「不動産関係の資格を活かしてWebライターの仕事がしたい」
「不動産ライターが稼げるって聞いたけと本当?」
「資格がなくても不動産ライターになれる?」
初めまして、Webライターの濱田真理です!私は宅地建物取引士の資格を保有し、不動産ライターとして仕事をしています。
不動産は誰にでも関係する「住まい」に関するジャンルなので、仕事がなくなる心配がありません。資格や不動産業界での経験があると、文字単価3円以上を目指せる仕事です。
私は不動産業界で働いた経験は長くありませんが、過去に取得した宅地建物取引士の資格を活かして不動産ライターになりました。
この記事では私自身の経験をもとに、以下の順で詳しく解説します。
- 不動産Webライターの仕事内容と報酬
- 仕事をするうえで必要なスキル
- 不動産Webライターの始め方(初心者向け)
- 安定して稼ぐ5つのコツ
不動産ジャンルに特化したWebライターを目指している方は、ぜひ最後までご覧ください。
沖ケイタ
- 株式会社沖プロ代表
- 株式会社Webライタープロ取締役
- 1700人以上が受講するWebライター講座「Writing Hacks」メイン講師
- 100名の精鋭Webライター集団「Webライタープロ」運営
- 執筆に携わった記事は数千記事を超える
【無料配布】
Webライター「未経験→月収100万」最短ロードマップ
不動産Webライター(不動産ライター)とは?
1. 不動産ライターの仕事内容
2. 不動産ライターに必要な資格
3. もらえる報酬の相場
1. 不動産ライターの仕事内容
不動産ジャンルに特化したからといって、通常のWebライターと仕事内容は大きく変わりません。
不動産に関わる、以下のような記事の執筆や監修を行います。
- 土地や建物(宅地、農地、新築・中古住宅、賃貸・分譲・投資物件など)の紹介
- 不動産取引や投資に関するアドバイス
- 住宅ローンや相続など不動産に関連する金融・法律の解説
- リフォーム・リノベーションに関する情報の紹介
不動産会社での勤務経験がある方は、調べなくても書ける内容ばかりでしょう。
ただし、税金に関する法律や住宅ローンの金利などは、改正や変更がたびたびあるので事実確認が重要です。
2. 不動産ライターに必要な資格
不動産Webライターになるために、資格は必須ではありません。しかし、資格があると高単価につながりやすく、ライバルとの差別化ができて有利です。
以下のような資格があると、文字単価3円以上になる可能性が高いでしょう。
- 宅地建物取引士
- 不動産鑑定士
- 一級建築士
- 二級建築士
- 土地家屋調査士
- 不動産コンサルティング技能登録者
- マンション管理士
- 管理業務主任者
- 不動産証券化協会認定マスター
- 賃貸不動産経営管理士
ちなみに私自身、不動産業界での勤務経験は長くありません。宅地建物取引士の資格を持っていたことが理由で「不動産ライタープロ」という不動産ジャンルに特化したチームに入ることができました。
資格があると、仕事をするうえで有利になるのは事実です。
執筆だけでなく、自分の名前を出して執筆する記名記事や、監修者としての需要も増えます。
3. もらえる報酬の相場
不動産ライターの報酬は、携わる案件やWebライターのスキルによって差があります。
文字単価(1文字○円)を基準にした場合の相場は以下のとおりです。
文字単価 | 目安となる基準 |
---|---|
1円~ | ・不動産ライター初心者 ・不動産の資格やスキルがない人 ・一般的な不動産関連記事 |
3円~ | ・不動産系の資格がある人 ・不動産業界での勤務経験がある人 ・専門的な不動産関連記事 |
5円~ | ・資格と勤務経験の両方がある人 ・専門的な不動産関連記事 ・記名記事、監修者 |
不動産業界は一度に動くお金が大きいため、高単価になりやすいのが特徴です。案件によっては文字単価10円以上になることもあります。
ただし、同じスキルや資格であってもクライアントによって報酬には差があり、一概には言えません。
不動産Webライターに必要なスキル
1. 不動産に関する知識
2. Webライティングのスキル
3. SEOに関する知識
1. 不動産に関する知識
業界での勤務経験がなくても、正確にリサーチできれば書ける記事はたくさんあります。
しかし、不動産業界での勤務経験や資格があるほど有利です。特に現場に携わる人でしか知りえない一次情報は、クライアントに重宝されるでしょう。
さらに、経験や資格は文字単価にも影響します。検索ユーザーにわかりやすく不動産のことを説明できる人には価値があるからです。
不動産ジャンルは専門性が高く、知識がないと執筆にかなりの時間を要する可能性があります。
本格的に不動産ライターとして活動することを考えているのであれば、資格を取得したほうが効率よく稼げるでしょう。
2. Webライティングのスキル
- わかりやすく伝える構成力
- 読みやすさを意識した文章力
- 執筆ルールを守る対応力
資格や経験があっても、Webライティングのスキルがなければなかなか稼げません。
不動産ライターに限らず、Webライターとして稼ぐためにはWebライティングのスキルは必須条件です。
検索ユーザーの疑問にわかりやすく答えられる記事を書くために、Webライティングのスキルはしっかりと身につけましょう。
3. SEOに関する知識
SEO(Search Engine Optimization)は「検索エンジン最適化」という意味の言葉です。
検索ユーザーのニーズにしっかり応えられている記事を提供し、検索結果の上位に表示させるための取り組みのことを指します。
書いた記事を検索上位に表示させるために、SEOの知識はWebライターに必須です。
- タイトルと見出しの付け方
- 競合記事のリサーチ
- わかりやすい構成作成
- 読者が本文を読みたくなるリード文の執筆
- 読者の悩みを解決する記事の執筆
Webライティングを学ぶと同時に、SEOの知識をしっかりと身につけましょう。
不動産Webライターの始め方を3ステップで解説
STEP1. 作業環境を整える
STEP2. 必要なスキルを身につける
STEP3. クラウドソーシングに登録する
STEP1. 作業環境を整える
- パソコン
- インターネット環境
不動産ライターに限らず、Webライターに高スペックなパソコンは不要です。
本格的にWebライターを続けるつもりなら、作業しやすいデスクや椅子があるとよいでしょう。
STEP2. 必要なスキルを身につける
- 不動産に関する知識
- Webライティングのスキル
- SEOに関する知識
「不動産Webライターに必要なスキル」で紹介した、上記の3つを身につけましょう。
副業でWebライターを始める人は、テレビを観たりゲームをしたりする時間を少し削って取り組むのがおすすめです。
私自身、副業でWebライターを始めた当初は、娯楽時間を削ってスキルアップの時間を確保しました。その結果、3ヶ月目で月10万円以上の収入を得られるようになっています。
まずはきちんと学ぶことを意識して取り組みましょう。
STEP3. クラウドソーシングに登録する
クラウドソーシングとは、仕事を依頼したい人と仕事を受けたい人を繋ぐサービスです。初心者が案件を探しやすいという特徴があります。
クラウドソーシングはいろいろありますが、まずは「クラウドワークス」と「ランサーズ」に登録しましょう。
上記2つは日本最大手のクラウドソーシングサイトで、Webライター初心者でも案件を探しやすいのが特徴です。
不動産の資格がある人は、プロフィールに必ず資格を登録しましょう。登録しておくと、不動産の資格保有者に依頼したいクライアントからオファーが届く可能性があります。
最初のうちはジャンルを不動産に限定せず、初心者でも受けられる案件をこなしてWebライティングに慣れましょう。
なお当メディアでは、Kindle本「Webライター未経験から月収100万円を稼ぐまでのロードマップ」を無料で公開しています。Webライターとして稼げるようになる方法を掲載しているので、ぜひこちらもお役立てください!
不動産Webライターで安定して稼ぐ5つのコツ
1. 宅地建物取引士の取得を目指す
2. 案件を探す場所を広げる
3. 不動産会社に直接営業する
4. 不動産に特化したブログを運営する
5. 不動産に特化したSNSアカウントで発信する
1. 宅地建物取引士の取得を目指す
宅地建物取引士は、年に1回試験が実施されます。合格すれば5年に1度の更新で、一生持てる国家資格です。
正直、合格率は15~18%ほどなので、簡単な試験ではありません。
しかし、毎年3万人以上が合格しており、国家資格の中では比較的合格しやすい資格であると言われています。
なお、不動産ライターに必要な資格はありません。これから不動産ジャンルに特化することもできます。
しかし、安定して稼ぐためには資格があると有利です。
知識の幅がかなり変わるため、効率的に執筆を進められるようになります。執筆した記事の内容にも差が出るでしょう。
また、私自身が所属している「不動産ライタープロ」のように、宅地建物取引士の保有者のみが所属して活動できるチームもあります。
不動産ジャンルに興味があって自分の専門分野にすることを考えている方は、ぜひ宅地建物取引士にチャレンジしてみてください!
2. 案件を探す場所を広げる
クラウドソーシングは初心者でも仕事を獲得しやすい場所ですが、手数料を引かれるのがデメリットです。そのため、仕事に慣れてきたら案件を探す場所を広げることをおすすめします。
クライアントと直接契約する案件であれば、手数料を引かれません。
また、クラウドソーシング以外の場所で案件を探したほうが、高単価の案件を獲得できるチャンスがあります。
案件を獲得する方法を4つ紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- 不動産ライタープロ
- X
- 求人サイト
- キーワード検索
(1)不動産ライタープロ
「不動産ライタープロ」は、私が所属している不動産ジャンルに特化したチームです。宅地建物取引士の資格保有者のみが所属できます。
ただし、常にWebライターを募集しているわけではありません。当メディアの運営者である沖ケイタさんや、編集責任者の西山雄介さんが時々Xで募集を行っています。
私もXから応募して、不動産ライタープロのメンバーになりました。タイミングが合えばチャレンジしてみてください!
(2)X
XでWebライターの募集を行っているクライアントはたくさんいます。クライアントと直接やり取りを行う案件になるため、クラウドソーシングで探すよりも報酬が高めに設定されていることが多い印象です。
「不動産ライター」「不動産Webライター」「ライター募集 不動産」といったキーワードで検索してみましょう。
常に募集しているわけではありませんが、タイミングよく募集を見つけられるかもしれません。見逃さないように、こまめにチェックしてみてください。
(3)求人サイト
上記のような求人サイトで、不動産に特化したWebライター案件が見つかる場合があります。
ただし、IndeedやWantedlyは正社員や出勤での募集が多く、完全在宅の業務委託契約は少ない印象です。毎月安定収入を得たい人や、企業に所属して確実なスキルを身につけたい人に適しているでしょう。
求人サイトで探す場合は、働き方やジャンルなどの条件を絞って検索してみてください。
(4)キーワード検索
GoogleやYahoo!などの検索エンジンで「不動産ライター 募集」「不動産 ライター募集」と入力して検索すると、Webライターを募集している企業が見つかることがあります。
検索結果の1ページ目だけでなく、2ページ目以降も確認してみましょう。
3. 不動産会社に直接営業する
検索エンジンで不動産会社を探して、ここぞという企業を見つけたら、お問い合わせフォームから直接営業するのもおすすめの方法です。
もしくは、XなどのSNSで積極的に情報発信をしている不動産会社があれば、企業名で検索して同じように直接営業ができます。
少し裏技的な方法ですが、不動産ライターとして活動している人のXアカウントから、不動産会社を割り出して直接営業するのも1つの方法です。
直接営業はハードルが高いように感じますが、高単価につながる可能性があります。複数のやり方で不動産会社を見つけられるので、ぜひ試してみてください。
ただし、直接営業をするときは、最初にお問い合わせフォームから連絡する点をひとことお詫びして本題に入ることが大切です。企業のお問い合わせページは顧客獲得のためのツールであり、ライター募集のために設置しているわけではありません。
また、アピールできるスキルや実績がないと、営業をしても良い結果には至らないでしょう。Webライターとしての実績を増やしてから取り組むことをおすすめします。
4. 不動産に特化したブログを運営する
不動産関連のブログを自分で運営すると、以下のようなメリットがあります。
- 不動産の知識があることを証明できる
- WordPressが操作できるようになる
- SEOが実践的に学べる
- 実績としてポートフォリオに掲載できる
- クライアントから直接オファーされる可能性がある
ブログは編集者の手が加わっていない実力がわかるため、Webライターのスキルを判断する方法として最適です。
不動産に関する記事を投稿すれば、ポートフォリオとしても活用できます。不動産の中で、自分の得意な領域をアピールする方法としても有効です。
ブログを見たクライアントから直接連絡があり、仕事につながるケースも意外とあります。
5. 不動産に特化したSNSアカウントで発信する
XやInstagramで現場でしか知りえないような一次情報を発信していると、不動産に詳しいWebライターとして評価されます。自分の権威性を高めるチャンスです。
また、常に不動産情報を発信し続けていると、不動産ライターを探しているクライアントの目に留まることがあります。「#Webライター」や「#不動産ライター」などのハッシュタグをつけて発信してみるのもおすすめです。