「プロフィールにはどんなことを書けばいいの?」
「アピールできることがないけど、どうしたらいい?」
「クライアントに興味を持ってもらうコツを知りたい!」
初めまして。Webライターの土田です!Webライター歴は副業として1年半、独立して2年になります。
私は案件を獲得するために、とにかくプロフィール作成に時間を使いました。そのおかげでクラウドソーシングでは、3件に1件は仕事を獲得できるレベルまで持ってこれています。
この記事では、私が時間をかけて作り込んだプロフィールをもとに、以下について詳しく解説します。
- プロフィールに含めるべき10個の要素
- プロフィールを作るポイント
- 受注率が下がるプロフィールの原因
記事の後半では、実際に私が案件を獲得しているプロフィール文をベースに作成した例文も掲載しているので、ぜひ最後までご覧ください。
土田たかひさ
- 株式会社Webライタープロ所属
- 金融ライタープロでディレクターを担当
- 独立初月で月収20万円を達成
- 取材・撮影など、幅広い業務に対応
- キャッシュレスをはじめとした節約系の分野が得意
【無料配布】
Webライター「未経験→月収100万」最短ロードマップ
Webライターがプロフィールに含めるべき10個の要素
1. 経歴
2. 保有資格
3. 写真・似顔絵イラスト
4. 得意分野
5. 実績
6. 対応可能な業務範囲
7. 希望報酬額
8. 対応可能日・時間
9. 連絡先
10. 仕事への熱意
1. 経歴
履歴書のように具体的な企業名や部署まで書く必要はありませんが、最低でも業界と業務内容は書いておきましょう。
業務の中で成し遂げたこと、どのような想いで取り組んでいたのかまで書いておくと、クライアントへのアピールになります。
クライアントは、発注する記事のジャンルに明るいWebライターに仕事を頼む傾向があります。そのほうが、より良質な記事を執筆しやすいと考えるからです。
なので、経歴がないとその判断がつきません。必ず記載しましょう。
できれば職歴だけでなく、最終学歴まで書くのがおすすめです。学生時代の経験が案件獲得に繋がる場合もあります。
2. 保有資格
案件によっては、保有資格によって選考が有利に働く場合もあります。記載する資格は医師や弁護士など、いわゆる難関資格である必要はありません。
資格講座で取得できるような民間資格でも、案件を獲得する分には十分に差別化を図れます。
案件獲得に有利に働く資格の一例を、以下にピックアップしてみました。
- Webライティング技能検定
- 日本語検定
- ビジネス著作権検定
- Webリテラシー試験
- SEO検定
- ファイナンシャルプランニング技能士(FP資格)
- 日商簿記
- 宅地建物取引士
- 薬機法管理者
- 日本化粧品検定
- TOEIC
資格がなくても案件は十分に獲得できるので、Webライターの活動時間を割いてまで取る必要まではありません。
しかし、資格によって仕事の幅が広がることも事実です。必要に応じて取得に励むのもよいでしょう。
3. 写真・似顔絵イラスト
プロフィールにあなたの顔写真を掲載しておくと、クライアントから好印象を持たれやすくなります。顔写真を掲載することに抵抗がある人は、似顔絵イラストがおすすめです。
私は顔出しに抵抗があったので、最初は似顔絵イラストをプロフィールに掲載していたことがあります。それでも問題なく仕事を獲得できていました。
とはいえ、クライアント目線だと似顔絵イラストよりも顔写真のほうが好印象を与えます。そのため、ネット上での顔出しに抵抗がない人は、顔写真を掲載するようにしましょう。
イラストや写真は「ココナラ」などで手軽に依頼できます。
4. 得意分野
得意分野を記載しておくと、クライアントがあなたに案件を任せるべきか判断しやすくなります。
「人に語れるものなんてないし…」と思う人もいますが、誰よりも詳しいレベルである必要はありません。他の人よりも少しだけ詳しい程度のレベルであれば、プロフィールに書くことをおすすめします。
特に初心者のうちはアピールできることが限られているため、対応可能な分野を多めにして、幅広く案件獲得を狙うとよいでしょう。
5. 実績・過去の執筆記事
実績や過去に執筆した記事を掲載しておくと、スキルがわかり、クライアントが発注を決めやすくなります。過去の執筆記事がきっかけで新たな案件を受注したという事例は、よく聞く話です。
注意点として、過去の執筆記事は運営元から許可が取れたものだけを掲載するようにしてください。無許可で掲載してしまうと、運営元からクレームを受ける恐れがあります。
掲載できる過去記事がない場合は、自身でブログを運営し、記事を執筆するのがおすすめです。私も公開許可をもらった過去記事が少なかったときに、自分で書いたブログ記事をプロフィールに掲載していました。
6. 対応可能な業務範囲
Webライターとして対応可能な業務範囲を記載しておくと、さまざまな業務を任せてもらえる可能性があります。
タスクごとに書いておくと、クライアントがどの範囲まで依頼しようか判断しやすくなるのでおすすめです。
- 構成案作成
- 執筆
- CMS入稿
- 編集
- 校正
- キーワード選定
- 取材対応
- 写真撮影
自分にとってできて当たり前だと思えるタスクでも、他のWebライターは対応していないケースは割とある話です。
ライバルとの差別化を図るために、事細かく記載しておきましょう。
特に「構成案作成」と「CMS入稿」に対応していない人は一定数いるため、対応可能なだけで十分な差別化になります。
7. 希望報酬額
希望報酬額を記載しておくと、クライアントは予算に合うかどうかが判断できます。クライアントがWebライターに依頼するにあたって、報酬額は大きな判断材料のひとつです。
また、Webライター自身のメリットは、記載した金額を下回る案件の依頼を減らせること。問い合わせ対応の工数削減に繋がり、執筆業務に集中できます。
「予算が合わない」という事態を防ぐために、希望報酬額を記載しておきましょう。
8. 対応可能日・時間
連絡の取りやすさを判断するために、対応可能日・時間帯を記載しておきましょう。
あなたとクライアントの対応可能日や時間帯が異なると、どうしても返信が遅くなってしまいます。
あらかじめ対応時間をクライアントに共有していれば「この時間帯は稼働していないから遅いのか」と、余計な心配をされずに済むものです。
また、クライアントによっては、案件説明のために事前面談を設けることがあります。そのときに対応可能日や時間を記載していれば、面談の日程調整を簡単に済ませられます。
9. 連絡先
連絡先を記載しておけば、プロフィールを読んだことで興味を持ったクライアントがあなたに連絡できるようになります。
逆に連絡先が記載されていないと、せっかくあなたに発注しようと思ってもコンタクトが取れず、チャンスを取り逃すことになりかねません。
以下のような連絡手段をプロフィールに記載しておきましょう。
- メールアドレス
- Chatwork ID
- SNSアカウント(X、Instagramなど)
- ブログのお問い合わせフォーム など
クライアントが好きなツールで連絡できるように、複数の連絡先を記載しておくことが大切です。
なお、SNSアカウントを連絡先として載せる場合は、DMの開放を忘れないようにしてください。
10. 仕事への熱意
仕事に取り組むうえでの想いや熱意を記載することで、ライバルとの差別化に繋がります。特に初心者のうちは実績面でのアピールが難しいので、熱意を伝えてカバーするしかありません。
同じレベルの人が比較対象となったときに、クライアントは仕事への熱意が高いほうに依頼します。
仕事への熱意を書くときは、目指しているWebライター像や執筆時に意識していることなどがおすすめです。
Webライターが受注率の高いプロフィールを作る3つのポイント
1. 最初の100文字でアピールポイントを入れる
2. 箇条書きで見やすくする
3. 誤字脱字がないように推敲する
1. 最初の100文字でアピールポイントを入れる
クライアントがプロフィールを見たときの第一印象を良くするために、できるだけ序盤のうちにアピールポイントを記載しましょう。
目安は最初の100文字以内です。
クライアントは複数のWebライターを比較したうえで選ぶため、一人ひとりのプロフィールを全部読むことはあまりありません。
熱意のこもったアピールを終盤に書いたとしても、読まれる前に離脱されることは十分にあり得ます。
書き出しの部分でアピールポイントを入れた例文を2つ紹介するので、参考にしてみてください。
【例文1】執筆分野に対する実績を押し出す場合
はじめまして!プロフィールをご覧いただきありがとうございます。
ライターの土田と申します。アウトドア用品店で働いていた経験を活かした、アウトドアに関する記事の執筆が得意です。
以下、私のプロフィールになりますので、ぜひご一読ください。
【例文2】仕事のスタンスを押し出す場合
はじめまして!プロフィールをご覧いただきありがとうございます。
ライターの土田と申します。いただいたメッセージに対しては即対応、遅くとも12時間以内には返信を心がけており、コミュニケーションを大切にしながら仕事を進めるようにしています。
以下、私のプロフィールになりますので、ぜひご一読ください。
自分が伝えたいことを序盤に持ってくれば、クライアントに好印象を与えられ、最後まで読んでもらえる可能性を上げられるでしょう。
2. とにかく簡潔にまとめる
採用されたいがために、プロフィールを長々と書いてしまう人は多いですが、クライアントからの印象を悪くしてしまいます。
クライアントは数多くの応募者のプロフィールを見ることになるので、長々と書いたとしても読まれることはありません。
そのため、プロフィールを作成する際は簡潔かつ、必要な情報を網羅することを意識してみてください。
簡潔にまとめるポイントは以下の3つです。
- 箇条書きを使う
- 画像を使う
- 装飾で重要箇所をわかりやすくする
簡潔なプロフィールであればクライアントも全文を読んでくれるため、採用率アップにつながるでしょう。
3. 誤字脱字がないように推敲する
プロフィールを書き終わったら、誤字脱字がないことをチェックするようにしてください。
誤字脱字があるだけで、クライアントは「誤字脱字のある原稿を提出されるのでは」と考えてしまい、依頼されなくなる恐れがあります。
誤字脱字を防ぐために、以下の方法を取り入れてみましょう。
- 音読する
- スマホで読み直す
- Wordの校正機能を使う
- 校正ツールを使う
誤字脱字は未然に防げることなので、気をつけながらプロフィールを書くことが重要です。
実績のないWebライターがプロフィール作りで意識すべき3つのこと
1. スピード感をアピールする
2. これまでの仕事をアピールする
3. 自分のブログをポートフォリオにする
1. スピード感をアピールする
実績がない駆け出しのうちは、素早く返信したり納期に余裕を持って提出したりするなど、スピード感をアピールしましょう。
実際にクライアントへの返信が遅い人は一定数います。また、社会人として当たり前の「納期を守ること」すらできない人も少なくありません。
クライアントの中には、多少のスキル不足は目をつむり、スピード感を持って仕事ができることを優先する人もいるくらいです。
スキルを向上させるのには時間がかかりますが、スピード感は一朝一夕で改善できるので、ぜひ普段の仕事で意識してみてください。
なお、当メディアではKindle本「Webライター未経験から月収100万円を稼ぐまでのロードマップ」を無料で公開しています。ステップアップするために必要なスキルを解説しているので、ぜひこちらもお役立てください!
2. これまでの仕事をアピールする
Webライターとしてアピールできる実績がない場合は、これまでの仕事のことをアピールしましょう。これまでの仕事で頑張ってきたことはあなたならではの強みであり、ライバルとの差別化に繋がります。
実際に「文章力の高い実務未経験者」よりも、「文章力は低くても実務経験がある人」を優先するクライアントもいます。
近年のSEOでは経験や体験が重要視されていることから、実務経験のある人が重宝される傾向がより強まるでしょう。
たとえば、営業職であればどんな商材を取り扱い、どれだけの営業成績を上げたのか書くのがおすすめです。
福祉系の職種であれば、患者と接するときにどのようなことに気をつけていたのかといったことが効果的なアピールになるでしょう。
3. 自分のブログをポートフォリオにする
過去に執筆した記事を提示できない場合は、自分のブログをポートフォリオとして活用するのがおすすめです。自分のブログであれば好きなようにクライアントに見せられます。
5~10記事ほど書いたブログでも、立派なポートフォリオになります。実際に私は、Webライターを始める前に更新していたブログをポートフォリオとして提示していました。
WordPressブログを運営することで、他にも以下のメリットがあります。
- WordPress入稿ができることの証明になる
- SEOの知識が身につく
- お問い合わせフォームから依頼が来る
- ブログで副収入を得られる
ブログは無料サービスでも開設できますが、Webライターとして活動していくならWordPress一択です。
受注率を落とすWebライターのプロフィール3選
1. 「初心者」「駆け出し」アピールをしている
2. ネガティブな言い回しになっている
3. 「検索順位を上げられる」アピールをしている
1. 「初心者」「駆け出し」アピールをしている
「初心者」や「駆け出し」アピールは、クライアントに対して現時点でスキルはないと言っているようなものなので、絶対にやめましょう。
Webライターを探しているクライアントのほとんどは、スキルのある人材を求めています。プロフィールはあなたがクライアントに対して、どれだけ役に立てるのかをアピールする場です。
たとえ初心者だとしても、得意分野や熱意など、自分にできることをアピールしましょう。
2. ネガティブな言い回しになっている
「~できません」などネガティブな言い回しがないことも、公開前にチェックしましょう。ネガティブな言い回しがひとつでもあると印象が悪くなり、発注先として選ばれなくなります。
クライアントが良い印象を持てるプロフィールを書くために、あなたができることにだけ焦点を当てましょう。
3. 「検索順位を上げられる」アピールをしている
そこそこ経験があるWebライターが注意すべきことが「SEOに詳しい」「検索順位を上げられる」とアピールすることです。
検索順位で上位に表示されているのは、記事のクオリティよりもドメインの強さが影響していると考えられています。
つまり、自分が書いた記事が上位に表示されていたとしても、決してスキルの証明にはならないということです。
一介のWebライターが「SEOに詳しい」とアピールしても、クライアントから見たら誇張していると思われかねません。
どうしてもSEOについて書くのであれば「SEOを意識したライティングが可能です」くらいに留めておきましょう。
Webライターの案件を獲得できるプロフィールの例文を2パターン紹介
1. 駆け出しライターの場合
2. ある程度実績がある場合
1. 駆け出しライターの場合
アピールできる実績がない、駆け出しWebライターのプロフィールの例文を作成しました。
ぜひ参考にしてみてください。
プロフィールをご覧いただき、ありがとうございます。Webライターの土田です。「読者の方にとってわかりやすいだけでなく、次の行動に移せる」ことを意識して、執筆に取り組んでいます。
幅広い分野に対応しておりますので、ぜひご一読ください。
▼経歴
M大学農学部卒業(森林環境学専攻)
大学卒業後はアウトドア用品店へ入社。接客スタッフとして来店されたお客様へアウトドア用品の相談を受けたり、適切な商品を提案したりしていました。
コロナ禍より少し前からキャンプをはじめとしたアウトドアブームが来たことで、まったく知識のないお客様に説明する機会が多くなりました。
202×年で勤続10年目になりますが、丁寧でお客様に寄り添うだけでなく、知識レベルに合わせて説明することを意識してきました。
Webライターの活動は202×年より開始しました。アウトドア用品店の接客で培ったことを活かして、読者の方に向けて丁寧かつわかりやすい内容を意識して執筆に努めます。
▼得意分野
キャンプ・アウトドア以外にも、以下のジャンルに対応可能です。
・アニメ・エンタメ
・光回線
・資産形成
▼対応可能業務
・構成案作成
・執筆
・CMS入稿
▼単価
5000円/記事
(1記事5000文字の場合。1文字=1円相当)
▼連絡先
メール:○○@××.com
Chatwork ID:××
Twitter:@△△
※ご連絡いただけましたら、12時間以内に返信いたします
ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひご連絡をいただければと思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
Webライターとしての実績がないうちは、これまでの経歴を具体的に書いて専門分野をアピールすることが有効です。
2. ある程度の実績がある場合
ある程度実績を積み重ねたWebライターのプロフィールの例文も作成したので、参考にしてみてください。
プロフィールをご覧いただき、ありがとうございます。Webライターの土田です。「読者の方にとってわかりやすいだけでなく、次の行動に移せる」ことを意識して、執筆に取り組んでいます。
○年前にWebライターとして活動を始め、アウトドアやキャンプに関する記事を中心に執筆してまいりました。本ページではこれまでの私の経歴や、対応可能業務を記載しておりますので、ぜひご一読いただけますと幸いです。
▼経歴
M大学農学部卒業(森林環境学専攻)
20××年にアウトドア用品店に入社。店舗スタッフとして10年間に渡り、来店されたお客様へ接客および商品の提案をしてきました。
201×年よりWebライターとして活動を開始、キャンプ・アウトドアの分野を中心に○年間で100本以上の記事を執筆しました。
▼得意分野
・キャンプ
・アウトドア
・トレッキング
・カメラ
上記ジャンル以外にも対応可能ですので、お気軽にご相談ください。
▼執筆実績
・株式会社○×様「(メディア名)」
https:// ~~
××県にあるキャンプ場のレビュー記事になります。
・◇◇合同会社様「(メディア名)」
https://~~
キャンプ用品のご利用者様にインタビューをさせていただき、実際の使用感やおすすめしたい人について伺ってみました。
▼単価
15,000円/記事
(1記事5000文字の場合。1文字=3円相当)
▼連絡先
メール:○○@××.com
Chatwork ID:××
Twitter:@△△
ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひご連絡をいただければと思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
「実績がない人」の例文と大きく異なる点は、執筆実績の項で過去に執筆した記事をアピールしていることです。
これまでにどんな記事を書いてきたのかを中心に記載するとよいでしょう。