスケジュール管理下で記事を発注しています。

どんなに記事のクオリティが高くても、納期を破る言い訳にはなりません

2. 業界全体で案件を受注しにくくなる

Webライターは、横のつながりが広い業界です。何度も納期を破ると業界内で悪評が出回り、Webライターとして案件を受注しにくくなる恐れがあります。

要注意人物として応募の時点で落とされる可能性が高くなるので注意しましょう。会社によっては、あまりにも納期遅れがひどい人などを社内で共有するケースもあります。

また、クラウドソーシングでは、納期遅延や契約の途中終了により低評価を付けられる点にも注意が必要です。

3. 損害賠償を請求される可能性がある

納期遅れが会社に直接的な損害を与えた場合、損害賠償を請求される恐れがあります。これは、最悪のケースです。

専門的な話ですが、Webライターとクライアントが結ぶ「業務委託契約」は、成果物を指定の期日までに納品することを約束する請負契約です。

つまり、クライアントがその気になれば、契約違反として訴訟を起こせます。訴えられる可能性は相当低いですが、ゼロではありません。

最悪のケースを回避するうえでも、納期は確実に守るべきです。

【緊急】納期に間に合わないときの対処法3ステップ

STEP1. 間に合わないことを素直に伝えて謝罪する
STEP2. 残っているタスクに優先順位を付ける
STEP3. 集中してタスクを終わらせる

STEP1. 間に合わないことを素直に伝えて謝罪する

最も大事なのは「間に合わない」と確信した時点でクライアントに連絡することです。

Webライター側にやむを得ない事情があったとしても、クライアントには関係ありません。「納期に間に合わない」という事実を言い訳せずに伝え、真摯に謝罪しましょう。

謝罪を行ったら、リカバリー案として次の納期をライター側から提案します。このとき提示する納期は、確実に守れる日程にしてください。

ここまでの謝罪文の例を、以下に掲載します。実際にクライアントに送信する際の参考にしてください。

(案件名)の納期遅延のご連絡

(クライアント名)様

いつもお世話になっております。 Webライターの(自分の名前)です。

10月29日(水)納品予定の「(案件名)」につきまして、誠に申し訳ございませんが、納期に間に合わせることが難しい状況です。

ひとえに私のスケジュール管理の不備でございます。 多大なるご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます。

つきましては、大変恐縮ではございますが、以下の日程までお待ちいただくことは可能でしょうか。

10月30日(木)の午後10時まで

今後は二度とこのようなことがないよう、スケジュール管理を徹底致します。

何卒、ご検討いただけますと幸いです。この度は、誠に申し訳ありませんでした。

STEP2. 残っているタスクに優先順位を付ける

納期遅れの案件はもちろん最優先とし、他のタスクの優先順位付けを行います。

タスクの優先順位付け手順
  1. 再設定した納期までのタスクをすべて書き出す
  2. 納期が近い順にタスクを再配置する
  3. 各タスク同士の間隔を可視化する

このタイミングで行う理由としては、納期の再設定により、他の案件に影響が出る可能性があるためです。

タスクの洗い出しをすることで、各案件にどれぐらいのバッファを持たせられるかが把握できます。結果、他のタスクでさらなる納期遅延が起こる可能性を最小限にできます。

STEP3. 集中してタスクを終わらせる

納期遅れが発生した案件は、なるべく早く終わらせてください。

納期の1~2日前ぐらいに終わらせるくらいの余裕をもってタスクに取り組みましょう。手早く丁寧にこなせれば、失ったクライアントからの信頼を少しでも回復させられます。

なお、稼ぐために仕事を詰め込んで納期がつらい状況なら、スキルを増やして仕事の単価を上げるべきです。

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納期に間に合わないときにやってはいけないNG行動3選

1. いい加減なクオリティで納品する
2. 体調不良などの嘘をつく
3. 連絡なしでバックレる(飛ぶ)

1. いい加減なクオリティで納品する

「遅れるよりマシ」という自己判断で、低クオリティな記事を納品するのは絶対にやめましょう

クライアントはハイクオリティな記事を、期限内に納品してくれることを期待しています。クオリティが低い記事を納品されると、クライアント側で大幅な修正を行わなければなりません。

そもそもWebライターは、高品質な記事を速やかに納品することが大事な仕事のはず。いい加減なクオリティで納品するくらいなら、納期の相談をしてもらったほうがクライアントとしても助かります

2. 体調不良などの嘘をつく

これは僕の経験則ですが、納期に間に合わない理由として、以下のように見え透いた嘘をつくWebライターがいます

  • 体調が悪い
  • PCが壊れた
  • 身内に不幸があった など

このような嘘をつく人は、いずれ必ずどこかでボロを出すでしょう。何度も同じ言い訳は通用しません。

クライアントは多くのライターと接する経験から、嘘にはかなり敏感です。もし嘘がバレれば、納期遅れだけでなく「虚偽報告」という重大な背信行為になります。

「嘘つき」のレッテルを貼られれば、クライアントから再度信頼してもらうのは困難です。間に合わないと思ったら、嘘を付かずに素直に謝罪しましょう。

3. 連絡なしでバックレる(飛ぶ)

納期が迫るプレッシャーに耐えきれず、無言で飛ぶWebライターは本当に多いです。これはWebライターというより、社会人として最もやってはいけない行為ですよね。

Webライターに飛ばれると、スケジュールに致命的な遅れが発生します。代わりの人を探す手間もあり、現場は対応に追われてしまうでしょう。

結果として、会社に直接的な損害が発生し、損害賠償に発展した最悪のケースもあります。

どんなにつらくても、バックレだけは絶対にやめましょうバックレるぐらいであれば、素直に申告してもらったほうが100倍マシです。

Webライターが納期を守るための秘訣

1. 自分のリソースを考えて案件を受ける
2. 仕事の優先順位を納期から逆算する
3. 余裕をもった納期を設定してもらう
4. 初めてのメディアやジャンルでは多めに時間を見積もる
5. アプリでタスクや作業時間を管理する

1. 自分のリソースを考えて案件を受ける

納期を守るのに1番有効な方法は、自分のリソース、つまり作業可能時間を正確に把握することです。

特に副業の人は本業があるため、使える時間が限られます。以下のように、現実的な作業可能時間を書き出してみるのがおすすめです。

副業Webライターの作業可能時間の例
  • 平日:2~3時間
  • 土日:8時間
  • 1週間:25~30時間

次に、1記事を完成させるのに必要な時間を見積もりましょう。

例えば「5000文字の記事を納品するまでに必要な総時間は10時間」という感じです。週30時間が使える副業Webライターであれば、5000文字の記事は週3本が限界であることがわかります。

このように、自分のこなせる仕事量を正確に把握して案件を受けることが重要です。もしこれ以上仕事を増やすのが困難であれば、新しい案件を断る勇気を持ちましょう。

2. 仕事の優先順位を納期から逆算する

タスク管理のコツは、締め切りから逆算することです。特に複数の案件を抱えている人は、逆算してスケジュールを立てることをおすすめします。

まず、カレンダーやタスク管理アプリを起動して、全案件の最終納期を記入してください。

その後、各案件の納期から逆算し、以下のような中間目標を設定しましょう。

  • リサーチ完了日
  • 構成案提出日
  • 本文執筆完了日 など

この中間目標を設定することで、1日あたりにすべき業務量が明確になります。

納期遅れの最もポピュラーな要因は「納期はまだ先だし、後で良いか」と楽観的になってしまうことです。中間目標を達成できれば後回しになる状態を防げます。

3. 余裕をもった納期を設定してもらう

クライアントから提示された納期が厳しいと感じたら、受注する前にしっかり申告することが大切です。

クライアントから納期を提示されたら、即答せずに自分のスケジュールを確認してください。その瞬間に決めるのが難しいときは「スケジュールを確認し、○時までに返信します」と待ってもらいましょう。

納期が厳しければ、以下のような文面で納期交渉を行うことをおすすめします。

納期を交渉する場合の例

確実な品質を担保するために、納期を○日に変更していただくことは可能でしょうか?

「10月28日から30日までの納品ではいかがでしょうか?」と、あらかじめバッファを持たせた納期を提案するのも有効な手段です。

ここで断られた際は、残念ながら縁がなかったと思って諦めましょう。タイトな納期で中途半端な記事を納品しても、お互いのためになりません。

納期交渉がうまくいけば、自分の受けられる仕事の幅が大きく広がるメリットもあります。納期的にきつい案件であれば、交渉して損はないでしょう。

クラウドソーシングサイトでは案件概要ですでに納期が提示されている場合が多いため、基本的に納期交渉はほぼ不可能です。

4. 初めてのメディアやジャンルでは多めに時間を見積もる

新規メディアでの案件、もしくは今まで書いたことないジャンルでは、いつもの1.5~2倍程度の時間がかかると思ってください。

作業時間を多く見積もる理由
  • 新規メディア:レギュレーションやマニュアルの確認に時間を要するため
  • 新規ジャンル:リサーチに想定以上の時間がかかるため

僕の経験上ですが、マニュアルを用意していないメディアも珍しくありません。この場合、過去記事からレギュレーションを読み取る必要があり、かなり時間がかかります。

また、不慣れなジャンルのリサーチは非常に大変です。AIを活用したとしても、ファクトチェックを挟みながら記事を執筆する必要があります。

これらの理由から、新規メディアやジャンルでは1.5~2倍の作業時間を確保するのがおすすめです。通常の間隔で時間を見積もると、ほぼ確実に納期に追われる羽目になります。

5. アプリでタスクや作業時間を管理する

Webライターのタスクや作業時間、スケジュールを管理する際におすすめなのがアプリを活用することです。

Webライターにおすすめしたいアプリを厳選して紹介するので、参考にしてください。

用途アプリ名
作業時間の測定・管理Toggl Track
Focus To-Do
Timesheet
タスク管理Todoist
Asana
Google ToDoリスト
スケジュール管理Googleカレンダー
TimeTree
Lifebear

これらアプリで作業時間を管理すれば、生産性の向上が期待できます。

「納期がつらい」を解決!おすすめの集中方法5選

1. ポモドーロテクニックを活用する
2. 仕事を習慣化する
3. デスク周りを整理する
4. 納品後のご褒美を用意する
5. カフェやコワーキングスペースを利用する

1. ポモドーロテクニックを活用する

ポモドーロテクニックとは、短時間の「集中」と「休憩」を繰り返す時間管理術です。

ポモドーロ・テクニックの手順
  1. タスクを書き出す
  2. タイマーを25分間にセットする
  3. タイマーが鳴るまでタスクに集中する
  4. タイマーが鳴ったら5分間の短い休憩を取る
  5. 1~2を4セット繰り返す
  6. 15分〜30分の長めの休憩を取る

人間の集中力は90分が限界とされています。

これを30分単位で短く区切ることで、集中の質を高める方法が「ポモドーロテクニック」です。

2. 仕事を習慣化する

毎日同じ時間に作業することで、作業そのものに集中しやすくなります。

副業Webライターであれば、以下のように作業時間を固定してみてください。

  • 早朝6時に起きて7時30分まで執筆
  • 午後8~10時は帰宅後の作業時間

デスクワークを進めるうえで重要なことは、モチベーションで仕事しないことです。逆にモチベーションがないときに仕事ができなくなります。

3. デスク周りを整理する

人間はデスク周りに物が少ないと、集中力が増加します。作業効率向上のために、デスク周りを整理整頓しましょう。

整理整頓時のポイント
  • デスクの上には仕事に必要なものや飲み物以外は置かない
  • スマホが仕事に関係ない場合はスマホを視界に入れない
  • 作業に必要な資料やメモ帳の定位置を決めておく
  • PCのデスクトップにも不要なアイコンやファイルを置かない

特にスマホは、目に入るだけでも集中力を大きく奪うことが証明されています。作業に集中する際は、スマホを必ず見えない場所に置いてください。

4. 納品後のご褒美を用意する

人間の脳は、頑張った後に報酬があるとやる気が出やすくなります。そのため、納品後のご褒美をあらかじめ用意しておくのも有効な方法です。

例えば以下のようなものがよいでしょう。

  • 美味しいものを食べる
  • 欲しかった服を買う
  • 観たかった映画を観る など

重要なのは「納品」と「ご褒美」を結びつけることです。つらいリサーチや構成作成、執筆作業も「ご褒美を得るための中間目標」と脳が認識すれば、やる気が出るようになります。

ご褒美を決める際の注意点
  • あまり頻繁にご褒美を設定しない:脳が刺激に慣れてしまう
  • 金額的に高すぎるものを設定しない:安いものへの反応が鈍くなる

5. カフェやコワーキングスペースを利用する

自宅でどうしても集中できないときは、環境を変えるのも有効です。カフェやコワーキングスペースでの作業は、集中力を高められます。

納期前のラストスパートをかける際に特に有効な方法です。

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