「Webライターでフリーランスになるのはあり?」
「どのくらい稼げるのか知りたい!」
「家庭や子育てと両立しやすいって本当?」
初めまして。フリーランスでWebライターを本業にしている七瀬です!毎月30~50万円程の収入をキープしながら、家庭や趣味と両立しています。
正直、Webライターでフリーランスになるのはとても簡単です。しかし、最初から稼げる仕事ではありません。
今の仕事から切り替えることを考えている方は、計画的にフリーランスになる準備を進めることが大切です。
この記事では、Webライターでフリーランスとして働きたい方が失敗しないように、以下の内容をまとめました。
- Webライターの仕事内容
- フリーランスになった場合の年収
- フリーランスになるメリット・デメリット
- 安定して稼げるWebライターのなり方7ステップ
- 月収30万以上稼ぐために必要な6つのポイント
- フリーランスになる3つの注意点
フリーランスで安定して稼げるようになりたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
七瀬あみ
- 株式会社Webライタープロ所属
- 3人の子供を育てる主婦ライター
- 運営ブログは受賞歴あり
- 40種類以上の資格を保有(薬機法管理者・SEO検定1級など)
- サイト構築や編集など、幅広い業務に対応
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Webライター「未経験→月収100万」最短ロードマップ
Webライターの仕事内容
Webライターの主な仕事内容は、Webサイト上に掲載する記事の執筆です。フリーランスや副業に関わらず、ほかにもさまざまな仕事に対応します。
- 自社サービスの紹介
- トレンド情報の発信
- インタビュー
- コラム
- プレスリリース など
詳しくは「Webライターの仕事内容」で紹介しているので、あわせてご覧ください。
仕事内容には執筆時の情報収集も含まれます。クライアントによってはWordPressへの入稿や画像の作成などを求められるケースもあるため、記事を書くことだけが仕事ではありません。
なかには構成だけ作る案件や、監修を任される案件などもあります。
誤った情報を発信しないように、責任感をもつことが重要です。
具体的な仕事の流れは「Webライターの仕事の流れ(受注~納品まで)」で確認しておきましょう。
Webライターでフリーランスになった場合の年収
1. 報酬の受け取り方は3パターン
2. 年収は400万円未満が半数以上
1. 報酬の受け取り方は3パターン
- 文字単価
- 記事単価
- 時給制
フリーランスの場合、報酬の受け取り方は上記の3パターンに分かれます。
なかでも多いのが「1文字○円」という文字単価を基準とした計算方法です。
同じ文字数でも、受ける案件の文字単価によって収入に大きな差が生じます。
例:5000文字の記事を10記事執筆した場合
文字単価 | 1記事の報酬 | 1ヶ月の報酬 |
---|---|---|
0.5円 | 2500円 | 25,000円 |
1.0円 | 5000円 | 50,000円 |
1.5円 | 7500円 | 75,000円 |
2.0円 | 10,000円 | 100,000円 |
文字単価のメリットは、自分の努力次第で収入を増やせるところ。実績やスキルがあるほど、より高単価を狙えます。
2. 年収は400万円未満が半数以上
フリーランス白書2023の調査によると、Webライターが属する「出版・メディア系」を職業とするフリーランスのうち、59.5%が年収400万円未満と回答しました。
400万円以上と答えたのは39.3%です。
正直、努力すれば誰でも400万円以上の年収を得られる仕事であると感じています。実際に私の周りでは、月収50万円以上稼いでいるWebライターが多いのが事実です。
Webディレクターなど、さらに上のポジションになるほど効率よく稼げるでしょう。
ただし大前提として、Webライターは未経験でもなれる仕事ですが、誰でもすぐに稼げるわけではありません。
まずは3ヶ月で月収10万円を稼ぐこと目標にするのがおすすめです。
Webライターでフリーランスになるメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
未経験から独立できる 初期費用が少ない 人間関係のストレスが少ない 家庭や子育てと両立しやすい 好きな場所で仕事ができる | 収入が不安定になる 孤独を感じやすくなる 自力で案件を獲得する必要がある 座りっぱなしの作業になる |
Webライターがフリーランスとして働くことで、特定の会社に属するよりも自由な働き方を実現できます。
人間関係のストレスから解放されるのは、私自身も強く感じているメリットです。
しかし、Webライターの仕事を本業にするなら、収入が不安定になるリスクを考慮しなければなりません。自己管理能力がないと、継続して安定収入を得ることは難しいでしょう。
私はフリーランスになってから子供の成長を近くで見守れるようになり、気持ち的な負担がかなり減りました。
その反面、自分で仕事を獲得する大変さを実感し、なかなか行動できずに停滞していた時期もあります。
月収30万円以上稼げるようになるには、揺るぎない強い意思が必要です。
【フリーランス向け】安定して稼げるWebライターのなり方7ステップ
STEP1. 作業環境を整える
STEP2. 集中的にWebライティングを学ぶ
STEP3. SEOの知識を身につける
STEP4. クラウドソーシングに登録する
STEP5. ポートフォリオを作成する
STEP6. 直接契約の案件を増やしていく
STEP7. 文字単価1.5円~2.0円の案件に挑戦する
STEP1. 作業環境を整える
- インターネット環境
- パソコン
フリーランスで頑張りたいのであれば、効率よく仕事をできる環境を整えることが大切です。
座ってパソコンを見ている時間が増えるため、目の疲れや腰への負担を軽減できるアイテムがあるとよいでしょう。
「Webライターに必要なもの(必需品~準備しておくと便利なもの)」で役立つアイテムを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
STEP2. 集中的にWebライティングを学ぶ
フリーランスとして少しでも早く安定収入を得たい方は、Webライティングのスキルを高めることを優先させましょう。仕事量や収入に直結する部分です。
ひとまとめにWebライティングといっても、対応範囲は多岐にわたります。
- わかりやすく伝える構成力
- 読みやすさを意識した文章力
- 執筆ルールを守る対応力
上記は、最低限求められるWebライティングのスキルです。
最速でスキルアップしたい方は「Webライターにおすすめの講座」を受講するのもよいでしょう。カリキュラムに沿って、効率よく知識やテクニックを身につけられます。
当メディアの運営者沖ケイタがメイン講師を務める「Writing Hacks」も、Webライター初心者に人気のある講座です。確実なスキルを手に入れたい方は、ぜひご検討ください。
STEP3. SEOの知識を身につける
SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、検索エンジン最適化という意味の言葉です。Googleなどで検索した際に、記事が上位に表示されるように対策することを指します。
WebライターにとってSEOの知識は必須です。
月収30万以上を安定して稼ぐ人の多くは、SEOライティングをメインにしているケースがほとんどでしょう。私もそのうちの1人です。
知識の深いWebライターほど、より高単価な案件を獲得できるチャンスが増えます。
- キーワードを意識したタイトルと見出し構成作り
- 満足度を高めるわかりやすい記事の執筆
- 差別化を意識したコンテンツ作り
- 信頼できる情報であることの提示
SEOの知識は「Webライターに必要なSEOライティング」で詳しく解説しています。初心者向けに画像付きで解説しているので、理解を深めておきましょう。
STEP4. クラウドソーシングに登録する
クラウドソーシングは、仕事を発注したい人(クライアント)と受注したい人を結びつけるサービスのことです。初心者向けの案件が数多くあります。
特に仕事を探しやすいのは「クラウドワークス」と「ランサーズ」です。
クラウドワークスとランサーズの登録方法と稼ぎ方は、以下の記事を参考にしてください。
【クラウドワークス】
【ランサーズ】
WebライティングとSEOの基礎を学んでいるなら、文字単価0.5円~1.0円前後で探しましょう。
必ずクライアントの評価を見て、信頼できる相手であるか確認してから応募することが大切です。
まずは自分の知識や経験を活かせるジャンルを選び、実績を積み上げましょう。
また、採用率を高めるためにはプロフィールを整えることも重要です。クライアントが採用を決めるときにチェックする部分になるため、今までの経験や資格などをまとめておきましょう。
STEP5. ポートフォリオを作成する
ポートフォリオは、自分の実績や経験を伝えるための資料です。クライアントがWebライターの選考をする際に見る、選考資料となります。
ポートフォリオには、以下の内容を盛り込みましょう。
- 自己紹介
- 経歴・保有資格
- 経験・趣味
- 得意ジャンル・執筆実績
- 業務の対応範囲
- 参考単価
- 連絡先
具体的な書き方は「Webライターのポートフォリオの作り方と実例」の記事をご覧ください。現役ライターの実例付きで紹介しているので、自分の情報に置き換えて作ってみましょう。
今までの経歴や実績を書くと同時に、その分野にどれくらい深い知識があるのかを伝えることが大切です。
実績やサンプル記事がない場合は、今まで執筆したジャンルや記事数を記載しておくとよいでしょう。業務の対応時間や納品までにかかる日数の目安を書いておくのも有効です。
なお、Webライターは仕事でWordPressを使う機会が多くあります。操作に慣れるためにも、ポートフォリオはWordPressで作りましょう。
STEP6. 直接契約の案件を増やしていく
フリーランスで稼ぎたいなら、直接契約の案件で継続につなげることが大切です。私はX(Twitter)を通してさまざまな案件を獲得してきました。
Webライター専用のXアカウントを作り「#Webライター募集」「#ライター募集」と検索してみましょう。文字単価1.0円以上が多く、初心者向けの募集も見かけます。
プロフィールや固定ツイートにポートフォリオを貼っておくことも大切です。
初心者向けのクラウドソーシングは、できる限り早い段階で卒業しましょう。どんなに頑張ってもシステム利用料と振込手数料が引かれてしまうため、非常にもったいないです。
当メディアで紹介している「Webライターが案件を獲得する方法」を参考に、さまざまな方法で案件獲得に結び付けましょう。
STEP7. 文字単価1.5円~2.0円の案件に挑戦する
文字単価1.5円~2.0円は、2~3ヶ月目で十分目指せる範囲です。1ヶ月目でWebライティングとSEOへの理解を深め、2ヶ月目から勇気を出して挑戦していきましょう。
フリーランスとして安定して稼ぎたいなら、集中的にスキルを身につけて実績を積むことが大切です。
その結果、3ヶ月程で月収10万円を達成する方も多くいます。
ちなみに私の場合、2ヶ月目の後半に文字単価2.0円と2.5円の案件を獲得しました。Webライティングのスキルだけでなく、過去の経験や専門性が評価されて獲得できた案件です。
X(Twitter)でも文字単価1.5円以上の募集は多くあります。「スキルによって文字単価を上げる」と記載しているケースもあるため、好条件と感じる案件は積極的にチャレンジしましょう。
【+α】Webライターで月収30万以上稼ぐために必要な6つのポイント
1. 収入が上がる流れを理解する
2. 時給を意識して執筆する
3. SEO会社・Web制作会社の案件を選ぶ
4. 修正を減らす努力をする
5. 専門分野・得意分野を見つける
6. ブログ運営で強みになるスキルを増やす
1. 収入が上がる流れを理解する
文字単価が上がって仕事量が増えれば、当然収入はアップします。しかし、方法はそれだけではありません。
編集や監修の仕事をする、Webディレクターに昇格するなど、さまざまな方法があります。
ちなみに私は、編集・校正・校閲などの仕事にも対応するようになり、効率よく稼げるようになりました。文字単価5円以上の案件が増えたのも、幅広い業務に対応していったことが理由です。
「いつまでも一定の金額から抜け出せない…」とならないように、収入が上がる流れを理解しておきましょう。
当メディアの運営者である沖ケイタが執筆したKindle本「Webライター未経験から月収100万円を稼ぐまでのロードマップ」では、収入が上がる流れを詳しく解説しています。
- 0円→5万円
- 5万円→20万円
- 20万円→50万円
- 50万円→100万円
それぞれのレベルで必要なことを具体的に紹介しているので、ぜひこちらもお役立てください。無料で公開しています!
2. 時給を意識して執筆する
「文字単価が高い=稼げる案件」と思われがちですが、それだけで判断すると失敗する可能性があります。フリーランスで稼ぐことを決心したなら、時給を意識して効率よく稼げるジャンルを見つけましょう。
例えば5000文字の記事を執筆する場合、文字単価と執筆時間によって以下のような差が出ます。
文字単価 | 1記事の報酬 | かかった時間 | 時給 |
---|---|---|---|
1.5円 | 7500円 | 3時間 | 2500円 |
2.0円 | 10,000円 | 5時間 | 2000円 |
つまり、文字単価1.5円で受けている案件のほうが効率よく執筆できるということ。文字単価が高くても、時間がかかっていたら意味がありません。
文字単価が高いほど、WordPressへの入稿などを求められるケースも多くあります。トータルでかかる時間を考慮して、仕事を受けるようにしましょう。
3. SEO会社・Web制作会社の案件を選ぶ
SEO会社やWeb制作会社の案件を選ぶことで、マニュアルとフィードバックが徹底されているケースが多くあります。少しでも早くスキルを身につけたい方におすすめです。
クライアントがどんな人か確認するときは、募集している人のプロフィールを見てみましょう。会社名が載っていれば、どんな会社であるか検索してみるのがポイントです。
多くのWebメディア制作に携わっていることがわかるほど、仕事を受注する側としても安心できます。
また、たとえ1つの案件が終わっても、すぐに別の案件を紹介されるケースが多いのも特徴です。私はその流れで継続案件を確保していました。
特にフリーランスは継続につながるクライアントを選ぶ1つの基準として、ぜひチェックしてみてください。
4. 修正を減らす努力をする
どんなにベテランのWebライターでも、クライアントのイメージ通りに納品できなければ修正対応が求められます。
大事なのは、納品するごとに修正が減っていくこと。いつも同じことを指摘されるWebライターはとても印象が悪いです。
指摘されたところを忘れないように、メモを取るなどの対策をして修正を減らす努力をしましょう。
修正が少なくなればクライアントの負担も減ります。Webライターへの信頼も高まるため、単価アップにつながるケースも多くなるのがメリットです。
スキルがあることを認められれば、ディレクターなどの上流工程を任される可能性も高まります。
5. 専門分野・得意分野を見つける
自分の知識や経験を活かせる分野があれば、積極的に挑戦していきましょう。リサーチにかける時間を大幅に短縮できます。
もし得意な分野がなければ、”稼げる”と言われるジャンルを狙っていくのもおすすめです。
最初はリサーチに時間がかかっても、数記事書くうちに知識が増えていくでしょう。
- 金融
- 不動産
- 医療・健康
- 美容
- IT
詳しくは「Webライターの稼げるジャンル」で紹介しています。自分に書ける分野がないか確認してみましょう。
専門性を高めて活動できるほど、特定の分野に対する理解が深まります。
知識が増える分リサーチ時間が短縮できるため、効率よく稼げる仕組みがつくれるのがメリットです。
6. ブログ運営で強みになるスキルを増やす
ブログ運営は、Webライティング以外のさまざまなスキルを身につけられるおすすめの方法です。
- WordPressの操作
- SEOへの深い知識
- アイキャッチ画像の作成
- 図解の作成
- キーワード選定
上記のようなスキルがあることで、WebディレクターやSEO担当者など、仕事の幅が広がります。
私自身もブログ運営をすることで、実践的なテクニックを身につけてきました。高単価な仕事につながることも増え、大きなメリットを感じています。
ブログ運営をするWebライターは、提案時にブログの存在もアピールしましょう。
クライアント側も、ブログを見ればWebライターとしてのスキルが大体わかります。編集者の手が加わっていない、Webライター自身の実力を判断できるからです。
私の場合、SEO会社から仕事をもらいながら、SEOを意識した文章のテクニックを吸収しました。Webライターで学んだことを自分のブログで実践し、ブログも伸ばして二刀流で稼いでいます。
時間に余裕があるのなら、やらない以外の選択肢はありません。ぜひチャレンジしてみてください!
Webライターがフリーランスになる3つの注意点
1. 最初は稼げないこと理解する
2. 常に3~5案件を確保しておく
3. 確定申告の準備を進める
1. 最初は稼げないこと理解する
突然仕事を辞めてフリーランスになるのは危険です。
家族の生活を支えている方、家賃などの支払いがある方は、十分な貯蓄がないと突然フリーランスになるのは厳しいでしょう。
まずは副業から始めて、Webライターとしてのスキルを身につけるのがおすすめです。
フリーランスになりたい方は「Webライターの生活を安定させる方法」も参考にしてみてください。
最初は思うように稼げなくても、努力次第で上限なく稼げる仕事です。そのための準備を進めていきましょう。
2. 常に3~5案件を確保しておく
フリーランスとして継続するなら、常に複数のクライアントと契約しておくことが必須です。
突然仕事がなくなるリスクを回避できます。
特定のクライアントの案件だけをまとめて受けていると、いつ案件が終了するかわかりません。すぐに新規のクライアントを探せるとも限らないため、収入が一気に減ってしまう可能性があります。
そうならないためにも、仕事を分散しておきましょう。
3. 確定申告の準備を進める
確定申告は、1年間の個人の収入に対してかかる税金(所得税)を計算し、税務署に申告する手続きのことです。1月1日~12月31日を1年間とし、翌年2月16日~3月15日までに申告します。
Webライターを本業とするフリーランスの場合、年間48万円を超える所得があれば確定申告が必要です。
個人事業主として開業し、青色申告で手続きを行いましょう。節税などのメリットがあります。