未経験から最速でWebライターになるには?なり方と5人の体験談を紹介

未経験から最速でWebライターになるには?なり方と5人の体験談を紹介

結論、未経験からWebライターで稼ぐことは難しくはありません。

弊社にも100名以上の精鋭Webライターがいますが、さまざまな方が未経験からスキルを磨いて活躍しています。

活躍するWebライターの例
  • 高卒
  • 大学生
  • 主婦
  • 60代
  • 副業

しかし、正しいステップを踏んで学習していかなければ、Webライターとしての成功確率はグッと下がってしまいます。実際に多くの人が挫折しているのも事実です。

この記事では、今まで多数のWebライターと直接仕事をしてきた僕が、未経験から最速でWebライターになる方法を解説します。

未経験からWebライターで稼げるようになった人たちの体験談も伺いました。

ぜひ最後までお読みください。

この記事を書いた人

沖ケイタ

  • 株式会社沖プロ代表
  • 株式会社Webライタープロ取締役
  • 2000人以上が受講するWebライター講座「Writing Hacks」メイン講師
  • 100名の精鋭Webライター集団「Webライタープロ」運営
  • 執筆に携わった記事は数千記事を超える

>>詳細なプロフィールはこちら

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目次

未経験からWebライターになるには?3つの働き方を紹介

1. 業務委託で仕事を探す
2. Webライターを募集している企業に就職する
3. インターンシップに応募する

1. 業務委託で仕事を探す

Webライターとしてもっとも多い働き方は、業務委託で仕事を受注する方法です。フリーランスや副業問わず、Webライターは自分が対応できる分だけ仕事を受注できます。

クラウドソーシングやSNSなど、仕事を獲得できる場所はさまざまです。

2. Webライターを募集している企業に就職する

求人サイトを見れば、Webライターを募集している企業を探せます。業務委託と違って収入が安定し、短期間でライティングスキルを向上できる方法です。

ただし、自由な働き方をしたい人には適していません。収入の上限がある程度決まってしまう点はデメリットになるでしょう。

3. インターンシップに応募する

大学生の場合、インターンシップに応募するのも1つの方法です。短期間で本格的なライティングスキルを身につけられます。

インターンに応募する

実際に弊社でも、大学生とWebライターを両立する人が複数在籍しています。

ライティングスキルはさまざまな仕事で活かせるため、決して無駄にはなりません。

Webライターの仕事内容と収入の目安

1. 仕事内容
2. 収入の目安

1. 仕事内容

Webライターの主な仕事内容は、Web上に掲載する文章を書くことです。特別な資格は必要なく、未経験から始められます。

仕事の種類は多岐にわたり、以下のような種類があるのが特徴です。

主な仕事の種類
  • SEOライティング
  • 取材ライティング
  • セールスライティング
  • コピーライティング
  • シナリオライティング
  • SNSライティング
  • コラム
  • 広報・PR

なかでももっとも多いのが、SEO(エスイーオー)ライティングです。GoogleやYahoo!などで情報を調べたときに、検索結果上に表示される記事にあたります。

あなたが今読んでいるこの記事も、SEOライティングによって書かれている記事です。

未経験からWebライターを始めるのであれば、まずは基礎ともいえるSEOライティングを押さえておきましょう。

2. 収入の目安

Webライターの報酬は、主に以下の方法で支払われます。

主な報酬形態
  • 文字単価:1文字〇円
  • 記事単価:1記事〇円
  • 時給制:1時間〇円
  • 固定給制:1ヶ月〇円

業務委託の場合は文字単価や記事単価での仕事がほとんどであり、なかでも文字単価がもっとも多い報酬形態です。

ただし、最初の1~2ヶ月はほぼ稼げないと考えたほうがよいでしょう。Webライター初心者の収入の目安は、数千円~数万円ほどです。

どんなに頑張っても、最初は時給に換算すると「アルバイトのほうが稼げる」と感じる金額になることを覚悟しておいてください。

最初のつらい記事を乗り越えれば、3ヶ月ほどで月10万円稼げるようになる人も少なくありません。副業でそのくらい稼ぐ人もいます。

そして、少しずつスキルを増やして仕事の幅を広げ、30万円、50万円と、月収が増えていきます。

努力次第で年収1000万円を目指せる仕事です。

未経験から最速で稼ぐ!Webライターのなり方を11ステップで解説

少しでも早く稼げるWebライターになるには、正しいなり方に沿ってスキルを身につけることが欠かせません。未経験者が簡単に稼げる仕事ではないことを理解したうえで、少しずつレベルアップしましょう。

最初にきちんと学べば、早くて2~3ヶ月ほどでだいぶ自信がつくはずです。

STEP1. 作業環境を整える
STEP2. 書籍で勉強する
STEP3. SEOを勉強する
STEP4. ブログで練習する
STEP5. ポートフォリオを作る
STEP6. クラウドソーシングに登録する
STEP7. プロフィールを作り込む
STEP8. 案件を探す
STEP9. 提案文を作り込む
STEP10. 実績を積み上げる
STEP11. より条件の良い案件を探す

STEP1. 作業環境を整える

Webライターとして仕事をするうえで最低限必要なものは、パソコンとインターネット環境です。高スペックなパソコンを購入する必要はありません。

Googleドキュメントを使って納品するケースが多いため、仕事用のGoogleアカウントを作っておくのがおすすめです。

STEP2. 書籍で勉強する

まずは書籍でWebライティングの全体像を把握しましょう。

僕のおすすめは以下の2冊です。

ほかにも、Webライターに役立つ書籍を「Webライター初心者におすすめの本」で紹介しています。ぜひ参考にしてください。

また、当メディアでは僕のKindle本Webライター未経験から月収100万円を稼ぐまでのロードマップを無料で公開しています。

Webライターとして稼ぐ流れが把握できる1冊になっているので、最初に読む本として活用してもらえると嬉しいです!

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STEP3. SEOを勉強する

Webライターの仕事ではSEO案件が圧倒的に多いため、最初にSEOの基礎知識を身につけておくことが大切です。

SEOを理解しているだけで、ほかの初心者との差別化になります

なお、効率よく学んで早く稼げるようになりたい人は、Webライター向けの講座を受講するのも1つの手段です。

カリキュラムに沿って実践的に学べる環境が整っているので、時間を無駄にせずスキルアップを目指せます。

STEP4. ブログで練習をする

WebライティングとSEOを実践的に学ぶ場所としてブログが最適です。

案件によってはWordPress(ワードプレス)への入稿を求められるケースもあるため、操作に慣れるためにもWordPressで開設しましょう。

レンタルサーバーとドメインの費用がかかりますが、月に千円程度です。それが理由でブログをやらない人も多いですが、正直かなりもったいないと感じます。

ブログはWebライター自身のスキルをアピールするうえで最適なので、ぜひ活用してみてください。最初のうちは自分が書きやすいジャンルから始めればOKです。

STEP5. ポートフォリオを作る

ブログで何記事か練習をしたら、WordPress内にポートフォリオを作りましょう。

ポートフォリオには、Webライター自身の経験や実績などをまとめます。クライアントが選考時に見る重要な資料です。

以下のような情報を盛り込み、自分のスキルや経験をアピールしてください。

ポートフォリオに記載する項目
  • 自己紹介
  • 経歴・保有資格
  • 経験・趣味
  • 得意ジャンル・執筆実績
  • 業務の対応範囲
  • 参考単価
  • 連絡先
Webライターのポートフォリオ

その際、ブログで練習した記事をサンプル記事として載せましょう公開できる実績がない未経験者でも、きちんと学んで努力している姿勢が伝わります。

詳しくは以下の記事で書き方を紹介しているのでご覧ください。

STEP6. クラウドソーシングに登録する

Webライターの仕事の探し方にはさまざまな方法がありますが、未経験者が最初に案件を獲得するならクラウドソーシングがおすすめです。

クラウドソーシングの仕組み

大手のクラウドソーシングサイトである「クラウドワークス」と「ランサーズ」に登録しましょう。初心者向けの案件が豊富にあるため、自分の得意なジャンルを探しやすくなります。

具体的な登録方法は以下の記事をご覧ください。

STEP7. プロフィールを作り込む

クラウドソーシングに登録したら、まずはプロフィールを作り込むことが大切です。

クライアントが選考時に目にする場所なので、ポートフォリオのようにスキルや経験をアピールしましょう。ブログで練習した記事をここでも活かせます。

また、クライアントからの信頼を得るためにも、以下の項目の確認を済ませておくことをおすすめします。

  • 本人確認
  • 機密保持確認
  • 電話確認

STEP8. 案件を探す

初心者は0→1を達成するのがかなり難しく、そこで挫折する人も少なくありません。

最初はなかなか採用されなくて当たり前なので、失敗を恐れずチャレンジし続けることが大切です。

Webライティングの基礎を学び、ブログで実践的に練習をしているなら、最初から文字単価1円前後に絞って探してみましょう文字単価0.5円以下の低単価案件は避けるべきです。

例えば、クラウドワークスの場合は、仕事カテゴリで「ライティング・記事作成」を選択したあとに、キーワードを「初心者」に絞ることで初心者向けの案件を探しやすくなります。

こだわり検索で文字単価の範囲を入れれば、条件に合う案件だけが表示されるのでおすすめです。

「初心者」に限らず、自分の書きやすいジャンル(美容、キャンプなど)のキーワードに絞って検索してみるのもよいでしょう。

募集文の中に「フィードバックあり」「マニュアルあり」と記載されている案件ほど、Webライターとして成長できる環境が整っているといえます。

Webライターのフィードバック

ただし、必ずクライアントのプロフィールや評価を確認して、安心できる人であると判断してから応募を進めることが重要です。

なかには初心者を狙った悪質なクライアントもいるため、条件の良すぎる案件には注意してください。

STEP9. 提案文を作り込む

気になる案件に応募するときに送る文章のことを「提案文」といいます。そもそも提案文の印象が良くなければ、プロフィールやポートフォリオすら見てもらえません

提案文には以下の項目を含め、クライアントごとに適した内容で送る必要があります。

提案文に入れる内容
  • あいさつ・自己紹介
  • 質問への回答
  • 経歴・保有資格
  • 執筆実績・得意ジャンル
  • 対応できる業務
  • 対応できる本数
  • 締めの言葉

なかには提案文を毎回コピーして使い回す人もいますが、同じ文章を使い回すのはNGです。

クライアントの募集に対して興味をもっていることを示せるように、印象に残る提案文を意識して作りましょう。

会社やメディアが公開されている場合は、その情報を確認したうえで熱意を伝えるのも効果的です。

メディアを拝見し、美容業界に3年間携わっていた自分の知識や経験が活かせるジャンルであると感じました。また、読者に寄り添った記事の書き方が魅力的で、ぜひこちらのメディアで執筆したいと思いました。

「一生懸命頑張ります!」と誰でも書ける熱意を伝えるのではなく、きちんと自社のことを考えているんだなと感じてもらえるように書くことがポイントです。

STEP10. 実績を積み上げる

案件に採用された場合は、クライアントが用意したマニュアルやレギュレーションに沿って執筆を進めます。

マニュアルやレギュレーションは100%守るべきルールとして覚えておきましょう。

最初のうちは、1記事を仕上げるだけでかなり時間がかかるかもしれません。1ヶ月間頑張っても、稼げたのは数千円~1万円ちょっとという人がほとんどです。

それでも諦めずに実績を積み上げることで、3ヶ月後には5~10万円ほど稼ぐ人が増えていきます。

そこを乗り越えられずに挫折する人が非常に多いので、諦めずにスキルアップし続けることが重要です。

STEP11. より条件の良い案件を探す

ある程度実績が増えてきたら、クラウドソーシングの案件を減らしていくのがおすすめです。

大手のクラウドソーシングは、報酬からシステム利用料や振込手数料が引かれてしまいます。せっかく働いたのに収入が減ってしまうのはつらいですよね。

そのため、安定して稼いでいる人の多くは直接契約の案件に切り替えています

直接契約は発注者とダイレクトでやり取りを行うため、働いた分だけ報酬を受け取れるのが特徴です。

直接契約の案件は、X(Twitter)からの応募や、自ら営業を行うことで獲得できるチャンスがあります

クラウドソーシングよりも条件の良い案件に出会える確率が高いのがメリットです。

なお、Webライターのなり方は僕のKindle本Webライター未経験から月収100万円を稼ぐまでのロードマップでも詳しく紹介しています。

当メディアからLINE登録をすれば無料で読めるので、ぜひチェックしてみてください!

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【体験談】未経験からWebライターで稼げるようになった5人のなり方

当メディアでは、未経験からWebライターをスタートし、月収50万円を達成した5人からお話しを伺いました。

どのような方法で学習をして、仕事を獲得したのかといったお話を聞いています。ぜひリアルな体験談を参考にし、新たな挑戦に役立ててください。

1. 及川颯さん|実践で数をこなしてスキルアップ
2. 七瀬ユウさん|書籍やYouTubeも活用して知識を習得
3. 池田紫乃さん|未経験者OKの案件からスタート
4. 七瀬あみさん|クライアントのマニュアルで知識を習得
5. 梅澤浩太郎さん|講座を受講して一気にレベルアップ

1. 及川颯さん|実践で数をこなしてスキルアップ

及川颯さん:X(@hayate_writing
Webライターを始めたきっかけを教えてください。

IT営業や農機具整備など、職を転々としていたのですが、ある日「そもそも会社に属するのがめちゃくちゃ向いてない」ということに気づきました。

そして「在宅で人とほぼ関わらない仕事」を探して、Webライターにたどり着きます。

どのような方法でWebライティングの知識を身につけましたか?

最初はとりあえず手を動かそうと、特段の勉強はせずぶっつけ本番で案件に臨みました。アフィリエイトブログで稼いだ経験があったので、ムダに自信だけはついていたのも理由です(笑)

本格的にWebライター活動を始めてからは、SEOもライティングも、丁寧なフィードバックをくれるクライアントさんのおかげで知識が身につきました

Webライターになって最初に採用された案件はどのようなものでしたか?

最初はクラウドワークスでひたすら営業していたのを覚えています。以下2つの案件に、ほぼ同時期に採用されました。

  • IT関連:文字単価2円(スプレッドシートに執筆)
  • WordPressについて解説する個人ブログの執筆:文字単価1円(WordPress直接入稿)

ブログ運営をしていた実績と、元IT営業職のソフトスキルをひたすらアピールして営業活動をしました。

「初心者の頃にもっとこうしておけば良かった」と、今だから思うことはありますか?

強いて言えば「Xでの発信をちゃんとやっておくべきだった」かもしれません。特に1年目は、報酬や月収のことばかりつぶやいていたので……。

有難いことに「稼いでいるライターさんは書けるはず」という理由で声をかけてくださった企業担当者さんがいらっしゃいました。しかし「ちゃんとライティングの発信をしていたらもっとお声がけが多かったかも?」と今になって思います。

これからWebライターを始める方へアドバイスをお願いします。

基礎的な文章力を学ぶのはもちろんですが、あわせて「SEOに強い構成作成」のスキルを早めに身につけたほうが良いと思います。

今まで多くのWebライターと関わってきましたが、SEOに強い構成をバシッと作れる方は決して多くありません。ガッツリとフィードバックがもらえるクライアントを見つけて、まずは構成作成のスキルを盗むのがおすすめです。

2. 七瀬ユウさん|書籍やYouTubeも活用して知識を習得

七瀬ユウさん:X(@nanayu_writer
YouTube(@nanayu_writer
Webライターを始めたきっかけを教えてください。

「働き方を変えたい」と思ったことがきっかけです。自己理解を深めていくなかで、唯一「書くこと」が人よりも少し得意だと感じました。Webライターという働き方を知り、「在宅で働けるフリーランス」に憧れたのも同時期です。

それから「書くこと」を武器にしたキャリアを見据えて、社会人4年目にWeb広告企業へ転職。ライターとしてのスキルを本格的に磨き始めました。

どのような方法でWebライティングの知識を身につけましたか?

ブログを書いていた経験があったため、そこで学んだSEOの知識を活かしながら実際の案件でライティングのスキルをさらに深めていきました。

フィードバックをいただきながら、書籍やYouTubeで不足分の知識を習得その過程で「一度体系的に学びたい」と考え、ライティング関連のスクールにも通いました。

実践と学習を同時並行で行うことで、効率的にスキルを高められたと思います。

Webライターになって最初に採用された案件はどのようなものでしたか?

最初の案件は、IT関連用語を1000文字ほどで解説する内容だったと思います。ランサーズで見つけた案件で、SE(システムエンジニア)の経験をアピールしながら提案したところ、文字単価1円ほどで採用していただきました。

「初心者の頃にもっとこうしておけば良かった」と、今だから思うことはありますか?

文章について体系的に学ぶのが遅かったと反省しています。ブログ運営時にSEOやブログの仕組みは勉強していたものの、文法や構成などの基礎をしっかり身につけたのはWebライターとして活動を始めてからでした。

早い段階で文章力を磨けば、よりスムーズに成長できたと思います。

これからWebライターを始める方へアドバイスをお願いします。

まずは目の前の仕事に誠実に取り組むことが大切です。スキルを高めてクライアントに貢献できれば実績が増え、仕事の幅が自然と広がり、文字単価も上がっていきます。

小さな実績を積み重ねることで、最終的に大きく成長できると感じます。

3. 池田紫乃さん|未経験者OKの案件からスタート

池田紫乃さん:X(@ayame_purple9
Webライターを始めたきっかけを教えてください。

銀行→保険会社に転職したばかりでしたが、仕事のストレスで体調を崩し、在宅かつ自分のスキルでお金を稼げる仕事を始めたいと考えたのがきっかけです。

もともと文章を書くことは苦ではなかったこともあり、前々から何となく興味のあったWebライターに挑戦しました。

どのような方法でWebライティングの知識を身につけましたか?

実践ベースで学ぶことが多かったと思います。Web記事やYouTube、書籍でインプットもしていましたが、講座や教材はいっさい使わなかったです。

Webライターになって最初に採用された案件はどのようなものでしたか?

資産運用ジャンルのSEO記事執筆です。クラウドワークス経由で、文字単価0.6円×3000字程度、未経験者OKという条件だったと思います。

担当の方がとても丁寧で、右も左もわからない私に対して、わざわざ通話で手取り足取りご教示くださったのをよく覚えています。「H2・H3見出しの意味は…」みたいなところから教えていただきました(苦笑)

「初心者の頃にもっとこうしておけば良かった」と、今だから思うことはありますか?

初心者のうちに、ブログ運営をしっかり経験しておくべきだったと感じています。WordPressの基礎を学ぶために、サーバー契約やドメイン取得、初期設定などには一通り挑戦しましたが、立ち上げたブログを継続して育てることはしませんでした。

その結果、SEOやメディア運営そのものに関する知識が浅く、実務の中で苦労する場面が多かったです。

これからWebライターを始める方へアドバイスをお願いします。

とにかく臆せずにチャレンジしてほしいなと思います。

私自身、専業になってからも「自分なんかにWebライターなんてできるのだろうか」「この仕事だけで食べていけるようになるのだろうか」と不安が先行して足踏みをしてしまうことが多々ありました。

チャレンジの母数が多ければ、その分掴めるチャンスや成功の数も多くなるはずなので、「とりあえずやってみる!」という気持ちで挑戦してみてください。

4. 七瀬あみさん|クライアントのマニュアルで知識を習得

七瀬あみさん:X(@nanase_amiiii
Webライターを始めたきっかけを教えてください。

子育てと仕事(パート)の両立が難しくなったのが理由です。自分の体調不良も重なり、子供たちに「お帰りなさい」と言える環境で働くことを決断し、Webライターを始めました。

どのような方法でWebライティングの知識を身につけましたか?

最初のクライアントがとても細かいマニュアルを用意してくれたため、SEOやWebライティングの基礎知識はそこで身につけました。

また、仕事で学んだことを自分のブログで活かし、実践的なSEOのスキルを身につけたおかげで今の仕事につながっています。

Webライターになって最初に採用された案件はどのようなものでしたか?

クラウドワークスで募集していた「編集」の仕事から始めました。今考えるとあり得ないですが、Webライター初心者の私が、同じく初心者の記事を編集して指示を出している状態です。

4000文字300円という超低単価な案件でしたが、その経験のおかげもあり、2ヶ月目で文字単価2.5円の仕事を獲得できました。

「初心者の頃にもっとこうしておけば良かった」と、今だから思うことはありますか?

体系的にWebライティングを学べる本を購入したり、講座を受講したりすれば良かったと思います。

Webライター2年目に、自分の文章の癖を指摘されたことがありました。今でも無意識にやってしまうので、もっと早く気づければ癖にならなかったのでは?と少し後悔しています。

これからWebライターを始める方へアドバイスをお願いします。

「初心者=低単価の仕事から始める」というルールはありません。私のように編集から始める人もいるので、とにかく気になる案件には積極的に挑戦すべきだと思います。

継続的に稼ぎ続けたいなら、スキルを増やし、向上させる努力が大切です。

5. 梅澤浩太郎さん|講座を受講して一気にレベルアップ

梅澤浩太郎さん:X(@K_TR0
Webライターを始めたきっかけを教えてください。

会社員として頑張ろうとしたものの、仕事の充実感が感じられなくて個人事業主になりました。

その後「自分のビジネスを持とう」と挑戦して挫折。「そろそろ収入がないとマズい」という状況で始めたのがWebライターですど

どのような方法でWebライティングの知識を身につけましたか?

Webライターになって半年以上過ぎた頃に、沖ケイタさんがメイン講師を務める講座「Writing Hacks(ライティングハックス)」を受講しました。記事を添削してもらうことで、効率よくスキルを身につけられました。

Webライターになって最初に採用された案件はどのようなものでしたか?

ランサーズに登録し、10件ほど応募してようやく1件採用されました。「特定の転職エージェントの利用経験があるライター」を募集しており、ちょうど当てはまったのが理由です。

「1記事5000文字以上、報酬は5000円」という条件だったのですが、実際には1記事あたりの文字数が1万文字を超えることもあり、実際の文字単価は0.5円程度でした。

この頃はまだ講座を受講していなかったため、しばらく思うように稼げない状態が続きました。

「初心者の頃にもっとこうしておけば良かった」と、今だから思うことはありますか?

1つの案件に絞らず、色々な案件に取り組めばよかったと思います。案件を比較して良し悪しを判断しやすくなるからです。

私の場合、最初の案件でフィードバックをもらえたのは良かったものの、作業量のわりに単価が安いものでした。当時は比較対象がないため、そうした状況が自覚できていませんでした。

これからWebライターを始める方へアドバイスをお願いします。

Webライターは最初の時期が1番大変です。特に最初の1万円を稼ぐまでが、もっとも苦労すると思います。その時期を乗り越えられずに挫折する初心者ライターさんをたくさん見てきました。

継続すればスキルが上がって実績も増え、だんだん楽になっていきます。最初の時期を乗り越えられるかが勝負であることを意識して頑張ってください。

ここで紹介した方々には、初めて月50万円を稼いだときのことも詳しくインタビューしています。

将来的にレベルアップしたい人は、ぜひ以下の記事も読んでみてください。

Webライターに向いている人の特徴5選

1. 文章を書くのが嫌いじゃない
2. 情報収集をする習慣がある
3. 他人の気持ちを考えられる
4. スケジュール管理が得意
5. 決められたルールを守れる

1. 文章を書くのが嫌いじゃない

文章を書くのが好き、本を読むのが好きという人ほど向いていますが、嫌いじゃなければ仕事として成立するので安心してください。

文章を書くのが嫌いであれば、Webライターの仕事は苦痛です。別の職種を選んだほうがよいでしょう。

なお、文章を書くのが得意じゃないのは、未経験のうちから気にする必要はありませんどんどん記事を書いていくうちに克服できる可能性が高いです。

2. 情報収集をする習慣がある

わからないことや気になることを日頃から調べる習慣がある人はWebライターに向いています。

Webライターの仕事はリサーチが重要です。どの情報を入れるべきか、信頼できる情報であるかを判断する力が求められます。

特に知識のないジャンルで執筆するときは、0から知識を身につけなくてはなりません。そのためのリサーチが面倒に感じない人ほど、Webライターに向いています。

3. 他人の気持ちを考えられる

Webライターは、読者に寄り添った記事を書くことが重要です。

  • なぜこのキーワードで検索したのか
  • 読者がどんな情報を求めているか
  • どんな言葉があれば行動に移せるのか など

読者のことを考えながら構成や執筆を進めなければなりません。

同時に、クライアントが記事を依頼する目的も理解する必要があります。

読者とクライアントの両方を意識して執筆する

相手の気持ちを考えられる人ほど、両方の目的を考慮した執筆ができるでしょう。

4. スケジュール管理が得意

副業やフリーランスとしてWebライターをする場合、自分で仕事を獲得してスケジュール管理を行う必要があります。普段からスケジュール管理に慣れている人のほうが向いているでしょう。

本業や生活に支障が出ないように気をつけながら、余裕をもってスケジュールを組むことが重要です。「このくらいは大丈夫だろう」と思っていても、納期に間に合わず徹夜状態で仕事する人も少なくありません。

修正対応がある可能性も考慮しながら、無理のないスケジュール管理を行いましょう。

5. 決められたルールを守れる

マニュアルやレギュレーションは、クライアントによって異なります。

細かいルールに柔軟に対応できる人ほどWebライターに向いているでしょう。

  • 納期を守る
  • すぐに返信をする
  • マニュアルを守る

残念ながら、こんな当たり前のことができないWebライターがかなり多いんです。

最低限の報告・連絡・相談がしっかりできるだけで信頼度が上がります。

Webライターの仕事の流れを7ステップで解説

Webライターの仕事でもっとも多い、SEOライティングの仕事の流れを例として紹介します。

1. 仕事の検索
2. 応募・テストライティング
3. 採用
4. リサーチ・構成作成
5. 本文の執筆・推敲
6. 納品
7. 報酬の受け取り

1. 仕事の検索

Webライターが仕事を探す方法にはいくつかの種類があります。

スクロールできます
仕事を探す場所探す方法
クラウドソーシングクラウドワークスランサーズなど
X(Twitter)「#ライター募集」「#Webライター募集」で検索
求人サイトIndeed、dodaなど
メディアへの直接営業メディアへ直接問い合わせる
マッチングサイトWプロマッチミライトマッチなど

未経験でも仕事を獲得しやすいのは、無料で登録できるクラウドソーシングです。初心者向けの案件が多く、匿名でやり取りを行えます。

ただし、さまざまな種類のクラウドソーシングがあり、各社で特徴が異なります。以下の記事で各社の特徴を確認してみましょう。

慣れてきたらクラウドソーシング以外の場所で探して、クライアントとの直接契約に切り替えていく流れが一般的です。

2. 応募・テストライティング

気になる案件を見つけたら積極的に応募しましょう。案件によってはテストライティングを求められることもあるので、全力で取り組むことが大切です。

特にクラウドソーシングから応募する際は、信頼できるクライアントであるか、プロフィールや評価を見て確認してください。

初心者を狙った悪質なクライアントがいるのも事実なので、条件の良すぎる案件には注意しましょう。

3. 採用

クライアントによっては、業務委託契約書などの締結を求められることがあります。内容をよく読み、きちんと理解してからサインをしてください。

また、仕事が始まる前に、不明点があれば確認しておくことが必須です。

毎月どのくらいのペースで仕事がもらえるのか、報酬を受け取れるタイミングはいつなのかなど、スケジュール管理をするうえで大切になる部分は先に把握しておきましょう。

4. リサーチ・構成作成

クライアントからキーワードを指示され、そこから記事の構成を作っていくのが基本的な流れです。

案件によっては構成作成済みのケースもあるので、その場合は「5.本文の執筆・推敲」から始めてください。

キーワードを受け取ったら、まずは検索意図(ユーザーがそのキーワードで検索する目的)を考えます。時間をかけてリサーチを行い、必要な情報を整理しましょう。

未経験者は構成作りでしばらく苦戦するかもしれません。しかし、何記事も作ることで慣れていく部分なので、繰り返し練習することが大切です。

5. 本文の執筆・推敲

クライアントが構成をチェックしてOKが出たら本文の執筆に進みます。

Webライティングを上達させるには、とにかく練習あるのみです。

執筆時に意識するポイント
  • 箇条書きや表でわかりやすくする
  • 日本語の間違いに気をつける
  • PREP法を用いてわかりやすく伝える
  • 冗長表現をなくす
  • 記事全体の表記ゆれをなくす
  • 一文が長くなりすぎないようにする
  • 文章のリズムを大切にする

文章を書き終わったら、声に出して読む習慣をつくりましょう。間違いやおかしいところがないかを確認するために、必ず納品前に「推敲」を行います。

クライアントが指定したマニュアルがある場合は、指示通りに書けているか入念にチェックを行ってください。信用問題に関わります。

6. 納品

クライアントが指定した方法通りに納品します。最低でも以下の3つの納品方法に対応できるようにしておくのが理想です。

  • Googleドキュメント
  • Word
  • WordPress入稿

修正を求められたら速やかに対応しましょう。

なぜ修正になったのかを理解し、次回以降、同じことを指摘されないようにすることが重要です。

7. 報酬の受け取り

クラウドソーシングの場合は、決められたタイミングでまとめて報酬が支払われます。納品したものがきちんと検収されたか、必ず確認してください。

クライアントと直接契約をしている場合は、Webライター側で請求書の発行を行ってから報酬が支払われますタイミングはクライアントごとに異なるため、事前に確認しておきましょう。

仕事をした分だけ報酬をもらえるのがWebライターの魅力です。

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