「まだまだ働けるのに定年退職になった」
「シニアでも家でできる仕事はないかな?」
「Webライターって若い人しかできないの?」
初めまして、Webライターの濱田真理です!
私は63歳でWebライターを始め、今年で3年目になります。
Webライターは、年齢に関係なく自宅でできるお仕事です。60代のWebライターは珍しいかもしれませんが、誰でもできる仕事であるということは自信を持って言えます。
この記事では私自身の実体験をもとに、以下の内容を詳しくまとめました。
- 60代の私がWebライターをやってみた感想
- 稼ぐために私がした5つの努力
- 60代からWebライターになる際の注意点
- Webライターを始める方法7ステップ
60代の方で「まだまだ働きたいのに仕事がない」とお悩みの方は多いと思います。この記事を読んで、60代からWebライターを目指す仲間が増えると幸いです。
沖ケイタ
- 株式会社沖プロ代表
- 株式会社Webライタープロ取締役
- 1700人以上が受講するWebライター講座「Writing Hacks」メイン講師
- 100名の精鋭Webライター集団「Webライタープロ」運営
- 執筆に携わった記事は数千記事を超える
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60代の私がWebライターになったきっかけと継続する理由
1. 私がWebライターになったきっかけ
2. 私がWebライターを継続する理由
1. 私がWebライターになったきっかけ
私は自営業を営んでいましたが、経営難を理由に派遣社員になりました。将来の収入につながればと思い、ブログを始めたのもその頃です。60歳になってからの再スタートでした。
しかし、知識もなく我流でやっていたブログは、1年経っても成果なし。色んなことを学んでいるうちに「Webライターはブログより早く稼げる」と知り、方向転換を決めました。
そして、3ヶ月目には123,666円の収入を獲得。ある程度学んでからWebライターを始めたことや、本業での知識が活かせたことが結果につながった理由です。
2. 私がWebライターを継続する理由
私がWebライターを継続する理由は、記事を書くことと今の環境が好きだからです。
私は過去に、自営業以外にもさまざまな仕事を経験してきました。しかし、肉体労働やスピードを求められる仕事が難しい60代の今は、以前のような働き方ができません。
在宅で自分の好きなときに仕事ができるWebライターは天職に思えました。
【本音】60代の私がWebライターをやってみた感想
1. 脳活になるので一石二鳥
2. 体への負担が少ないので仕事をしやすい
3. 新しい世界が広がる
4. 中古のパソコンでも仕事を始められた
5. 運動不足に陥りやすい
1. 脳活になるので一石二鳥
現役をリタイアして毎日が休みになると、だんだん頭を使うことが少なくなってしまいますよね。
Webライターの仕事は納期やレギュレーションを守って記事を書かなければならないので、適度な緊張感があって、頭を使う良い刺激になっています。
しかも、誰かの役に立つ情報を提供しているという充実感も味わえます。自分が書いた記事を読んだ人が「参考になった」「役に立った」と思ってくれると、本当に嬉しいものです。
Webライターの仕事は、私にとって脳活と収入で一石二鳥の状態。年齢を重ねても、頭を使い続けることはとても大切ですね。
2. 体への負担が少ないので仕事をしやすい
60代で仕事を探してみると、マンション管理や清掃、レジ打ちなど、体を使う仕事が多く出てきます。しかし、Webライターなら目と手が使えれば、足腰が多少弱っても負担をかけずに仕事ができるのがメリットです。
さらに、満員電車に乗る必要もなく、酷暑や酷寒の中で通勤することもありません。自分のペースで働けるうえに、お菓子を食べながら仕事をすることも可能です。
また、早朝から仕事ができるのも魅力です。年々早起きになる人が多い60代にとって、朝早くから活動できる仕事は、体力面でも精神面でも良い影響を与えてくれるでしょう。
Webライターは、60代にとって非常に魅力的な仕事だと感じています。
3. 新しい世界が広がる
Webライターの仕事は、単に文章を書くだけではありません。さまざまなテーマについてリサーチをするので、新しい情報に触れる機会がたくさんあります。
例えば、おしゃれなベランダ用スリッパや海外のペット事情について調べる機会がありました。自分が興味のある分野を、仕事を通じてより深く知ることができた経験です。
また、Webライターは会議も納品もほとんどがオンラインで完了します。遠くにいるクライアントと顔を合わせながら仕事をするのは、とても新鮮な体験です。
さらに、クラウドソーシングやSNSを通じて自分で仕事を探せるのも驚きでした。
60代にとっての若い頃は、会社に就職して、上司の指示に従って仕事をするのが当たり前の生活だったことでしょう。しかし、今は自分のスキルを活かして自由に仕事を選べる時代なんだなと実感しています。
新しい世界が広がるのは、Webライターという仕事のおかげです。これからも色々なことに挑戦し、学び続けたいと思っています。
4. 中古のパソコンでも仕事を始められた
「Webライターを始めたいけど、パソコンが高くて…」と思っている方もいるかもしれません。
私も最初はそう思っていましたが、約5万円の中古パソコンでも十分に仕事ができました。
ノートパソコンを購入するなら、以下の条件にあてはまるものか、希望する条件を満たしたパソコンを探すとよいでしょう。
- 国産品
- SSD 1TB
- メモリ 16GB以上
- CPU Corei5以上
- 無線LAN内蔵
- WEBカメラ内蔵または付属
- USBドライブ3個以上
- 出来ればテンキーつきまたは付属
- DVDドライブ内蔵
現在私はデスクトップパソコンと、軽くてコンパクトなノートパソコンの2台体制で仕事をしています。
デスクトップパソコンは、モニターを繋いで2画面表示にするのがおすすめです。作業効率が格段にアップします。
900g程度の軽いA4ノートサイズのノートパソコンは、外に持ち歩く際に便利です。
なお、不要なソフトがたくさん入っている初心者向けの新品はおすすめしません。中古パソコンでも十分に仕事ができるので、パソコンの購入費用を抑えたい方はぜひ検討してみてください。
5. 運動不足に陥りやすい
ずっとパソコンに向かって仕事をしていると、肩こりと目の疲れはつきものです。紙媒体と違ってモニターを長時間凝視するため、瞬きを忘れて目が乾いたり疲れたりします。
肉体労働しなくていいのは体力的に楽で嬉しいのですが、まったく動かなくなると体に悪影響があることは事実です。
私は意識的に体を動かすようにしていますが、60代のWebライターにとって大きなデメリットだと感じています。
Webライターで稼ぐために60代の私が努力した5つのこと
1. 勇気をもって飛び込んだ
2. プライドを捨てた
3. 学ぶ時間を確保した
4. 自分の得意分野で仕事を得た
5. Webライターの仲間を増やした
1. 勇気を持って飛び込んだ
私自身、Webライターを始めるまでは年齢がネックになるんじゃないかと不安でした。しかし、思い切って行動してみたからこそ言えますが、年齢なんてほとんど関係ありません!
きっかけがあってWebライターを始めてからクラウドソーシングに登録し、さまざまな仕事に応募しました。
クラウドソーシングはWebライターの多くが最初に利用するプラットフォームであり、年齢も本名も知られずに、誰でも無料で登録できます。
大切なのは、年齢を忘れて飛び込む勇気です。一歩踏み出せば、道は開けるものだと実感しました。
2. プライドを捨てた
Webライターの世界では、過去の経歴はあまり関係ありません。日本のWeb業界を支えているのは、30代前半〜中盤の若い世代と言われています。
つまり、クライアントや一緒に仕事をする仲間は、ほぼ100%自分より年下。自分の子供よりも若い人のほうが多いかもしれません。
年下だからといって偉そうにしたり、知識や経験をひけらかしたりするのではなく、謙虚に学ぶ姿勢を持つことが大切です。
若い世代から学ぶことはたくさんあります。新しい技術や考え方、そして、今の時代の感覚を吸収することで自分も成長できるのです。
私の場合、最初は自分だけがかなり年配であることに少し戸惑いました。「こんなおばさんにできるの?」って思われていないかと心配でした。
今でもその気持ちがまったくないわけではないのですが、学びたい気持ちのほうが勝っています。
年齢なんて関係ありません。プライドを捨て、謙虚な気持ちで新しい世界に飛び込んでいきましょう。
3. 学ぶ時間を確保した
Webライターとして長く活躍するためには、執筆スキルを磨くだけでなく、常に学び続けることが重要です。執筆時間以外に学ぶ時間を確保する必要があります。
そこで、私は稼げるようになるまでは、テレビを一切観ないと決めて押し入れにしまいました。その分の時間を、本を読んだり、オンライン講座を受講したり、新しい情報収集に費やせるからです。
最近は、X(旧Twitter)やInstagramなど、さまざまな媒体から情報収集ができます。常にアンテナを張り、新しい情報を取り入れることが大切です。
なかには定年後で、時間がたっぷりある60代もいるでしょう。しかし、若い人達に比べたら、60代に残された時間は短いのです。
限られた時間を有効活用して学びの時間を増やすことで、早くスキルアップができます。
4. 自分の得意分野で仕事を得た
私の場合、光回線のオペレーターとして働いていた経験があったので、通信系の知識は豊富です。ちょうどいいタイミングで光回線の仕事があり、Webライターとしての最初の仕事を獲得できました。
60代のあなたは、さまざまな努力や経験をしてきたはずです。自分の棚卸をして、得意分野で仕事を探してみることを強くおすすめします。
得意分野がない場合は、子育てや転職など、誰もが経験するようなテーマから始めてみるのもよいでしょう。
自分の得意分野や経験を活かして仕事を探せれば、スムーズにWebライターの世界へ足を踏み入れられます。
5. Webライターの仲間を増やした
私は最初、情報収集や仕事の進め方など、わからないことがあっても相談できる人がいませんでした。孤立していると情報が偏ってしまい、仕事を進めるうえで大きなハンデになります。
そこで、私は積極的に仲間をつくる行動をしました。
Webライター向けのコミュニティに所属したり、SNSで積極的にコメントしたりするのはおすすめです。Webライターとして活動している人たちとつながれます。
仲間がいると、仕事に関する情報交換はもちろん、モチベーションを維持するうえでも大きな支えになります。
60代からWebライターになる際の3つの注意点
1. 最低限のパソコンスキルは必要
2. プライドが高いと継続が難しい
3. 体調管理をしないと生活に支障が出る
1. 最低限のパソコンスキルは必要
Webライターは最低限のパソコンスキルが必須です。ほとんどパソコンを使わない人は、操作に慣れておく必要があります。
具体的には、文字入力やインターネット検索、ファイルの保存、メールの送受信といった基本的な操作ができればOKです。職場でパソコンを使っていた方は、問題なく始められるでしょう。
もしブラインドタッチができない場合は、練習することをおすすめします。ブラインドタッチができるようになると、文字入力の速度が格段にアップし、作業効率が向上するからです。
視線を動かさずに済むので、ブラインドタッチのほうが目も疲れません。練習方法としては、無料で利用できる「寿司打」のようなタイピング練習サイトがおすすめです。
また、クライアントとのやり取りはメールやチャットツールで行うことが多いので、基本的なメールのマナーを理解しておくことも大切です。
2. プライドが高いと継続が難しい
Webライターとして仕事をするうえで、過去の常識や肩書きは関係ありません。
今まで職場で責任感のある仕事を任されてきた方は、プライドが高く、フィードバックを素直に受け入れられない可能性があります。
「私はこれまで〇〇の経験があるから」「私のやり方は間違っていない」といった固定観念が邪魔をして、新しく学ぶことに抵抗を感じる人もいるでしょう。
しかし、Webライターとして継続したいなら、自分の子供くらいの年齢の人たちから基本的な知識を学び直さなければなりません。
Webライティングの世界では、常に新しい情報や技術が生まれています。プライドを捨て、謙虚な気持ちで学び続けることが、長く活躍する秘訣です。
3. 体調管理をしないと生活に支障が出る
Webライターはパソコンに向かって長時間作業をすることが多いので、体調管理が非常に重要です。
特に60代は体力が衰えて疲れが溜まりやすくなり、リカバリにも時間がかかりますよね。長時間ぶっ通しの作業を続けると、眼精疲労や腰痛、肩こりなど、さまざまな体の不調に悩まされることになるでしょう。
しかし、体調を崩しても、基本的に納期は変わりません。締め切りに間に合わなければ仕事が滞り、クライアントに多大な迷惑をかけます。収入にも影響が出るでしょう。
そのため、60代からWebライターになる場合は、若い頃以上に体調管理を意識することが大切です。
具体的な対策としては、ウォーキングやヨガ、ストレッチなどを日課に取り入れるのがおすすめです。私自身も、朝のウォーキングとヨガを日課にしています。
また、長時間作業でも疲れにくいデスクや椅子を揃えるといいですよ!自分専用の快適な空間ができると、仕事の効率が上がること間違いなしです。
60代からWebライターを始める方法7ステップ
1. 作業の環境を整える
2. Webライティングの基礎を学ぶ
3. クラウドソーシングに登録する
4. プロフィールを作る
5. 仕事を探して応募する
6. テストライティングを受けて案件を獲得する
7. 記事を納品する
STEP1. 作業の環境を整える
Webライターになるために最低限必要なものは以下の2つです。
- パソコン
- インターネット環境
高スペックのパソコンは必要ありません。最低条件は、日本語の文字が打てて、メールやインターネットが問題なく使えることです。
「4. 中古のパソコンでも仕事を始められた」で説明したように、中古のパソコンでもOKです。
ネット環境は、ポケットWi-Fiやホームルーターでも十分仕事ができます。自宅にWi-Fi環境がない場合、スマホのテザリング機能でも可能です。
STEP2. Webライティングの基礎を学ぶ
私自身、XやYouTubeでWebライティングの基礎を学んでから、光回線の専属ライターになりました。
独学でも十分学ぶことができますが、情報に偏りが出たり時間がかかったりして、本当に必要な知識を効率的に学べません。
60代でこれからWebライターとして新たな一歩を踏み出すなら、講座を受講するのがおすすめです。Webライティングの知識を体系的に学べます。
当メディアで紹介している「Webライターにおすすめの講座・スクール」を参考にしてみてください。
とはいえ「Webライターを始めたいけど自分に合っている仕事かわからない」という不安がある場合は、まずはWebサイトや書籍などでどんな感じかつかんでからでもよいでしょう。
当メディアではKindle本「Webライター未経験から月収100万円を稼ぐまでのロードマップ」を無料で公開しています。Webライターで稼ぐために大切なことをまとめているので、ぜひチェックをお願いします!
STEP3. クラウドソーシングに登録する
Webライターが最初に仕事を獲得する場所としておすすめなのが、クラウドソーシングです。初心者・未経験者向けの案件が数多く掲載されています。
60代からWebライターを始めるなら、利用者が多い「クラウドワークス」と「ランサーズ」に登録するのがおすすめです。
各登録方法は以下の記事を参考にしてください。
クラウドソーシングを利用するメリットは、仕事探しから応募、契約まで、すべてオンラインで完結できることとです。手数料は発生しますが、報酬が未払いになる心配がないというメリットもあります。
STEP4. プロフィールを作る
クラウドソーシングに登録したら、まずはプロフィールを整えましょう。あなたに依頼するかどうかを決めるために、クライアントが必ずチェックする部分です。
「この人にお願いしたい!」と思わせるような、魅力的なプロフィールを作成しましょう。
Webライターの経験がない場合でも、これまでの人生で培ってきた経験やスキルをアピールできます。
- 人事の仕事に携わっていた経験がある
- ブログ経験があるのでWordPressを使える
- ゴルフに関する情報にはかなり詳しい
Webライターとしての実績がないうちは「2時間以内の返信が可能です」「短納期でも丁寧に仕上げます」など、スピード感や丁寧さをアピールすることが重要です。
STEP5. 仕事を探して応募する
プロフィールが整ったら、積極的に応募しましょう!1件応募して不採用だったと、いちいち落ち込む必要はありません。
クラウドソーシングには、さまざまなジャンルの仕事が掲載されています。最初のうちは使い方に慣れる目的で、簡単なアンケートやデータ入力などの案件に応募してみるのもおすすめです。
これらの案件は比較的簡単にこなせて、実績作りにもなります。
STEP6. テストライティングを受けて案件を獲得する
案件によっては、採用前にテストライティングが求められるケースがあります。
本番の仕事と同様に「マニュアル」や「レギュレーション」と呼ばれる仕事の指示書が渡される場合は、きちんとルールに沿って対応しましょう。
Webライティングに慣れていなくても、誰でもできる最低限のルールを守ることが合格するポイントです。
STEP7. 記事を納品する
納品前に、誤字脱字や指示と異なる部分がないか、しっかりとチェックを行いましょう。
できれば記事が完成した翌日に確認するのがおすすめです。一晩置くことで、より正確なチェックが行えます。
万が一、修正を求められた場合は迅速に対応しましょう。丁寧な対応は、クライアントからの信頼につながる大切な要素です。