Webライターは未経験者でもなれるし、特別な資格は必要ありません。動画編集やデザイン系の仕事に比べたら、低コストで参入しやすい仕事です。
ただし、Webライターの仕事内容は多岐にわたるため、担当する仕事に応じてスキルを身につける必要があります。
その努力ができなければ、安定して稼ぐのは難しいでしょう。
この記事ではWebライターの仕事について、未経験者でもわかるように詳しくまとめました。
- Webライターとは?
- 具体的な仕事内容(種類別、主な業務)
- 働き方と収入
- 向いている人の5つの特徴
- Webライティングを学ぶ4つの方法
- 稼ぐために有利な4つのスキル
- 安定して稼ぐ5ステップの道のり
副業でも月5万円(年間60万円)なら難しくありません。迷っている時間はもったいないので、ぜひモチベーションを高めてチャレンジしてみましょう!
沖ケイタ
- 株式会社沖プロ代表
- 株式会社Webライタープロ取締役
- 1700人以上が受講するWebライター講座「Writing Hacks」メイン講師
- 100名の精鋭Webライター集団「Webライタープロ」運営
- 執筆に携わった記事は数千記事を超える
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未経験でもできるWebライターとは?
Webライターとは、Web上に掲載する文章を書く人のことです。検索結果上に表示される記事や取材記事、商品紹介など、Web上に掲載されるさまざまな文章に対応します。
必要な資格はなく、未経験者でもパソコンとインターネット環境さえあれば今日からすぐに始められる仕事です。
ただし、きちんと情報収集を行い、正しい情報を伝えなければなりません。安定して稼ぐためには、記事の書き方を学ぶ必要があります。
1ヶ月間集中的に学べばかなり身につきますが、ここを努力できるかどうかが分かれ道です。
未経験からでも始めやすい仕事ですが、誰でもできるから”簡単な仕事”だと考えているとすぐに挫折するでしょう。
また、必要に応じて以下のような業務にも対応します。
- WordPressへの入稿
- オリジナル画像の作成
- 写真撮影 など
対応できる業務の幅が広いほど仕事を獲得するうえで有利になるため、どこまでのスキルを身につけられるかが重要です。
事前にネガティブな部分を理解したうえで、覚悟を決めて取り組むとよいでしょう。「Webライターの仕事がきついと言われる理由」や「Webライターに向いていない人の特徴」などを知っておくことも大切です。
最初さえ乗り越えれば稼ぎやすい仕事なので、ぜひチャレンジしてみてください。
副業から始めようと考えている人は「未経験から副業Webライターで稼ぐコツと始め方」の記事も読んでおくことをおすすめします。実際に副業で稼ぐ人の事例を掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。
【種類別】Webライターの仕事内容
1. SEOライティング
2. 取材ライティング
3. セールスライティング
4. コピーライティング
5. シナリオライティング
6. SNSライティング
7. コラム
1. SEOライティング
SEOは「Search Engine Optimization」の略で、検索エンジン最適化という意味があります。
つまりSEOライティングは、Googleなどで検索された際に、検索結果の上位に表示されるように記事を書く仕事です。
ちなみにこの記事の場合は「Webライター とは」というキーワードで上位表示されることを目的として、タイトルに「Webライターとは」を入れています。
そして、検索した人が求めている情報を予測し、仕事内容や働き方などを記事にまとめているという流れです。
稼いでいるWebライターのほとんどは、SEOライティングを仕事にしています。もっとも安定して需要のある仕事といえるでしょう。
- 自社商品やサービスの販売
- 自社の認知拡大
- 広告収入
上記のようなクライアントの目的を理解しつつ、検索する読者に適した記事を書きます。慣れれば難しくありません。
2. 取材ライティング
取材ライティングは、企業や店舗、イベントなどで取材(インタビュー)を行い、その内容を記事にする仕事です。取材先のアポ取りや写真撮影などまで対応することがあります。
取材はコミュニケーションスキルが重要です。スムーズに進められるように準備をし、相手の想いを引き出す洞察力も求められます。
なお、取材は人にしかできないため、AIに仕事を奪われる心配がありません。将来性抜群の仕事と言えますが、対応できる人が足りていない状態です。
だからこそ、参入するなら今がチャンス!報酬も比較的高めに設定されていることが多くあります。
3. セールスライティング
セールスライティングは、商品やサービスの販売を目的として文章を書く仕事です。メールマガジンやLP(ランディングページ)、商品紹介文などを担当します。
案件自体はあまり多くありませんが、報酬は高めです。どんな背景があってこの商品にたどり着いたのか、どう伝えれば行動に移してくれるのかなど、読者の心を動かす高いライティングスキルが求められます。
セールスライティングはさまざまな場面で活用できるスキルです。SEOライティングとあわせて学ぶ人も多くいます。
4. コピーライティング
コピーライティングは、商品やサービスのキャッチコピーを考える仕事です。
比較的短い文章で、見た人に印象付けることを目的として作ります。
- そうだ京都、行こう。
- セブンイレブン、いい気分
- 明日の空へ、日本の翼
このようなキャッチコピーを見ただけで、その企業をイメージできるものって多いですよね。
人の心を動かす高い文章力が求められるため、難易度は高めです。その分報酬も高く設定されている傾向があります。
5. シナリオライティング
シナリオライティングは、YouTube動画や音声メディアなどで流す文章を書く仕事です。特にYouTube動画用のシナリオ作成は、クラウドソーシングでもよく募集されています。
ストーリーを考えるのが好きな人であれば、誰でも採用されやすい仕事です。初心者でも始めやすいのがメリットですが、報酬はやや低めに設定されています。
シナリオと聞くとドラマや舞台、ゲームなどをイメージする人も多いですが、そこはWebライターとしての領域に含んでいません。
6. SNSライティング
SNS上に掲載する文章を考えるのも、Webライターが活躍できる仕事です。企業やインフルエンサーなどのSNSに投稿する文章を考えます。
X(Twitter)やFacebookなら文章力があれば大丈夫ですが、Instagramの場合は画像や動画を作るスキルがあるほど有利です。
アカウント運用まで仕事を巻き取り、SEOライティングと並行して稼いでいる人も多くいます。
7. コラム
コラム記事では、Webライター自身の経験や主観的な意見が求められます。求められる分野に対して、オリジナリティの高い文章を書く仕事です。
報酬は高めに設定されていますが、深い知識や専門的な資格がないと仕事を獲得するのは難しいでしょう。
自分の名前を公開して執筆することもあります。
8. 広報・PR
広報・PRは、プレスリリースや社内報、ホワイトペーパーなど、企業のPRに関わる業務をサポートする仕事です。クライアントによっては、紙媒体の仕事を依頼されることもあります。
なかでもプレスリリースの執筆は需要が多いため、SEOライティングとあわせて対応できるようにしておくとよいでしょう。
1つの企業からSEOライティングやSNSライティング、PR業務など、複数の業務を依頼されるケースもあります。
【業務別】Webライターの仕事内容
Webライターは、ただ文章を執筆するだけではありません。
もっとも需要のある「SEOライティング」を例に、記事制作で行う主な仕事内容を紹介します。
1. 情報収集
2. 構成の作成
3. 本文の執筆
4. 記事の入稿
5. 画像選定
1. 情報収集
記事を制作するために必要な情報をリサーチします。主な方法は以下のとおりです。
- 上位記事を参考にする
- 信頼できるサイトで事実確認をする
- SNSを見る
- 直接問い合わせる
- 書籍を参考にする
上位記事に含まれている情報がすべて正しいとは限りません。
公式サイトや専門家が発信するサイトなど、信頼できるサイトで事実確認を行いましょう。
2. 構成の作成
リサーチした情報をもとに、構成を作成します。記事の骨組みとなる重要な部分です。
記事の品質に大きく関わるため、多少時間をかけてでもしっかりと作り込みましょう。
検索意図と記事の目的(ゴール)を考えて、感情の変化をイメージしながら作っていきます。
3. 本文の執筆
構成が作り終わったら本文の執筆です。以下の点に注意して執筆します。
- 結論ファーストで書く
- 一文は50~60文字程度に収める
- 漢字とひらがなの割合は3:7くらいを意識する
- 語尾が連続しないように気をつける
- 指示語は極力使わない
- メディアのトンマナを統一する
Webライターとして仕事をするうえで、基本的なライティングスキルを身につけるのが必須です。
気をつけるべき点が多いため、仕事をしながら書き方を学びましょう。
4. 記事の入稿
案件によっては、仕事内容に記事の入稿まで含まれているケースがあります。入稿時に使われる主なツールはWordPress(ワードプレス)です。
Webライターとして仕事を継続するなら、WordPressを操作できるようにしておきましょう。
5. 画像選定
仕事内容に画像の選定が含まれているときは、Webライター側で画像を用意しなければなりません。
画像を選定する場合は、記事の雰囲気に合った画像を選んで指定された場所に入れます。
Webライターの働き方と収入事情
1. 報酬形態は4パターン
2. 働き方は2パターン
3. 最初は稼げなくて当たり前
4. フリーランスなら年収1000万円も可能
5. 仕事を獲得する方法
1. 報酬形態は4パターン
- 文字単価
- 記事単価
- 時給制
- 固定給制
もっとも多いのが、1文字○円で設定する文字単価。フリーランスは文字単価や記事単価で稼いでいる人がほとんどです。
初心者のうちは、まず文字単価1円を目指しましょう。
Webライターの文字単価の相場を理解し、どんな案件に挑戦すべきかを決めることが大切です。
なお、時給制や固定給制の募集は求人サイトで検索すると探しやすくなります。しかし、企業に属して働くケースが多いため、行動がやや制限されてしまうでしょう。
2. 働き方は2パターン
- フリーランスになる
- 企業に属する
Webライターとして稼ぐ人のほとんどはフリーランスです。自分で仕事を探さなければいけませんが、仕事内容を確認して、より良い条件の案件を選ぶことができます。
努力した分だけ報酬を得られるので、収入の上限がありません。
安定して稼ぎたい人、確実なスキルを身につけたい人は、企業に属するのもよいでしょう。ただし、時給制や固定給制での働き方は、収入の上限がある程度決まってしまいます。
3. 最初は稼げなくて当たり前
大事なことなのであえて書きます。
Webライターは未経験者でも始めやすい仕事ですが、最初は稼げないことを理解しておいてください。
「誰でもできる=稼げる」と勘違いし、大してスキルを身につけないままやめてしまう人が非常に多くいます。
正直、かなりもったいないです。少し努力するだけで稼げるようになるのに、そのチャレンジもせずに離脱してしまうなんて…
僕は今まで1500人以上のWebライターを見てきましたが、稼げないと嘆く人には共通する特徴があります。「稼げないWebライターの残念な特徴」の記事で具体的にまとめているので、事前に確認しておきましょう。
4. フリーランスなら年収1000万円も可能
僕の経験をもとに算出した、TOP25%の職種別平均年収は以下のとおりです。
- SEOライター:年収500〜600万円
- 副業ライター:年収100〜200万円
- 特化ライター:年収700〜1200万円
- 取材ライター:年収600〜1000万円
- ディレクター(編集者):年収800〜1500万円
詳しくは「Webライターの年収と収入の高め方」を解説した記事で紹介していますが、働き方によっては年収1000万円を目指せます。
仕事に対して受け身になるのではなく、積極的に行動する姿勢が大切です。自分の強みを見つけ、より多くのスキルをアピールできる人ほど安定して稼げるようになります。
5. 仕事を獲得する方法
- クラウドソーシング
- X(Twitter)
- 求人サイト
- メディアからの応募
- 紹介 など
仕事を獲得する方法はさまざまですが、初心者のうちはクラウドワークスやランサーズをはじめとするクラウドソーシングを利用するのが一般的です。
上記2社の登録方法は以下の記事をご覧ください。
X(Twitter)でも時々初心者向けの募集があるので、文字単価1円前後を積極的に狙っていきましょう。
最初はなかなか採用されなくて当然です。めげずにどんどん応募しましょう。
Webライターに向いている人の5つの特徴
1. 文章を書くのが嫌いじゃない
2. わからないことを調べる習慣がある
3. 相手の立場になって考えられる
4. 報告・連絡・相談ができる
5. スケジュール管理が得意
1. 文章を書くのが嫌いじゃない
文章を書くのが好きであるほど向いていますが、嫌いじゃなければ仕事として成立します。嫌いな場合は仕事に対して前向きになれないので、Webライター以外の職種を検討したほうがよいでしょう。
文章を書くのが”得意”じゃなくても問題ありません。経験を積むことで、苦手な部分は克服できます。
2. わからないことを調べる習慣がある
Webライターの仕事では、記事を書く前のリサーチが重要です。日頃からわからないことをGoogleなどで検索する習慣がある人ほど、抵抗なく仕事に取り組めるでしょう。
なお、記事を書くときに間違った情報を掲載することはできません。Web上にある膨大なコンテンツの中から、どの情報が正しくて信頼できるのかを見極める必要があります。
特に知識のないジャンルの記事を執筆するときは、リサーチだけでかなりの時間がかかるでしょう。その作業が面倒に感じない人ほど、Webライターに向いています。
3. 相手の立場になって考えられる
- どんな気持ちで検索しているか
- 気持ちがどう変化してほしいのか
- 実際に記事を読んで感情がどう揺れ動くのか
Webライターは、クライアントの目的を考慮しつつ、読者に寄り添った記事を書く必要があります。日頃から相手の立場になって物事を考えられる人のほうが、読者のためになる記事を自然に書けるでしょう。
例えば特定の美容商品を紹介する記事なら、ただ商品の良さをアピールするだけではいけません。その商品を使うことでどんな未来が待ち受けているのかを、読者にイメージしてもらうことが大切です。
4. 報告・連絡・相談ができる
Webライターに限らず、どんな職業でも最低限必要なことですよね。できて当たり前のことですが、実はできない人がかなり多いんです。
- 急に音信不通になった
- 納期を守らない
- 自己判断で勝手に進める
こんなことがよくあるので、報告・連絡・相談ができるだけでしっかりした人だと判断されます。
また、Webライターの仕事は案件ごとにルールが決められていることが多いため、クライアントごとにきちんと対応しなければなりません。ルールは100%守るべきものとして覚えておきましょう。
5. スケジュール管理が得意
フリーランスで仕事をする場合、Webライター自身で仕事を獲得し、スケジュール管理を行う必要があります。スケジュール管理に慣れている人のほうが向いているでしょう。
うまく管理できないと、納期を守れなかったり、本業や生活に支障が出たりする可能性があります。無理をして体調を崩し、そのままやめてしまう人も少なくありません。
特に副業でやる人や主婦の場合は、残業や急な予定に対応できるように余裕をもってスケジュールを組むことが大切です。修正対応があることも考慮しましょう。
Webライティングを学ぶ4つの方法
1. 独学
2. 書籍
3. Webライター向けの講座
4. ブログ ※おすすめ※
1. 独学
- 良質な記事を読む
- YouTubeを観る
- フィードバックで学ぶ
上記のように、独学で学ぶ方法はたくさんあります。ただし、独学だけだと自分ができていないところに気づきにくいため、僕としてはあまりおすすめしません。
独学で学びつつ、ほかの方法も取り入れてみましょう。
当メディアで紹介している「Webライターの記事の書き方」も参考にしてみてください。
2. 書籍
Webライターに関連する本を何十冊も読んできましたが、上記3冊は初心者が最初に読むべき本としておすすめです。独学よりも理解が深まり、体系的に学べます。
僕のおすすめの本は「Webライター初心者におすすめの本」で紹介しているので、ぜひスキルアップにお役立てください。
なお当メディアでは、僕のKindle本「Webライター未経験から月収100万円を稼ぐまでのロードマップ」を無料で公開しています。LINE登録で受け取れますので、あわせてチェックをお願いします!
3. Webライター向けの講座
費用はかかりますが、カリキュラムに沿って効率よく学べるWebライター向けの講座を受講するのもおすすめです。自分の未来に投資することで、高いモチベーションを維持できるでしょう。
ただし、講座によって教材や教え方が異なるため、きちんと比較して選ぶことが大切です。
僕の経験上、Webライターは添削してもらうことで自分ができていない部分に気づき、大きく成長できると感じています。複数回の添削があり、無制限で質問できる環境であるほどおすすめです。
なかには詐欺っぽい講座もあるため、騙されないようにしましょう。
「おすすめのWebライター講座と詐欺講座の見極め方」を参考に、自分に合った方法を探してみてください。
僕が講師を務める「Writing Hacks」の受講も検討してもらえたら嬉しいです。
4. ブログ ※おすすめ※
より多くの仕事を巻き取り、安定して稼いでいるWebライターほど、WordPressでブログ運営をしています。ブログはWebライティングの練習場所として最適なので、やらないのはもったいないです。
独学や書籍、講座で学んだことを実践する場所として、積極的に活用しましょう。
Webライティングを練習できるだけでなく、プラスαで以下のようなスキルが身につきます。
- WordPressを使いこなせる
- キーワード選定ができる
- ツールを使いこなせる
- SEOへの理解が深まる
- 画像や図解を作れる
ただし、レンタルサーバーとドメイン代で月数百円ほどのコストがかかります。ここがネックになってやらない人がかなり多いです。
ぶっちゃけ、月数百円ほどならそこまで大きな金額ではないですよね。むしろ、それ以上のメリットを得られます。
- 記事を書く練習ができる
- 仕事の対応幅が広がる
- ポートフォリオとして使える
- ブログ収入を得られる可能性がある
- ブログ経由で仕事を依頼される可能性がある
実際に弊社のWebライターの中には、ブログ経由でたくさんの仕事を獲得し、ブログからも収入を得ている人がいます。
Webライターとブロガーの違いを理解し、それぞれを伸ばしていくのがおすすめです。
Webライターとして本気で頑張ることを決意したなら、ぜひブログを活用していきましょう。
Webライターで稼ぐために有利な4つのスキル
- 基礎的なパソコン操作
- Webライティング
- SEOの基礎知識
- コミュニケーション力
Webライターとして仕事をするうえで、これらは最低限必要なスキルです。ここでは、安定して稼ぎたい人にとって有利になるスキルを紹介します。
1. SEOライティングへの深い理解
2. WordPressの操作スキル
3. オリジナルの情報を盛り込むスキル
4. 専門的な資格や経験
1. SEOライティングへの深い理解
Webライターの仕事のほとんどはSEO記事の執筆です。SEOへの理解が深い人ほど、クライアントに貢献して重宝されます。
Webライターで稼ぎたいなら、SEOは必須と言っても過言ではありません。
正直、SEOの基礎知識を身につけている人なら多くいます。採用率が高まるのは、実践的にSEOを理解している人材です。
- 今求められているのはどんな施策か
- どんな対策をしてどんな効果があったか
- どれくらい順位が上がる見込みがあるか
アクセス解析などの数値を分析し、記事を改善できる人ほど、Webライターとしてさらに上を目指せます。継続的にブログ運営をすることで身につくスキルです。
日頃から数値を追う習慣をつくれば、感覚的に理解できる部分が増えていくので試してみましょう。
2. WordPressの操作スキル
WordPressを使いこなすスキルも、ブログで練習することで自然と身につきます。案件によってはWordPressへの入稿まで求められることも多いため、操作できるようにしておくと安心です。
場合によっては入稿まで仕事を巻き取り、単価アップにつながるケースもあります。
なかにはnoteなどの無料サイトでブログやポートフォリオを作る人もいますが、Webライターを長期的な仕事と考えているならWordPressで作りましょう。
3. オリジナルの情報を盛り込むスキル
近年では、ほかの記事にないオリジナルの情報を盛り込むほど、検索エンジンに高く評価される傾向があります。
上位記事と似た内容にならないように、差別化した記事を書ける人材は貴重です。
案件によっては、一次情報が書けるWebライターに限定して募集することもあります。
- 転職経験者
- 婚活経験者
- キャンプ用品に詳しい人
このように、その人にしか書けない体験談が求められている案件も多く、比較的報酬が高いのが特徴です。案件を探すときに、自分の一次情報を活かせる分野がないか確認してみましょう。
4. 専門的な資格や経験
- 医療
- 美容・健康
- 金融
- 不動産
- IT
上記は文字単価が高く、稼ぎやすいと言われているジャンルです。該当する専門的な資格や経験があるほど、ジャンルに特化したWebライターとして有利になります。
もちろん、これから専門的な知識を学んで特化していくのもありです。FP資格を取得して金融ライターになる人や、日本化粧品検定などを取得して美容ライターになる人もいます。
安定して稼ぐためには、Webライターとしての方向性をある程度決めておくことが大切です。
ここに記載した以外のジャンルでも、専門的な資格や経験を活かして稼げるジャンルがないか探してみましょう。
Webライターで安定して稼ぐ流れを5ステップで解説
これからWebライターを始める人に向けて、安定して稼ぐための流れを大きく5ステップに分けて解説します。
STEP1. 最低限必要なスキルを身につける
STEP2. WordPressでブログを開設して練習する
STEP3. ポートフォリオを作り込む
STEP4. 文字単価1.0円前後の案件に応募する
STEP5. 実績を積んで好条件の案件に挑戦する
具体的な方法は以下の記事で解説しているので、挑戦することを決意した人は流れに沿って実践してみましょう。
STEP1. 最低限必要なスキルを身につける
- Webライティング
- SEOの基礎知識
Webライティングは独学よりも、書籍で体系的に学ぶのがおすすめです。
SEOに関する情報は、XやYouTubeを活用して最新情報を得るとよいでしょう。
また、最短最速でスキルアップしたいなら、添削付きの講座で学ぶのも効果的な方法です。
STEP2. WordPressでブログを開設して練習する
WordPressを使ってブログを開設し、学んだことをアウトプットしながらどんどん記事を書いてみましょう。まずは自分が書きやすいテーマを選んで練習するのがおすすめです。
ここで書いた記事は、ポートフォリオとしても活用します。クライアントに「これだけ記事が書ける」「WordPressを使いこなせる」という証明になるため、何記事も書いて練習しましょう。
STEP3. ポートフォリオを作り込む
ポートフォリオは、Webライター自身の名刺代わりになるものです。クライアントが選考するときに見る重要な資料になります。
WordPressで開設したブログ内に、ポートフォリオページを作りましょう。以下の項目を入れ、箇条書きなどを使って読みやすくすることが大切です。
- 得意ジャンル
- 執筆した記事
- 経歴
- 保有資格
- 稼働時間
- 希望単価
- 連絡先
ブログで練習した記事も載せておきましょう。詳しい書き方は「Webライターのポートフォリオに載せる項目と実例」を紹介した記事でチェックしてみてください。
STEP4. 文字単価1.0円前後の案件に応募する
大手のクラウドソーシングサイトである、クラウドワークスとランサーズに登録しましょう。初心者向けの案件が豊富です。
クライアントは選考時にプロフィールを確認します。まずはプロフィールを整えてから案件を探していきましょう。
初めにWebライティングやSEOのスキルを身につけて、ブログで練習しているのであれば、文字単価1.0円前後の案件を探すべきです。
クラウドソーシングには文字単価0.5円以下の低単価案件が山ほどありますが、初心者だからといってそのレベルを選ぶ必要はありません。
なお、クラウドソーシングの場合は、悪質なクライアントにも注意が必要です。仕事内容だけで選ばずに、相手のプロフィールと評価を確認し、信頼できる相手であるか判断しましょう。
X(Twitter)でも初心者向けの募集が時々あるので、こまめにチェックしてみてください。
STEP5. 実績を積んで好条件の案件に挑戦する
実績が増えてきたら、少しずつ直接契約できる案件に切り替えていきましょう。クラウドソーシングは案件を探しやすいのがメリットですが、手数料などが引かれてしまうのがもったいないです。
また、より好条件の案件を獲得するためには、常に自分がスキルアップすることも忘れないでください。文章の癖や苦手なところを明確にし、改善することが大切です。
クライアントから指摘された内容は、メモを取ってまとめておくとよいでしょう。
なかなか採用されない場合は、記事の書き方やポートフォリオに問題があるのかもしれません。定期的に見直して、失敗を恐れずに積極的にチャレンジしていきましょう。