この記事では、Webライターに向いている人・向いていない人の特徴をそれぞれ紹介します。
ただし、万が一向いていない人の特徴に当てはまっても、Webライターになることを諦める必要はありません。仕事に対する意識を変えて行動すれば、十分カバーできる部分です。
大切なのは、実際に記事を書いてみてから向き不向きを判断すること。
Webライターがどんな人に適した仕事であるか確認したうえで、ぜひチャレンジしてみましょう!
沖ケイタ
- 株式会社沖プロ代表
- 株式会社Webライタープロ取締役
- 1700人以上が受講するWebライター講座「Writing Hacks」メイン講師
- 100名の精鋭Webライター集団「Webライタープロ」運営
- 執筆に携わった記事は数千記事を超える
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Webライターに向いている人の特徴9選
1. 文章を書くのが嫌いじゃない
2. 普段から情報収集をする習慣がある
3. 相手の立場に立って物事を考えられる
4. 信頼できる情報を見極められる
5. 日本語を正しく書くことに自信がある
6. 報告・連絡・相談を徹底できる
7. スケジュール管理ができる
8. ブログ運営の経験がある
9. 常に向上心をもって取り組める
1. 文章を書くのが嫌いじゃない
Webライターの仕事は、文章を書くのが好きな人ほど向いています。
しかし、文章を書くのが苦痛でなければ仕事として成立するので、必ずしも好きである必要はありません。
文章を書くのが”得意”じゃなくてもOKです。何記事も書くうちに経験値が増え、レベルアップできるでしょう。
また、Webライターの仕事内容は、Webサイト上に公開する記事の執筆だけではありません。取材やシナリオなどのジャンルを得意とする人もいます。
正直、やってみないとどれが自分に合っているのか判断できません。
文章を書くのが嫌いじゃないなら、積極的にチャレンジしてみましょう。
2. 普段から情報収集をする習慣がある
Webライターとして仕事をするうえで重要なのが情報収集(リサーチ)です。
- わからないことはすぐに調べる
- インターネットでニュースをチェックしている
- SNSで色々な情報を見るのが好き
上記のように、普段からインターネットやSNSを使って調べる習慣がある人ほど向いています。
まったく知識のない分野の記事を担当するときは、情報収集だけでかなりの時間がかかるでしょう。その作業が抵抗なくできる人ほど、Webライターの仕事がおすすめです。
3. 相手の立場に立って物事を考えられる
- 読者がなぜそのKWで検索したのか
- 読者がどんな変化を望んでいるのか
- どんな情報を盛り込めば満足度が高まるのか など
Webライターは、読者の気持ちをイメージしながら記事を書く必要があります。
普段から相手の立場に立って物事を考えられる人のほうが、読者に寄り添った記事を書けるでしょう。
さらにWebライターは、クライアントの目的を考えて記事を書くことも重要です。
- 自社商品の販売につなげたい
- 公式LINEの登録者を増やしたい
- 広告収入を増やしたい など
読者に寄り添った記事を書きつつ、クライアントの目的も達成できる情報を盛り込む。人の気持ちを考えられる人であれば、そんなに難しいことではありません。
4. 信頼できる情報を見極められる
インターネット上には膨大な情報が存在します。そのなかから信頼できる情報を見極めて、正しい情報を伝えるのがWebライターの仕事です。
例えば育児に関する記事であれば、個人が書いた記事よりも、病院や保育園などが発信する情報のほうが信憑性があります。真偽があいまいな情報は掲載しないようにすることが大切です。
参考にすべき情報を見極め、情報を精査できる人ほどWebライターに向いています。
5. 日本語を正しく書くことに自信がある
- 助詞や接続詞の使い方
- 主語と述語の関係
- 同音異義語の使い分け
- てにをはの使い分け
- ことわざの意味 など
正直、間違いに気づかないまま日本語を使っている人がかなりいます。
Webライターとして仕事をする以上、正しい日本語を書くスキルは重要です。些細な間違いが原因で、企業のイメージを大きく損なう可能性もあります。
普段からていねいな言葉を使って仕事をする人や、日本語検定などのスキルがある人ほど仕事をするうえで有利です。最初から質の高い記事を書けるでしょう。
ただし、現時点で文章に自信がなくても問題ありません。
言葉の意味を調べながら書く習慣を身につけると、正しい日本語で読みやすい記事を書けるようになります。
6. 報告・連絡・相談を徹底できる
残念ながらWebライターは、報告・連絡・相談をきちんとできない人がかなり多いです。
- 突然連絡が途絶えた
- いつも納期を守らない
- 自分の判断で勝手に進める
こんなことがよくあるので、責任感をもって対応できる人ほどWebライターに向いています。
社会人として当たり前のことですが、個人での活動になるためルーズになりがちです。
7. スケジュール管理ができる
副業やフリーランスとして仕事をする場合、自分で仕事の募集を探して応募する必要があります。Webライター自身でスケジュール管理を行わなければなりません。
普段から手帳やツールを活用してスケジュール管理を徹底している人ほど、Webライターの仕事に向いているでしょう。
特に副業で仕事をする場合は、細かくタスクを分けて本業と両立できるように管理する力が求められます。
8. ブログ運営の経験がある
ブログのなかでもWordPressを使って運営した経験がある人は、Webライターに転身してからの成長がかなり早いです。ブログで思うように稼げなくて悩んでいるなら、Webライターになってライティングスキルを磨きましょう。
ブログ経験によって得た基礎知識があれば、あとはフィードバックを受けて成長するのみ。
結果的に、自分のブログのクオリティも高められるのがメリットです。
9. 常に向上心をもって取り組める
Webライターは、何記事も書いて実績を増やすほど成長できる仕事です。同じことを何度も指摘されないように、常に向上心をもって仕事に取り組める人ほど適しています。
そして、意識してスキルアップができる人ほど、報酬アップや継続案件につながっていくのです。
なお当メディアでは、Kindle本「Webライター未経験から月収100万円を稼ぐまでのロードマップ」を無料で公開しています。稼げるようになるまでの流れをまとめているので、必ず確認しておきましょう!
Webライターに向いていない人の特徴6選
1. プライドが高い
2. すぐに稼げると思っている
3. 大雑把で注意力不足を指摘されがち
4. テキストコミュニケーションが苦手
5. 1人でコツコツ作業をするのが苦手
6. 余裕をもって行動できない
1. プライドが高い
自信満々で書いた記事でも、クライアントのイメージに合っていなければ修正対応が求められます。初心者もベテランも一緒です。
しかし、指摘をされて明らかにムスッとした態度になる人がいます。「この人は素直に受け入れていないんだな」と、文章からわかることも多いです。
なかにはていねいなフィードバックを返しても、それに対して何も反応がない人もいます。成長してもらうために時間をかけているのに、理解してくれているのかもわかりません。
高すぎるプライドを捨てないと、いつまでも成長できないまま停滞していまいます。
2. すぐに稼げると思っている
Webライターは、誰でもコストをかけずに始められる仕事として人気です。しかし「誰でも稼げる=簡単」と思い込んで始める人がいます。
当然ですが、安定して仕事を受注するためにはそれなりのスキルが必要です。
そして、スキルがないうちは月1万円稼ぐのも難しいでしょう。
思い描いていたイメージとのギャップから、早い段階で挫折する人が多くいます。すぐに稼げる仕事を探している人には向いていません。
3. 大雑把で注意力不足を指摘されがち
どんなに初心者でも、誤字脱字に注意することや、クライアントが定めた最低限のルールを守ることは誰でもできます。
それなのに、ちょっとしたミスがなかなか減らない人がかなり多いです。
大雑把な性格であること自体は問題ありません。
大事なのは、自分がやりがちなミスを理解して、どれだけ注意できるかということ。ここを意識して直す気持ちがない人は、Webライターに向いていません。
4. テキストコミュニケーションが苦手
Webライターの仕事では、チャットツールなどを使ったテキストでのやり取りが中心になります。テキストでのやり取りが苦手な人は、慣れる努力をしなければなりません。
- 必要なことを簡潔に伝える
- わかりやすくまとめる
- 最小限のやり取りで済むように心がける
仕事でメールなどを送った経験がないと、上記のようなことが最初は難しく感じるでしょう。伝え方が悪く、誤解を生じさせてしまうこともあるかもしれません。
Webライターにとって、テキストコミュニケーションは避けられない部分です。
5. 1人でコツコツ作業をするのが苦手
Webライターは、1人で地道に記事を書いて納品するのが仕事です。
常に自分との戦いであるため、1人で仕事を進めることが苦手な人には適していません。
フリーランスでWebライターになったものの、”自分で仕事を探さなければならない”という環境が合わずに会社員に戻った人もいます。
向いていないかもしれないと思ったら、副業から始めて様子を見てみるのもよいでしょう。
6. 余裕をもって行動できない
いつもギリギリの時間で行動している人に、Webライターは向いていません。気持ちを改めないと難しいでしょう。
ギリギリの生活に慣れてしまうと「時間があるからまだ大丈夫」と思ってしまいがちです。 万が一体調不良などで記事を提出できなくなった場合は、納期直前で連絡することになります。
案件によっては代わりの人が執筆しなければならないケースもあり、ギリギリでその対応をするのはかなりしんどいです。
そうならないためにも、納期前日までの提出を意識するようにしましょう。
特に主婦や副業でやる場合は、急な予定に対応できるように、余裕をもってスケジュールを組むことが大切です。
実際にWebライターとして記事を書いてから”向き不向き”を判断することが大切
Webライターに向いている人、向いていない人の特徴を紹介してきましたが、その内容だけで向き不向きを判断するのは非常にもったいないです。
大事なのは、実際にやってみて、できるかどうかを判断すること。
”向いていない”と思っていても、実際にやってみたら楽しくて、大きく稼げるようになった人もいます。向いていない人の特徴として挙げた部分を、どれだけ意識して改善できるかがポイントです。
反対に「文章を書くことは好きだけど、Webライターの仕事は合わなかった」というケースもあります。
向いている人の特徴に当てはまったとしても、Webライターとして必ず成功できるわけではありません。
いきなり仕事を始めるのが不安な人は、ブログで記事を書いてみるのもおすすめです。Webライターの仕事を想定して、SEOライティングに挑戦してみましょう。
最初はnoteなどの無料ブログでも構いません。
しかし、Webライターをやってみたい気持ちのほうが強いなら、WordPressでの開設がおすすめです。
最初から実践的な練習ができるので、実際に仕事を受注したときの対応幅が増えます。
Webライターに向いている人が効率よく稼ぐ方法
1. 必要なスキルを身につける
2. 失敗しない始め方に沿って進める
1. 必要なスキルを身につける
Webライターに向いている人の特徴に当てはまる部分が多い人は、スキルを身につけて効率よく稼げるようにレベルアップしましょう。
必要なスキルは、大きく以下の3種類に分類されます。
- ハードスキル
- ソフトスキル
- +αのスキル
特に重要なのは、仕事をするうえで必要になるハードスキルとソフトスキルです。
- Webライティングの基礎
- SEOライティング
- WordPressの基本操作
- テキストコミュニケーション力
- スケジュール管理
- 経理業務
- 各種ツールの基本操作
- 営業力
詳しくは「Webライターに必要なスキル」で解説しているのでご覧ください。
さまざまなスキルを身につけてレベルアップできれば、年収1000万円も夢ではありません。
2. 失敗しない始め方に沿って進める
これからWebライターに挑戦しようと考えている人は、当メディアで紹介している「失敗しないWebライターの始め方」を参考に始めてみましょう。着実に実力をつけて成功できるルートを紹介しています。
副業で月10万円以上稼ぐ人も多いため、悩んでいるならまずはチャレンジしてみてください。
「Webライターに向いていないかも?」と思ったときにやるべき4つのこと
1. クライアントや案件を変える
2. 執筆ジャンルを絞り込む
3. 仕事の種類を変えてみる
4. 他の道へ進む
1. クライアントや案件を変える
クライアントや案件に対してストレスを感じているのであれば、思い切って環境を変えてみるのがおすすめです。人間関係に向き不向きがあるように、Webライターとクライアント、案件の間でも同様のことがいえます。
実際に同じような仕事内容でも、クライアントが違うだけで方針や進め方は大きく異なります。
クライアントや案件を変えるだけで自分のスキルを大いに発揮できることもあるので、積極的に新規案件の獲得を目指しましょう。
2. 執筆ジャンルを絞り込む
執筆しているジャンルに興味を持てない場合は、興味の持てるジャンルに絞り込んで特化ライターとして活動するのもよいでしょう。
リサーチ時のストレスがなくなり、スピーディに質の高い記事を執筆できるようになります。ジャンルに対する知識も増えるので、専門性が高まって単価を上げやすくなるのもメリットです。
ただし、需要が少ないジャンルを選んでしまうと、仕事の獲得が難しくなる恐れがある点には注意が必要です。
3. 仕事の種類を変えてみる
圧倒的に多いのはSEOライティングですが、向き不向きは分かれます。
Webライターにはさまざまな種類の仕事があるため、SEOライティングにこだわる必要はありません。
- SEOライティング
- 取材ライティング
- セールスライティング
- コピーライティング
- シナリオライティング
- SNS代行
- コラム
- 広報・PR
「取材ライターとして人と話すのが楽しい」「自分で書いたシナリオが動画になるのが嬉しい」など、やりがいを感じながら仕事を継続している人もたくさんいます。
複数の仕事を試したうえで、向き不向きを判断しましょう。
4. 他の道へ進む
頑張って努力してもWebライターに向いていると感じられないようであれば、辞めて他の道へ進むことも選択肢の1つです。向いていないことを続けるのは大変なので仕方がありません。
幸いなことに、ライティングスキルが他のスキルと決定的に異なる点は、汎用性が利くことです。実際にWebライターでは上手くいかなかった人が他のことで成功した事例は、至るところで聞きます。
WebデザイナーやSNS運用、アフィリエイトなど、さまざまな分野で活用できるスキルです。
Webライターを辞めることになるのは残念ですが、培ったスキルを他のところで活かせるように頑張ってください!